推定13歳
交換日記の自分の日記
あ～明日は遠足だよ～。
なにも中学に入ってまで遠足に行くことないのに～！」
どうやら、中学に入ってはじめての遠足のようだ。
場所は書いていないが、
多分、筑波万博だったと思われる。
「休める方法もないし、行くしかないよ･･･」
私は遠足も団体旅行もバスも嫌いだった。
もともと密室が苦手で、
バス独特の匂いや、雰囲気も苦手だった。
そもそも団体行動が苦手だったのだ。
好きなときにトイレにも行けず、
まとまって行動することが大変息苦しかったのだ。
だから行き先が化学の最先端であれ、
どんなに楽しい行き先であっても、
楽しみは全くなかった。
どこへ行っても、いつも早く帰りたいと願っていた。
そんな私も15年以上時を経ると
楽しいと感じるものは変わってくるもので、
私は今、喜んで友達と「大人の遠足」へ行く。
いつも最後まで帰りたくないと思うまでに成長したのだ。
春はお花見、イチゴ狩りに始まり、
さくらんぼ狩り＋山形温泉ツアー、
夏は夜のバーベキューに、
秋は鮎を食べに“やな”へ行く。
その他、山菜採りやぶどう狩り、
ゴルフや山登り、ありとあらゆる季節の楽しみを
大人になった今は楽しんでいる。
大人の遠足はいい。大人だからもちろん自由だ。
みんなお酒が好きだから、
行きも帰りもずっと飲んでいて馬鹿しかいない。
生徒指導も教師も学級委員もいないのだ。
お金も時間の余裕も、ある程度できた仲間と
充実した時間を過ごすのは楽しい。
企画して、スケジュールをみんなで決める。
8人乗りの車に乗った時は、
子供以上にはしゃいでしまった。
年代もバラバラだが、
目的は同じだから楽しい。
子供の頃あんなに嫌だった遠足が
今はこんなにも楽しい。
みんな半分酔っ払いだから、
ますます楽しいのかもしれない。
長い移動距離の中、
編集したＭＤでイントロクイズをしたり、
歌詞当てクイズをしたり、
暇をつぶす方法はいくらでもあるが、
私は時々、心理テストをみんなに出す。
先週末行ったゴルフの帰り道、
こんな心理テストをした。
好みのタイプを、３つあげてみて！
例えば私なら、
心の広い人。
気配りの出来る人
価値観の会う人
では、この条件に
ぴったり当てはまる男性が2人いるとして
その二人に差をつけるための
あとひとつの条件を出すとしたら何？
私よりお酒の強い人。
この最後に出した条件が
もっとも重視すべき自分のタイプなんだそう。
ふふーん。
とか、笑ってしまいましたが
実はこれ、当たっているんです。
基本的に私は、かなりお酒が強くて、
飲んでも顔に出ないタイプ。
実際記憶を無くしていても、顔には出ないお得な体質。
一緒に飲んでいる男の人が
飲みすぎて正体なくしてしまっても
タクシーで送ったり、お世話係として面倒見たりして、
最後までしっかりしていることが多い。
「飲ませても口説けない」
「割り勘勝ち」は、女としては悲しい性分だ。
カシスソーダや
カンパリなら、酔う前に糖尿になるであろう。
だから、自分が酔いたい時は、
自分よりお酒が強い男の人じゃないと、
安心して飲めない。
だから、自分よりお酒が強い人が好きだというのは
かなり当たっている。
もうひとつ、心理テスト。
思いつく四字熟語をひとつ言ってみてください。
私は
「天地神明」
ではもうひとつ、思いつく四字熟語を言ってみてください。
「弱肉強食」
考えてー。
では答え。
最初に言った四字熟語は、自分の人生観。
二番目に言った四字熟語は自分の恋愛観。
ううーん。
当たってるかも！
「女は勝ってこそ花
負けて落ちれば泥」
というコピーを見たことがありますが、
結構心に響いてしまいました。
これは、車の中で結構盛り上がる。
しかも少しそうかも？と思える結果で、
ぼーっとしている子の人生観を示す四字熟語は
「馬耳東風」だったり、
恋愛しても女性に裏切られてばかりの男の子の
人生観を示す四字熟語は
「四面楚歌」だったり。
当たってなくても面白い。
友達は楽しい。
同じ時間を過ごして思い出を共有できる事は素晴らしい。
「大人買い」が出来る今だからこそ、
大人の遠足はやっぱり面白い。