無事、8ヶ月に入りました~。
胎動もだんだん激しくなり、
最近、ソラの得意技は「膀胱キック」です。

今週の火曜日に健診に行って来たのですが、
なんと逆子なことがわかり、
怪しい逆子体操を伝授され帰ってきました。

あやしい体操

姉も8ヶ月の頃、逆子だったのですが、
なんの体操もせずに自然になおったので
私もこのつらそうな姿勢の体操は、きっとやらないでしょう。

育児書によれば、産まれるまで逆子が治らない確率は3~5%で、
ほとんどの場合は自然に治るそうです。
だから心配はしていませんが、
足が下なので、キックされるところが膀胱なのがツライ。
ちょっとトイレを我慢している時などは、
大変な危険が潜んでいるのです。

ちなみに、全然関係ありませんが、
この間私の友人が、カナダにオーロラを見に行きました。
旅行会社のPRでは、

「95~97%の確立でオーロラが見られます。」

と言われていたにもかかわらず、
残りの3~5%に入った友人。
かわいそうに・・・・・・。

あんなに寒いところに3日もいたのに、オーロラは見られず
わずか3~5%の中に入ってしまう友人。

実はこの友人、S君は

「ハプニングを引き寄せる男」

なのです。

めったに雨の降らないところに旅行に行ったのに、
大雨で観光できなかったり、
フラワーパークに行ったのに、花が1輪も咲いていなかったり、
彼女と、
初めて行った旅先のホテルのベッドが「二段ベッド」だったりと
普通に行って普通に帰ってくることが絶対にない男なのです。

なので今回のオーロラも、3~5%に入ることは、
なんとなく想定内でした。

でもまぁ、彼女と行ったと言うところに意味があるのであって、
またそんなハプニングも、
のちのちのネタになるのでよかったじゃないか、S君。

というわけで、私もS君のように
3~5%に入らないよう祈りましょう。


助産師さんの健診は、毎回とても丁寧で、
聞くこと全部に親切に答えてくれるので、
ついついどうでもいい事まで聞いたりして、
今までとは、精神的な安心感が違います。

逆子だとわかった時も、
「きっと頭を上にしているのは、
ママの声をよく聞きたいからなのかもね。」
などという、いかにも子供好きな人が言いそうな、
私では思いつかないような甘~い一言を言うので、
一瞬とまどいましたが、
「そうですね~、あははは。」
と、しどろもどろに答えました。

声を聞きたがっているなんて、考えもしませんでした。
でも、そういう人が病院にいてくれると、
入院する方としては安心ですけどね。


さて、出産準備のひとつとして、
考えなければならないもの。

それは「名付け」

B妻さんのところでは出産前、
B山家の掟とも言える「黒い名前 」にこだわって考えていたようですが、
うちは特にそういった決まりごともなく、
”付けちゃマズイ”名前もなく、
非常に自由に考えています。

4ヶ月に入ったある日、ダーリンに
「ねえ、名前って何か考えてる?」

「まだ先だからね。全然・・・・・・。」
「いや、本当はちょっとだけ(笑)」

「そうなの?例えばなあに?」

この時は照れてしまって教えてくれませんでした。
私はその時、男の子の名前ばっかり考えていて、
それも音や響き重視でとても公表できる名前じゃなかったので
私もその時は秘密にしていました。

妊娠するなどと思いもしなかった頃、ダーリンは自分の子供に
自分の名前に「子」を付けた名前にするという
例えば「ダリ子」みたいな
絶対ありえない名前を付けると言い張っていたので
私の心の中は「却下」一色。
ダーリンの名付けのセンスを疑っていたのでした。

6ヶ月に入った頃、性別もなんとなく女の子っぽいことがわかり、
名付けも具体的になってきました。

二人の共通の名付けの基準は、
誰もが読める名前であること。
当て字や読みにくい漢字は使いたくない、
というのが一致した考えでした。

もちろん今の時代、当て字は当たり前で、
それはそれで可愛いし個性的。とは思うのですが、
名前は自分だけのものではなく、
一生のうち何度も人に読んでいただく、自分の大切な一部なのだから
フリガナがないと名前が読めないとか、よく読み間違われるとか
そういうわずらわしいのは嫌だなと私は思うのです。


ある日食事をしながら
「ねえ、名前考えた?」

「うん。考えたのは男の子でも女の子でも大丈夫な名前だよ。
美奈は何か考えた?」

「うーん・・・・・・。胎児名そのまま”ソラ”以外、まだ考えてない。」

「あのね、勇気ってどうかな?
俺が今まで生きてきた中で、
勇気があればって思ったことたくさんあるから。
子供には勇気をもって生きて欲しい。」

ダーリンったら、すごく普通で、
まともな名前を考えているじゃありませんか。

しかも願いっぽいことまで考慮して、
いつか子供に名付けの由来を聞かれても
しっかり答えられるほど、ちゃんとした名前を考えておりました。

ダリ子はいったいどこへ!?

私はと言えば、本当に漠然としていて、
生まれる季節が初夏だから、光溢れるような、暖かい太陽のような、
さわやかな風のような、などとイメージだけは思い浮かぶものの
具体的な名前は考えていませんでした。

ダーリンは私に、子供の名前には、
何か具体的な名付けの理由を考えて欲しいと言いました。
なるほど。
ダーリンの「勇気」同様、願いを込めるってことね?

ある日私は、自分は人生の中で何を大切だと思って生きているだろう。
そして、子供には何を大切にして欲しいだろうと考えてみました。
ダーリンがダリ子以外の名前を考えていたことに触発され、
やっと真剣に考えはじめた私。

本屋さんで名付けの本を見たり、
ネットで名付け関連のページを見たりしましたが、
どれもいちいち画数計算とか、非常にめんどくさい。
ここで良くてもこっちはダメとか当たり前なんで、
この際、姓名判断は気にしないことにしました。

まあ、実家の母が占い師なので
最終的には候補を上げて見てもらうつもりですが、
今のところ、音や呼びやすさ重視で考えていくことにしました。

誰もが子供に願うことですが、
健康で優しい子に育って欲しいのは言うまでもなく、
私が、自分の子供に一番大切にして欲しいものは、
自分と相手の「心」。

女の子なら可愛らしくていいんじゃないかと思い、
私の中では今のところ第1候補。
ちょうどその頃、ダーリンもまた新たな名前を考えていて、
今度はまた、すごい理由付きの名前を思いついていました。

ギリシャ神話の詩歌・音楽・学問・芸術などの
知的活動を司る9人の女神の総称ムーサの英語名
ミューズのミューから

「美優なんてどう?」

あぎゃ!
ギリシャ神話とは、すごい所に行きましたね。

「ミューズって薬用石鹸あるよね。
あれもそれと関係あるのかしら?」

「えっ!石鹸・・・・・・。」
「そう、ばい菌をやっつけるやつ。」

「ええ!由来を調べてみようよ。」

HPで調べて見ると、あの石鹸のミューズは
ギリシャ神話からとったものだと判明いたしました。

なーんで薬用の、ばい菌をやっつける石鹸の名前に
「知的活動を司る女神」が関係あるのでしょう?
まったくよくわかりませんが、そういうことなのでダーリンに報告。

「石鹸と一緒じゃなぁ。もう少し、考えよう・・・・・・。」


まあね、まだ産まれないからゆっくり考えてくれ。

ちなみに、健診の超音波画像では

逆子だったため股の部分が確認できず、
今回もはっきりとした性別はわかりませんでした。

ダーリンは性別を聞かれると、

「女の子か、ものすごくチンチンの小さい男の子。」

と答えています。


ダーリン。

新生児のチンチンは、普通ものすごく小さいぞ。