皆様の温かい励ましのお言葉とアドバイスによって、
すっかり元気になりました。
貴重なご意見を伺う機会に恵まれ、
ブログやってよかったなと思っています。
本当にありがとうございました。

さて今回の悲しみが怒りに変わる頃、
実家の母にももれなく愚痴った私。
「隣のママにこんな風に言われちゃたのよ~。」
てな具合に話をすると、

「お母さん昔ね、職場でダイエットしてた女の子がいて、
その子はきっと、すごく痩せた気でいたんだと思うのよ。
でもお母さんったら
「あんまり変わらないわね。」って
つい言っちゃったのよね。あははは・・・・・・

それっきりその子と顔を合わせる事なくなっちゃったけど、
悪いこと言っちゃったわって反省しているのよ。
今でもそのことは、お母さんの心の傷になっているわ。」



母さん、
傷になっているのは、
その女子社員の方です!



さて、妊娠が発覚した夏から、
あっという間に6ヶ月に入りました。
季節もすっかり冬になり、もう師走。
病院には、マスクをせずにゲホゲホ咳をする
病に侵された老若男女に子供達の姿が。

病院、そこは病気の人が行く場所=ウイルス天国

妊娠中にインフルエンザを始め、
その他の感染症にかかったら大変なので、予防策として
ウルトラマンみたいなマスクをして行くことにしました。

婦人科にマスクをつけていく=
妊婦さんから「こっちに来るな」光線を浴びる

それでもいいの、私はウィルスに侵されたくないんだもの!

そんなわけで、万全の体制で向かった病院。
今日は胎児に異常がないか詳しく調べるために
まず超音波外来を受診しました。

もう股越しの超音波は卒業。
あの恥ずかしい姿での女医との会話はないのよ。

お腹だけ出して診察台に仰向けになり、
超音波の専門の医師に丁寧に診察してもらいました。
妊娠してから、おへそ周辺がギャランドゥになった私は、
お腹を見られることが恥ずかしかったのですが、
部屋を暗くしてくれたので、
西城秀樹なお腹を笑われることなく診察開始。

一通り異常がないかチェックした後、
心臓が4つのお部屋に分かれているとか、
脳は2つに分かれて左右対称になっているとか、
ここが耳、足、つま先、腕と
今までの超音波とは違って、
かなり詳しく見せてもらうことが出来ました。

胎動を感じていない時でも、
ソラはちゃんと手や足を動かしていて、
その姿が映った画面を見ながら、
言葉に出来ない気持ちがこみ上げて来て
涙が出てきてしまいました。
まだ産まれていないのに、泣くの早すぎ。

医師は始めの頃
「性別は聞きたい?僕はわかっちゃったけど、
まだ確定はできないから、次回聞いてね。」

と言っていたのですが、
画面を見ながらいろいろ話しているうち、

「楽しいな~。
赤ちゃんの画像は何時間見ていても飽きないな~。
いつも病気の人ばかりだからね~。」

と言いながら、ソラの体を、
細部に渡って張り切って説明しているうち、
黙っていられなくなったのか

「今の段階で性別はね、女の子です。
ホラここに、木の葉みたいな形をした白い筋が見えるでしょ。
これが外性器ね。
男の子でも、ここがタマになっていく場合があるから、
まだ確定できないけどね。」

もう、性別を聞いた瞬間、ドキッとしました。
まるで合格発表を聞いた時のような気持ちで
女の子!わぉ~♪と、内心思った私。

実はね、5ヶ月に入って胎動を感じるようになってから、
なんとなく女の子じゃないかと思っていたのですよ。

産まれてみればきっと、
どちらの性でも関係ないと思うのですが、
名前を考えたり、ベビー服選んだり、
カリスマ主婦 に育てる準備をするには
性別が早くからわかったほうがいいと思っていたんですよね。

その後、超音波医師は
「顔をなかなか見せてくれないな~。
あ、今、今ならベストショット!」

などといいながら最後に顔を見せてくれ、

「超音波映りのいい赤ちゃんですね。」
とお誉めの言葉もいただきました。

なんだ、超音波映りって!

20w2d


その後は通常の診察を受け、
女医に頼んで、次回の健診から
助産師外来で出産まで診察をしてもらうことにしました。

助産師外来では、診察時間を30分設けてある上に、
完全予約制で、助産師さんとゆっくり話しが出来るため
今までの診察では聞けなかった不安なことや気になることを
ゆっくり聞くことができる。

「問題ないから助産師外来でも大丈夫だけど、
そうするともう、私とは会えなくなっちゃうね。」

と、淋しそうに言う女医。

淋しいのはわかっているが、
すまない、気持ちは変わらないんだ。

私の通っている病院は、総合病院でありながら、
妊婦が望む出産方法に、できる限り対応し
要望があれば水中出産までも引き受けるという病院。
大きな病院で設備も充実しているため、
緊急の時にも安心なのだ。

妊娠してから、どうやって産むかを考えはじめ、
お産を自分で企画する「バースプラン」の本を何冊か読んだ。

お産を自分の好きな形で作り上げるには、
まず信頼できる助産師さんが必要なのだ。
実際に私のお産に多く関わるのは、
医者ではなく助産師なのだから、
診察の段階から仲良くなっておいた方がいいと思い、
次回から助産師外来に行くことにした。

数ある出産の本の中から、私が選んだ本を読むうち、
女性の体は本当によく出来ているんだなと思うようになった。

分娩台もハサミもない頃から、人間は子供を産んできた。
出産は本来、自然な事であったのに
いつのまにか人間が、薬を使い、管を通し、ハサミを使い
重力に逆らった仰向けで産むと言う
不自然なお産を作り上げてしまった。

もちろん、薬を使うのも、会陰切開するのも
仰向けで産む事も、
それぞれメリット、デメリットがあるだろうし、
自然に産む事が素晴らしいわけでもないとは思うが、
これだけ情報が溢れる世の中にいながら、
私は自分の出産を、
医者まかせにはしたくないと考え始めたのだった。

そのためには、自分自身が情報を集めた上で、
助産師さんや医師に、
自分の知識の至らない所を訂正してもらいながら
自分の出産を迎えたいと思う。
そのために今の病院を選んだのだから。


ソラが生まれて来たい時に、

自分の生む力を信じて自然に産みたい。
それが私の望む出産。