____身命と等しき、この剣
君が為に振るう。
声優一覧
九十九丸(CV 小野友樹)螢(CV KENN)黒羽実彰(CV 前野智昭)縁(CV 置鮎龍太郎)鷺原左京(CV 保志総一朗)鈴懸(CV 逢坂良太)
物語
一六三三年
妖怪を滅する力を持つ伝説の剣
天下五剣を授かる「剣取り」こそが
武士道(真の侍)と賞賛される時代。
各地では、剣取り御前試合が開催され、
強いもの達が次々と名乗りを挙げていった。
幕府は、御前試合として「剣取り御前試合」を開催。
御前試合で一番になった侍には、富や称号、
望むがままの褒美が与えられ、
鬼丸国綱(おにまるくにつな)
童子切(どうじぎり)
大典太(おおてんた)
三日月宗近(みかづきむねちか)
数珠丸(じゅずまる)
がさずけられるのであった。
今年も江戸城で剣取り御前試合が開催される季節となり、
全国から名声や富を求める若者たちが江戸に集まっていた。
偽の花嫁となり六人の侍と旅をする
主人公は偽の姫として、花嫁行列を演じることになる。
旅の困難を乗り越えていく中で、
主人公は護衛である侍達と距離を縮めていく。
しかしこの偽りの花嫁行列には、隠されたもう一つの目的があった。
天下五剣が一つ、数珠丸の輸送。
陰謀の渦中にいることを、彼女らはまだ知らない。
侍との恋の行く末は
剣に生きるか、君と生きるか
花嫁行列の役目を終えた頃、
江戸には「剣取り御前試合」開催の時期が近付いていた。
活気づく江戸の町で主人公は再び、かの侍と出会うことになる。
仲を深める二人だが、剣取り御前試合は怪しげな空気を帯び始め…。
「花嫁行列」からの因果が渦巻き
人々の思惑が交錯する中で、
二人の恋はどのような結末を迎えるのか。
まず初めに
剣が君〜!!!!(拍手喝采)
やっと念願の剣が君で嬉しい…………😌😌
剣が君と言えばあのRejet会社から出ている作品。
Rejetといえば私の中ではBLACK WOLVES SAGAやDIABOLIK LOVERSなのですが、なんかすごい幸せそうこれ。
Rejet作品にしては結構ほんわかしてる感じですよね、雰囲気も幸せそうで……。
だけどRejet、ここで油断したら終わる(体験談)
剣が君はPCからの移植らしいですが、実質私はVitaでの初プレイになるので比較は出来ません。。。
でも新スチルなど追加されているらしいので!!!!!!!そこは期待!!!!!!!
主人公の香夜(かよ)ちゃんは薙刀の心得を持つ茶屋の一人娘です。
顔のオンオフができるのですが、良くも悪くも感情表現がすごく豊か。
オフにするとかなり違った印象になるほどの子なのですが、自己投影にするならこのくらいがちょうどいいかと🙌🙌
三者目線から見る方は、顔オンにすれば主人公のコロコロ変わる表現に愛着が湧くのでは!!(あくまで個人差です)
攻略について
前章が約4時間〜5時間。
後章が約2時間〜3時間。
前章は共通、後章は個別です。
共通でまず特定の攻略キャラの好感度を選択肢を駆使して選んで行き、後章はそのルートに入ったキャラからのエンディング分岐を決めます。
エンディングは主に大きく分けて四種類。
君ルートがハッピーエンド寄り、剣ルートがバッドエンド寄りと言う認識ですが、実際これはプレイ側の捉え方によって大きく変わります。
実際私も、君ルートが幸せだったとも剣ルートが不幸せだったとも言えない結末も多かったです。
「え、これが和魂?なにこれ寂しい」
「えっこれ奇魂!?全然バッドエンドじゃないじゃんマシ」
とか多々ありました…😌
君ルートだからと言って、侍は自分の志の象徴である剣より、特別な人を選ぶためその志を捨てたら何が残りましょうか。
君ルートは主人公にとっての普通の幸せ、剣ルートは彼にとっての侍としての最大の幸せ
何をどうすればいいんだ!!!!!!!って悶えましたほんっっとに(好き)
選択肢は分かりやすい上に、中途バッドエンドが無い分とても安心して進めます。
前章では、どのキャラを頼るか、どのキャラに聞くかで好感度がアイキャッチアリで数字形式でわかりやすく分かるので、攻略サイトなどを見なくても自力でフルコン出来るのではないかと思います!!👌◎
前章の攻略自体は1周目長くとも、2周目以降は共通は既読スキップである程度同じ内容で進むので2時間程度でしたね。
後章でのステータスについてです。
個別の後章では、5章で君ルートor剣ルートのどちらかのステータスが高い方に分岐。
6章で幸魂和魂or荒魂奇魂への分岐です。
※公式より画像添付
4章あたりで一応セーブしておくと、他エンディングの回収をする時に楽かもしれません👌◎
個人的攻略順から言うと、この作品は特に自由でもいいかもしれません。
だけど敢えて言うなれば、メインヒーローである九十九丸ルートは最後に回してください。
鈴懸ルートでは、螢の真相などが出てしまうので、出来れば鈴懸は螢の後で。
ちなみに左京さん、Rejet男です。
伝わってください彼はRejet男(真顔)
なので左京さんはできたら終盤…。
間に鈴懸を挟んで九十九丸ってのもいいかもしれません。
実彰と縁はほぼほぼ他キャラの事に触れないので、出来ればこの2人を先に攻略かな…??
でも実彰ルートで縁さんの秘密がバレるので実彰さん優先…??
●実彰→縁→螢→左京or鈴懸→九十九丸
を私自身としてはオススメしているので、是非気になる方はこの攻略順で進めてください。
鈴懸挟んで癒されてください心が和みます可愛い天使!!!!!!!(過激な推し)
スチルについて
1人につき22枚。(コンプリートCG2枚含)
多くもなく少なくもなく〜と言った感じですが、プレイ中は特に何も思わず勧められました。
きちんと欲しい所にスチルがあり、そのスチルもまた美麗なので普通に満足……。
あと桜の花がCG内に飛び交う演出はかなり綺麗で感動しました。。。
スチルもコンプしやすく、そのキャラに一筋で選択肢を選んでいけば自然と差分含め全て集まります。
途中バッドエンドはないので、全て4つのENDそれぞれや途中経過で入手可能。
物語本編で手に入れられなかった残りのCG枠は、後日談で手に入れられます😌😌
きちんと4つのENDやそれぞれの後日談にスチルがあるので満足できました
特にバッドエンド寄りのスチルに関してはほんっっとに綺麗で。。。。ああ剣が君だって感じ。。(語彙力)
幸せそうなスチルも素敵ですが、剣ルートの荒魂スチルは共通的に感動を尚更引き立ててきます
シナリオもいいですがスチルもしっかりと(真顔)
あと後日談含めCG回収終わった後は、また画廊でそのキャラ全てのCG一覧を見ることをおすすめします。
ひとつだけ、攻略キャラとのイチャイチャスチルが新しく追加されているはずですよ!(小声)
シナリオについて
恋愛過程がとっっっても丁寧…
前章はまだお互い「知り合い」程度で終わってしまいます。
恋愛に発展することも無く、なんなら友情があるかどうかも怪しい感じ。
あくまで「偽物の姫」と「護衛」と言う立場を強く守っている様子でした。
前章はほぼ恋愛要素や展開がないので、キャラと物語の世界観を掴む序章、と思えばいいでしょう!
お互いが惹かれ始めるのは個別での中盤あたりになるので、しっかりとした恋愛過程を楽しみたいという人にはとてもオススメできる作品です🙌🙌
糖度が今すぐ欲しい!と言う方には向かないので、お気をつけください( ˘-˘ )
ENDが4つあるのですが、どれもちゃんとしっかり作られていてその場しのぎのエンディングではありませんでした。
ちゃんとifの可能性として存在して、少しでも別の行動をしていたら有り得たかもしれない未来です。
後日談もきちんと4つのEND分全て用意されていて、おざなりではなかったので尚更剣が君の物語の深さを実感しました💪
微笑ましさもあり、涙もあり、儚さもあり。
特にバッドエンド寄りである荒魂ルートは皆、剣が君というシナリオでした。
他ルートも良かったですが、剣が君の世界を語るなら荒魂ルートが1番納得いくかと!
それぞれキャラによって好きなENDが変わることと思いますので、自分好みのENDを4つの中から見つけられることを願ってます\♡/
システムについて
かなり惜しい。。。完璧まで後一歩という感じ。。。。
一通りの機能は揃ってます。
まずは良い機能から……。
クイックセーブ&ロードと言ったら、基本的にはひとつしかセーブできず、上書きという形でしかできませんよね。例外もありますが基本的にはそれ
剣が君!!!!!クイックセーブが100まである!!(そこ)
セーブ自体も100までありますし、尚且つ自分が今誰のルートにいるのか、どこの章にいるか、その時セーブした立ち絵画面も表示されてどこで中断したのかもわかりやすい……💪💪
既読スキップは基本的には早いのですが、やりすぎると重くなってノロノロしたりする所があったのでそこはまあまあまあ()
次に惜しいなと思った所なのですが、本作品には跳躍システムというものがあります。
これは他で言うところの選択肢スキップです。
次の選択肢までスキップするというとても便利なシステムなのですが、普通は既読と未読スキップで設定できるか、未読の前で止まって、既読だけをスキップしてくれますよね。
この跳躍システム、未読までぶっ飛ばす(頭抱え)
次の選択肢まで、などと言いつつ未読も遠慮なく飛ばしていきます。あと 〇章〇話 と区切りごとに表示されるのですが、そこでも止まります。
ここまで来ると跳躍システムは要らなかったのでは………………。
私は使用するには少し怖かったので、跳躍システムを使わず既読スキップで進めていきました。
ふとした時にもしかしたらそのキャラとの掛け合い部分も飛ばしてしまうかもしれないので、使用する場合はお気をつけください!!👌
全体感想
いっっやしんどい(デジャブ)
剣が君、やっぱり侮れなかった…。
RejetはさすがRejetというか、バッドエンドが本当に生きてるというか……(小並感)
ハッピーがハッピーじゃないのも大多数だし、むしろメリバに見える……。
いや幸せなんですよ!?かなり幸せなんですけど!それは本当に攻略キャラ側の幸せなのかな、と……。
自分にとっての幸せは攻略キャラの妥協。
相手にとっての幸せは自分にとっての悲しい結末。
ゔゔん難しい(頭抱え)
糖度は比較的低かった気がします!
「あっこの人手が早そう(偏見)」って人もかなり純粋で健全に進みました(悟り顔)
だけどまあFDの百夜綴りもあることですし、その分の糖度の補いはFDに期待ですね!!!☺️☺️
コンセプトが侍たちとの儚い恋を描いた和風伝奇アドベンチャーとある通り、たしかに儚い。
この作品では、誰かと生きるということを強く教えられたような気がします。
誰かと共に生きるということは、やはり何かしらの妥協や信念を取捨しなくてはいけませんよね。
自由、気持ち、志、未来、そして信念。
誰かと生きるということは何かを捨てると言うこと。
むしろ捨てなければ、その大きさに適う何かを得ることはできない。
この4つのENDは、それぞれのifをきちんと回収してくれたと思います。
もしそれを捨てていたら、もし拾っていたら。
どう生き、どう死ぬのか。
ENDによって本当に意味合いも違ってきて、とても深く考えさせられるお話でした。
ちゃんと多いだけのENDじゃなくて、ちゃんと個々に意味があって有り得たかもしれない可能性の未来。
すごくリアルに描かれているところでまた号泣しました……。
・Rejetは好きだけどあんまり作品がRejetしてなさそうで買ってない
・気になってるけど手を出すか迷っている
・きちんとした恋愛過程がすき
・長いシナリオがすき
そんな方々にオススメしたい作風です!!
ツインパックも出ているので二つ一緒に手元に置きやすいのではないかと思います👌◎
糖度は低いと言いましたがその分キャラ萌えがえげつないし目パチ口パク表情の変化どれをとっても萌えが広がる作品です
推しは鈴懸…………………とそれに追いつくように九十九丸…。
これはFDでどうなるかほんっっと。百夜綴りも引き続き楽しみたい…。
FDはきっと沼、さあ購入ボタン(小声)(小声)
・シナリオ ★★★★☆(4.5)
・スチル ★★★★☆(4.0)
・システム ★★★☆☆(3.5)
・糖度 ★★☆☆☆(2.5)
・総評 ★★★★☆(4.0)






