歴史にIFはないと申しますが、ちょっと位は夢があってもということで、
ゲーム(PS2版 太閤立志伝Ⅴ)の成り行きに妄想をくっつけてブログにしていこうと思います。
第1部
~はじまり はじまり~
時は戦国永禄3年(1560年)。
後世に残る桶狭間の戦いがあったこの年、そのような三河の混乱から程遠い京都の一角、
今も昔も変わらない清水の舞台で人生を変えられた一人の男いた。
男は15歳で、名は幸之助といった。
幸之助はその年で一人暮らしをしていた。
親はかの有名な幻術師の果心居士であるが、
織田信長に秘蔵の幻術を見せたが家禄にはありつけなかった男に、
すでに成人を迎えた息子を養っていく経済力はなかった。
家だけはあてがわれた幸之助だったが、すぐに働かなければならなかった。
当時から物価の高い京の町。男一人でも暮らすだけでも一苦労である。
幸之助は居酒屋で用心棒の仕事をしていた。
稼ぎは少なかったが、父である居士から習った武術で酔っ払いを追い払うだけの簡単な仕事だった。
かの幸之助には夢がなかった。だから稼ぎもさほど必要なかった。
果心の苗字を名乗れば振るかえる人もいるのだろうが、あえて彼は山中と名乗っていた。
多少自信のある武術を極めるという気持ちもなく、その日その日を楽しめればよいそんな気持ちでいた。
それが変わったのが清水の舞台で行なわれた『歌舞伎の舞台』である。
舞台で踊るのはお国と呼ばれている出雲での女だった。
地元の大社の改築資金を集めるために踊っているらしい元巫女の女は、
女性にもかかわらず、男性でも踊らないような激しい踊りを踊った。
『峻烈』それが幸之助が最初に感じたことだった。
そして、彼は自分がひどく哀れな人間のように思えてきた。
このような乱世の時代、一国の主を目指すもの、はたまた天下を狙うぶへんものは多い。
そのようなものたちにはこのお国が今はなっているような峻烈さがある。
どこか人生やこの乱世というものを悲観しあきらめていた幸之助の心にチッと燃える炎があった。
「この小さな命の炎の価値を戦国の世で推し量るも一興か」
かれは大空を見上げた。そして覚悟した、この乱世の真っ只中で生きていくことを。
つづく(覚えていたらきっと)
ゲーム(PS2版 太閤立志伝Ⅴ)の成り行きに妄想をくっつけてブログにしていこうと思います。
第1部
~はじまり はじまり~
時は戦国永禄3年(1560年)。
後世に残る桶狭間の戦いがあったこの年、そのような三河の混乱から程遠い京都の一角、
今も昔も変わらない清水の舞台で人生を変えられた一人の男いた。
男は15歳で、名は幸之助といった。
幸之助はその年で一人暮らしをしていた。
親はかの有名な幻術師の果心居士であるが、
織田信長に秘蔵の幻術を見せたが家禄にはありつけなかった男に、
すでに成人を迎えた息子を養っていく経済力はなかった。
家だけはあてがわれた幸之助だったが、すぐに働かなければならなかった。
当時から物価の高い京の町。男一人でも暮らすだけでも一苦労である。
幸之助は居酒屋で用心棒の仕事をしていた。
稼ぎは少なかったが、父である居士から習った武術で酔っ払いを追い払うだけの簡単な仕事だった。
かの幸之助には夢がなかった。だから稼ぎもさほど必要なかった。
果心の苗字を名乗れば振るかえる人もいるのだろうが、あえて彼は山中と名乗っていた。
多少自信のある武術を極めるという気持ちもなく、その日その日を楽しめればよいそんな気持ちでいた。
それが変わったのが清水の舞台で行なわれた『歌舞伎の舞台』である。
舞台で踊るのはお国と呼ばれている出雲での女だった。
地元の大社の改築資金を集めるために踊っているらしい元巫女の女は、
女性にもかかわらず、男性でも踊らないような激しい踊りを踊った。
『峻烈』それが幸之助が最初に感じたことだった。
そして、彼は自分がひどく哀れな人間のように思えてきた。
このような乱世の時代、一国の主を目指すもの、はたまた天下を狙うぶへんものは多い。
そのようなものたちにはこのお国が今はなっているような峻烈さがある。
どこか人生やこの乱世というものを悲観しあきらめていた幸之助の心にチッと燃える炎があった。
「この小さな命の炎の価値を戦国の世で推し量るも一興か」
かれは大空を見上げた。そして覚悟した、この乱世の真っ只中で生きていくことを。
つづく(覚えていたらきっと)

がいます。



