半世紀も生きたダメ人間日記

2015年11月、それまで来ていたクライアントさんがまったく来なくなりました。

そこで「日本ホメオパシーセンター武蔵小金井北」は実質終了していました。

もちろん併設の「療法院プラサード」もたたむことになりました。

その後いろいろやってみましたが、今（2019年2月末）に至るまで
未だ「何者でもないワタシ」です。

こんな自分をどうしよう。

役立たず。今の時代が置かれている状況です。

さあ、これはインナーチャイルドという自分の中にある潜在欲求にとっては

恐ろしく苦しいところ。

あと半世紀は生きれないでしょうから

残された時間をどうやって生きるか？

ダメ人間なりにダメな自分を愛したいものです・・・・

22Aug
- ダメ人間の歴史１８
  こんにちは。ぱどま軍曹です。ここ最近少し涼しくなったようですね。酷暑もそろそろ息切れでしょうか。２ヶ月半以上たっての更新ですが、またまた何事もなかったかのように始めますね。前回「変態さん」にワタシモナリタイ・・・などと書きましたが「責任をとりたくない」が強い人にはかなりムリクリな話です。あれ、しかし「変態さん」って前回の記事によれば「無責任な、ある意味ちゃらんぽらんな人」とか言ってたじゃん！おかしいよ！あぁ、それです。この認識を生むのが自分を赦せているレベルの違いなんです。実は自分を赦せる、という事は相手も同様に赦せるのですがそれにはどうしても不安や恐れ、怒りといった日常的に起きる感情の問題・・・・つまりインチャさんを癒せているかどうかにかかってくるのです。で、自分の感情が乱れている状態を見えなくさせる（抑圧）とそこにあるインチャさんを癒していくというのは決定的に違うわけで抑圧の状態にある場合は批判的になり、他者に非を見る事が多くなります。アドバイスや建設的な意見と称して相手とぶつかった時に、いつの間にか相手を負かすことに注力します。または相手を無意識に（これがなかなか気づきにくい！）見下し、自分の優位さをアピールしています。これらは全て私が実行してきたことでまったくもってお恥ずかしいかぎりなわけですがここにあるのは「優秀でいたい、優れていたい」＝見捨てられたくないインチャさんであり、その子の源泉は底知れない『死の恐怖』だったわけです。だからふざけた事は出来ない、まじめでなければイケナイという事を、他の人達にも求めてしまう訳です。一見こういう人は責任感が強く、その意志で自分や周りの人達を導こうとしている！なんていう風に見えますが認めて貰いたい・受け入れて貰いたいという意識でやっている限りそこには認めて貰えない恐怖・受け入れて貰えない恐怖が強くあるわけです。それこそが「責任をとりたくない」という状態であり自分の優位さや優秀さを認めて貰うためでしかない事をやっている治療家もどきは相手を受け入れる・認めるという「責任」から逃れる事に必死だったわけです。無責任に見える、ちゃらんぽらんに見えるのはその自分が持っている価値観からみる「責任」という概念が歪んでいたからなんですね～。2015年10月のある日　私はまた自分がまだまだ極悪だったことに気付きました。というか、それに気付くのによくもそこまでかかったな～というくらいの時間でしたがおそらく2010年3月に独立だ！といってプラサードを始めた時からいや、本当は2007年1月にホメオパシージャパンを退社する、と由井寅子会長に辞表を出したときからず～っとしでかしていた事にやっと目が行った事だったのです。それについてはまた次回にでも。つづく南インド・タミルナドゥー州チェンナイ近郊カパーレシュワラ寺それとは別ですが、私もう一件変態についてのブログ書いていますちょっと性的にえげつない内容ですがご興味のある方はどうぞご覧ください。「でくのぼうは辛いが・・・」http://boudeku.blog.fc2.com/
03Jun
- ダメ人間の歴史１７
  こんにちは。ぱどま軍曹です。６月になり、１年も半分近くが過ぎてしまいました。お久しぶりです。また３カ月たっていますが、何もなかったかのように徒然に始めます。「責任をとりたくない」そのゲス野郎がいた事を申し上げていた前回記事ですがここにあるのは見捨てられる、嫌われる、から来る「恐れ」がメインの感情ですね。この世の常識では、この恐れに対処するには「見捨てられない・嫌われない」自分になる必要があります。魅力的な、頼れる、任せられるというようなステキな先生になる事が出来ればその「恐れ」は見えなくなります。（消えませんけど）そこに直面する必要はなくなります。なので、落ち着くでしょう。それに伴って、その他の感情も沈静化するわけです。しかし、これも程度問題で魅力的な、頼れる、任せられるというようなステキな先生になる事とはどこのレベルまで行かなければならないのでしょうか。どれだけ魅力的でどこまで頼れてどこまで任せられるステキな先生になる必要があるのでしょうか。この道程に、おそらく自分自身の価値観によって自分自身のもっているセルフイメージによってあそこまでいかなければならない！この辺でいいんじゃない？などの判断が起きるわけです。要するに、これが自分に対する「赦し」のレベルとも言えるのではないでしょうか。自分自身を赦さない人はどこまで行っても「まだまだだ！」「何を甘えてんだ！」と無意識に持って行ってしまうでしょう。自分自身を赦している人は「あぁ、自分はこの程度の人間だな。いいんじゃない」とするでしょう。え～！これじゃ赦すっていうのは怠けさせるってことじゃないの？（怒）と考えるかもしれません。・・・・・・まぁ、「赦す」と言う事の本当の意味はなんなのかというのもありますがちなみに私は前者でしたので、その後自己破たんしちゃったわけです。字面だけでは難しいですが前者の「まだまだだ！とやっている人」は足りない足りない、とっヤている人でいくら学んでも充実感を味わえません。そもそもが「恐れ」を感じないようにしたいという欲からこの道行きは始まっていますのでその「恐れの」に対しての真の対処をしない限り止まる事は出来ないわけです。なぜ見捨てられる、嫌われることが怖いのかそこを見つめる事が大事になるわけです。一方後者の「この程度でいいんじゃない。」と言う人はこの「恐れ」を見つめて、突き詰めてそれを受け入れ、赦しそして理屈だけでなく行動しさらに自分のダメさにまた気付き、赦しさらに行動してはまた壁にぶち当たりを繰り返し自分への「赦し」のレベルをアップした人です。その人の「この程度でいいんじゃない」レベルは段階を経て上がっていきますのでムリなく、自然体に見えます。なかなかお目にかかれませんね。このような人には。あ、でも中にはただ「自分を赦している風を装っている人」もいますね。その人は他人にも「楽になれば」といって自分の取り巻きのような人を増やそうとしているかもしれません。真に自分への「赦し」が高い人はある意味ちゃらんぽらんで、無責任とか言われる人ですが肝心なのはこの人はいつでもまた自分に厳しくする事が出来るのです。インチャでさえも有効利用できる人です。その人達に共通しているのは泥臭い事も厭わず、避けず、むしろちょっと愉しんじゃうようなある意味変態さんです。ソウイフモノニワタシモナリタイ・・・・つづくインド首都デリー・ニューデリー駅のポーターおやじ達
28Feb
- ダメ人間の歴史１６
  こんにちは。ぱどま軍曹です。3か月ぶりです。このままフェードアウトもいいか、と思いましたがさておいて何もなかったかのように始めさせていただきます。前回も書きました「クライアントさんに対する無礼」ということですがつらつら考えていくと、どうしようもない下衆野郎の意識があることに思い至りました。まぁ、そんなに目新しい事柄でもないのですが「責任をとりたくない」　これですね。「自己治癒力を高めて自分の力で治す」ホメオパスはただのサポートする人」その通り。実際クライアントさんが気付けば調子よくなった時ホメオパシーをやっていたからでなく、別の・・・例えば「ヨーガがよかったから」「引っ越して環境が変わったので、あのお隣さんと付き合わなくて良くなったから」などとおっしゃる方も多くホメオパスはあまり感謝されないものだ。なんていう認識はありました。（まぁその反対に「ありがとうございました～　先生のおかげですなんていうことももちろんありましたが）認めてもらいたい、受け入れてもらいたい、もっと褒めてよ！ちゃんにとっては「感謝を求める事ではない」と頭ではわかっていても「心の理解」にはなっておらず「良い子ちゃん」でそれをコントロールして抑圧しても突発的な大きなストレスにさらされるとと激しく立ち上がって炎上してしまうものです。「責任をとりたくない」　はその炎上を避けるべきだ、というもっともらしい大義名分に隠れて暗躍していました。大義名分はのたまいます。・・・・クライアントさんには自立してもらう事が大事。・・・・クライアントさんが望まない（だろう、と推測できる）事は押しつけてはならない。・・・・クライアントさん自身のタイミングや時期によって受け入れる事が変化してくる。などなど。こう書いてみるとまことに当然、当たり前、もっともらしいロジックではありますが論理は使う人の意識次第で薬にも毒にもなります。お恥ずかしい限りですが私の場合はホメオパシーやセックスカウンセリングのテクニックによって「治療家である自分」が成り立っていたわけであって自分自身がクライアントさんに本気で向き合っていたか、と問われればその答えはNO、だったのだと思います。これが私の偽らざる状態だったのです。「責任」というのは上に書いた褒められたい、とか認められたい、とか受け入れられたい、とかだけでは到底果たす事は・・・・・出来ないと思いますねもちろん、それらのインチャをすべて手放しきっていれれば理想ですがそこもまた自分への赦しが持てているか。赦せているなら、それはどの程度のレベルなのか。また赦せていれば自分を責めるために「責任」という意識を使う事は少なくなるでしょうね・・・・・・・私は今、どの程度のものかを自問しつづけています西インドグジャラート州ジュナーガドのマハバット・マフバラ（霊廟）
13Nov
- ダメ人間の歴史１５
  こんにちは。ぱどま軍曹です。唐突ですが、またまたランダムな記憶の中の話です。あれはいつだったのか・・・・まぁ、でもいつぞやか書いた自分を高みに持って行ってしまった私がとうとうホメオパシーセンター東京本部を辞めまして、独立したころです。あぁ、そうそう、2010年の3月末でした。そもそもセンター本部はもうかれこれ7年くらい在籍していたわけで、まぁ古参の一人でしたがだいぶ入れ替わりも既にありまして、ちょっと古すぎて浮いてるお局さんみたいになってましたね。辞める時もあっさりとしたもので、とくに後腐れはないと思っていました。しかし独立して、ホメオパシーのセンターとしてもやっていながら、セックス問題のカウンセリングを同時にやっているとどうにも中途半端になっていました。自分はホメオパシーにも入りきれない、かといってセックス問題のカウンセラーにも深く入りきれない。まぁ、考えてみれば辞める数年前から自分のセックスレス問題と、そしてそれが妻との関係でインチャを強化することになっている構図をいやというほど見せつけられていたわけです。そしてそれは、インチャを病の起源とするなら当然全ての心身のトラブルにも関わってくるわけです。正直言ってセックスの問題があまり重視されない、というのも自分的には納得できなかった事ですがとは言え、クライアントさんにそれを振ってもなかなか受け入れてはくれないのが現実でした。それもあってクライアントさんに対する怒りや無力感も強くなっていたのが以前にも書いた事です。これがなかなか払い切れず、独立した後もいつまでたってもどっち付かずになってしまっていた大きな要因だったのでしょう。今考えれば、それはやはり自己中の、自分が優れているはずなのに何故理解してくれないんだ・・・・・・！　という怒りだったでしょう。また、理解してくれなという怒りは、その根底に「見捨てられる事に対する恐怖」があるのです。クライアントさんに対して「見捨てないで～怖いよ～」とやってそれを怒りでカバーしていたわけです。まったく恥ずかしい事です。そんな意識のままどうやってクライアントさんに対して真摯な対応が出来ると言うのでしょうか。ある意味クライアントさんに対して見下していることになるわけです。特別な存在でいたい、というのはインチャを癒す上でモチベーションとして使える「良い子」ではあるけれども、やっぱり他者を導く、とかになると常にそこを見つめていかないとならないわけですね。私は多くの場合、相手に責任を押し付けてきたような気がします。これは受け入れがたい事ではありますが、それこそ自分を赦す事で相手に対する無礼をお詫びしたり、その後の対応策を本気で考えられるようになるのかもしれません。いつかその対応策を考える時が来るのだろうと思います。・・・・といったもののそれもまた厳し～～～つづく北インド・マディヤプラディッシュ州アグラ・カント駅（世界遺産タージ・マヘルの近くです）
12Sep
- ダメ人間の歴史１４
  こんにちは。ぱどま軍曹です。このブログで度々出て来るテーマの「エライ人になりたい」というのはまぁ「成功したい」「チヤホヤされたい」というのがくっついているわけです。この後ろには「怒られたくない」「嫌われたくない」というのが必ず存在するので結構本人にとってはシリアスな状況と思ってしまっているのです。苦しい時は、固くなり、緊張し、息をつめてしまうように体に力が入ると周りの状況が感じにくく（見えない・聞こえないなど）なってしまうのでそれだけエネルギーを消耗してしまいます。これは感受性によるものですね。感受性が高いというのはのは大事な事ですがその感受性をネガティブな意識で使うのか、それともポジティブな意識をもって使うのか。それ次第で怒られたくない、嫌われたくないを超えた「他者への敬愛」という意識が持てるのでは、などと考えるでくのぼうですただそれにはどうしても苦しくて、熱い、燃えあがる「門」を通らなければなりませんね。自分はこの程度の者である。取るに足らない存在である。なんとも下衆野郎である。なんとも弱虫で、小さくて、そのくせ自己中心的な思いにとらわれている。そんな最低な存在の自分を赦す事が出来たら。そんな最低の存在の自分を受け入れる事が出来たら。これを認めるのは身もだえする苦しさです。思考だけでするのは簡単ですが本当に実践しようとすると人間には無意識にこれを避けるテクニックをごまんと持っていてなんとか受け入れない状態に持って行ってしまうのです。それでもなんとかそれを苦しみもだえながら実行していくと自分以外の存在がいかに尊いか、素晴らしいか最悪な下衆野郎も、憎いあいつも自分を恐ろしい目にあわせたあいつも、そして極悪非道な殺人鬼も素晴らしいと　尊いと思えるのでしょう。私はまだまだ自分を赦せません。あいかわらず潜在意識の罠にはまり、いつのまにか苦しみを避けようとする事も多々あります。だから憎いあいつも下衆野郎も殺人鬼もまだまだ受け入れることも出来ません。・・・・・・今はそんな自分を赦したいです。ダメ人間になるのもツライねつづく南インド・タミル・ナードゥ州　マルトゥヴァマライ（薬草の生える山の意）
09Aug
- ダメ人間の歴史13
  こんばんは。ぱどま軍曹です。またずいぶん久しぶりですね。でもここでも何事もなかったかのように始めますこれだけ書いても一向に歴史は進まず、今どこにいるかも不明瞭になっています。ダメ人間だけに、収拾がつけられませんね。前回なんか良い子インチャさんの事を書いたような気がしますが、過去を振り返るのも混乱しますので、今回はなにか新しい事でも書いてみようかと思います。とはいっても歴史、といちおう言っていますので過去の話ではありますが、何か新しいネタを・・・と思います。以前ダメ人間の歴史11で少し書きましたが、恥ずかしいかぎりの「クライアントさんへの『優れていたいちゃん』」の話をもう一度触れてみようかなぁ。他の人はどうか知りませんが、私自身の経験で言わせて頂くと、セラピストとクライアントさんとの関係というのはとても不思議なものです。時には家族のように親しくなったり、時には恋人のようになったり、同年代でもこちらが親になったり、子供になったり、年輩の方でもまるでその人の親になる事もありました。つまりは相手に合わせるというのが、基本なのですがしの相手のニーズをつかみ損ねたりまた掴んでいると勘違いしてしまったりすることは往々にありました。それだけではありません。私は相手に恐怖を覚える事がありました。相手を知れば知るほど、その人がどうも別の世界、まったく相入れない価値観・・・とくに恐ろしく感じるのは私自身の価値観の中で「この人は異常な価値観をもっている」と思ってしまった時に、その恐れは始まりました。そうなると、相手全体が恐ろしく、なんとか相手を怒らせないようにしよう、とか深い所を診ないで軽くこなそうとか当たり障りなく対処しようとしたりまたは「こんなに俺を怖がらせやがって！」という怒りを覚え、それで相手をコントロールしようとしたりなんとまぁひどい事をしていたことか。でもその時は精いっぱいやってるつもりでした・・・・と言っても空々しいですが、これが意識の世界の恐ろしい点です。自分のインナーチャイルドさんは本当に自分だけで見つめつのは至難の業でした。ましてやセラピストの仮面の下に自分がこんなに怖れにさいなまれていたとは・・・・また、自分の記憶は潜在的な意識に操作される事も多く、相手を否定し、自分の正当性を強化するための記憶操作をしていることが多いのです。私もずいぶんやっていましたねぇ。それがクライアントさんに対する怒りになって、人数をこなしていくとどんどん蓄積されていくのです。そんな過去の自分は、自分の中に今もいるわけです。さて次は何を書こうかな続きはまた今度。南インド・カルナータカ州のマルペビーチの夕方
24May
- ダメ人間の歴史12
  こんにちは。ぱどま軍曹です。またまたずいぶん日が空いてしまいましたが、何事もなかったかのように始めさせていただきます妻といっしょに（というか妻に連れられて）先生のところに通うようになった私は、ホメオパシー治療家でありながら、「患者」という立場でした。なんだか得体のしれない「セックスレス」という病を治してもらいたい。妻の希望を汲んで、いっしょに通う事にするわけですが本当は「先生のところに付き合わないと妻に嫌われるし、それは困る」という気持ちから動いていたわけでだから当初は嫌でした。その後自分が悪かったんだと気付き、その反省から能動的になりました。先生の巧みな指導もあって、実際セックスが出来るようになったころは「もっと先生からいろいろ学びたい！」という「学生」のような意識になっていたのです。だから先生は我々に聞いたのでしょう。「セックスが出来るようになったから、これでここに来るのは終わりにしてもいいんだよ。どうする？」と。今振り返ると、この時先生が言っていたのは、これからは「治療」ではなく「学ぶ事」になるよ。それは夫婦それぞれが抱えるインナーチャイルドの発見と癒しの学びというものだ、ということだったのだと思います。私の場合「妻に悪い事をしていた」というのが、この学びの原動力になったわけですが、反面それは自身の罪悪感を大いに刺激することになっていったのです。つまり、それはインチャの癒しをしようとして、「良い子でいなければイケナイ」に代表される通称「良い子インチャ」さんを無意識に使っている状態です。インチャに対する学びと対処の実践を能動的に行うには、まずこの「良い子インチャ」を使うことでスムーズにスタートする事が出来る、というのは間違いありません。でも当然、このやり方もいつかは手放していかなければならないのですね。実際私や妻の場合は、この「良い子インチャ」で先生から指導される無理難題をこなそうとしてきた事がよくありましたがしかしそれに伴って、お互いのインチャがよくぶつかってしまう事が多かったのです。お互いに「だって先生がこう言ってたじゃない！あなたのやろうとするのは違うでしょう！」「いやそっちこそ間違っている！」我々夫婦でレッスンに行くのは月曜日が多かったのですが、翌日火曜日にこのような戦争が起きる事が多く、後々夫婦の間で「火曜日の乱」と冗談ぽく呼ぶようになりましたね。そして先ほど書きました私の罪悪感は、時としてそんな罪の意識を抱え込ませた妻に対する怒り、という形で現れる事もあり「おまえのせいだ！俺ばかりが悪者になるのは不公平だ！ずるい！」と言うのが定番になりました。なんとか妻にも悪くなってもらいたい。自分だけがいつも悪者なんておかしいじゃないか。罪悪感の解消ではなく、それを感じないようにするための言い訳を追い求めるのが優先されていたわけです。これがダメ人間の歴史⑤の最後の方に書いた「大荒れ」ってやつの一部です。「良い子インチャ」はインチャの癒しをしようと動き出す時には絶対必要です。いやだな～やりたくないな～という状況を変えるためには必要です。知識を仕入れ、インチャの癒しのシステムを学ぶ、実践するのはどうしても「いやだインチャ」の作用がブレーキをかけますからどうしてもこのような「特別な存在になりたい」とか「優れたい」とかいう「良い子インチャ」がモチベーションをキープさせてくれるわけです。しかし反面その「良い子」もやはり苦しんでいる事を分かってもらいたい小さい子供なのです。「良い子インチャ」もまた、それが生まれた苦しい訳があるのですね。前回書いた「強い依存症状」も、ここが緩まないと、そこから真の意味で離れるのは難しいのでしょう。やっぱりまだまだ「良い子インチャ」が癒されないでくのぼう？でした。つづく西インド・グジャラート州ドゥワルカのドゥワルカデシ寺院とアラビア海
23Mar
- ダメ人間の歴史11
  こんにちは。ぱどま軍曹です。さて２か月ぶりの更新ですが何もなかったかのように始まります。自分を高みに登らせてしまって、誰かれかまわず下に見るようになってしまった私はホメオパシーを使っている人たちは本来病気の原因が自分にあることを見つめなければイケナイ！のにやれ薬害だ、化学物質だ、食品の添加物だ、とかに責任をもっていこうとする傾向が強すぎるのでは！？という思いが強くなってきました。実際の自分のケースでも薬害などに代表される化学物質の問題が取り払われたときに大きく好転したことも実際にあったので決してその問題を無視する事は出来ませんがあまりにもホメオパシー優位ばかりを謳って他の事ごとを排除しようとするこの場所のやり方がだいぶ窮屈になってきていました。まぁ、これは会社やセンターに対する自分を優位にして保とうとする「優れていたい」さんでしょうが、それだけにとどまらずこれを書くと本当に恥ずかしいのですがクライアントさんにもそのような自分優位の意識を使っていたと思います。よく仕事が終わった後帰りの電車の中で疲れても座れず立ったままでいると無性に強い怒りが湧いてくる事がありました。何故いつもこんなひどい目にあわされるんだ。誰もがただただ治してくれ、とやって来る。治るためには自分を見つめないとイケナイのに！！ただただ辛いと言ってただただなんとかしてくれ、といってただただお前のせいだと言って・・・・・俺はこんなに頑張っているのに！なんとかしてやろうと思って、あの手この手を使っているのに！誰もが苦しい。誰もがつらい。自らの中にあるドロドロとしたインチャさんは、そのような人たちの意識の影響を受けて、多く刺激されていたのです。もちろん、刺激を受けると言う事は自分自身にその感受する受容体があるわけですね・・・・・・・・つまるところ、それに刺激を受けてインチャさんが暴れるのは自分自身にも「自分も皆さんと同じ苦しみがあるよ！苦しいからなんとかして・・・・・・・・・・・」と訴えているわけです。前回自己否定が強い人は、「俺ってイケテルはずだ」となりやすい、と書きましたがそれはこのような形で現れることもあるわけです。俺は頑張っている、誰よりも頑張っている。苦しいつらい人々のことを受け入れ、なんとかしなければならない。・・・・・でも、それをやり続けて、自分を苦しめてしまっていることにいまだ気付いていない、このときの私なのです。そんな私はこの頃、家に帰ってもまた今度は夫婦の間でトラブルを引き起こします。そうすると・・・・・・・・どうしても夫婦の間でインチャワークとかになってしまってそれはあなたのインチャじゃないの！私は違う！そりゃお前のインチャだろ！俺のは違う！「どっちが正しいか」の戦争が起きるわけです。まぁ、そんな日ばかりではありませんが自分のうっ憤の持っていく場所が結局妻になってしまうそんな強い依存症状を抱えたでくぼうでした。（まだ気付いていませんが、この時には）南ｲﾝﾄﾞ・ﾀﾐﾙﾅﾄﾞｩ州ｶﾝﾆｬｰｸﾏｰﾘのバガヴァッティ・アンマン寺院を背に朝日を待つ人たちつづく
25Jan
- ダメ人間の歴史10
  こんにちは。ぱどま軍曹です。ダメ人間日記なんてもう書きたくないなぁ～と思いつつ年末年始をだらだら過ごした「でくのぼう」ことぱどま軍曹ですがそろそろ自分の中の良い子ちゃんからせっつかれ、「ホラ、なんでもいいから書かないと良い子チャンになれないじゃないか！そんなんじゃお母さんから見捨てられるよ」と怖がって泣くので、ちょっと受け入れてやるか・・・ていう体で本来がっつり動こうとしない「表に出ると攻撃されるぞ！怖い・・・・・！！」となっている自己存在否定ちゃんを　少し動こうよ、と説得してみました。まぁ、どっちもインチャさんですが「見捨てられるよ」ちゃんはまだフットワークが軽いので多少利用が出来ますね。でも、このガッツリ動かない固太りインチャはホント、怖がりで、慎重で汗かきです←このイメージぴったり。図体がでかいので心のキャパの幅をとっていますね。大きすぎるので動けないし、動かないから実は風景に溶け込んで目立ちません。しかし、氷山がその表面しか表には現れず、実態のほぼ8，9割が水面下にあるように非常に根が深い存在です。ホメ的にはCalc.ですねぇ。あ、とりとめもない文章書いていたらエライ長くなってしまった。2007年の初頭にただの雇われホメオパスとして、また東京本部センターで働き始めていたのですが当時はホメオパスがだいぶ増えていたものの、週4日間、一日6人のフル活動でずいぶんと疲労困憊になっていました。この時点でもう4年以上もホメオパスをやっていていろんな人を見てきましたがやはり由井会長やスタッフに対するくすぶる不満などが残っていたのでしょう。徐々に「自分はこんなことをいつまで続けるのだろうか。もっと別の境地を目指した方がいいのではないだろうか。」「だいたい由井会長はじめその取り巻きの人たちも信用できなくなってきた・・・・おかしな決めごとが多いし、前から猜疑心が強い人たちが多いと思ってたなぁ」などと自分は特別な事（セックスの勉強や霊性的な学び）をしているのにここでは病気を治す事ばかりが主眼になっている。（↑今の由井会長やそれを支えるスタッフの皆さん、会社やCHHomなどは違います。誤解なきようにお願いします）どんどん自分だけは世界がずれてしまっている・・・・高い次元に！（お恥ずかしいかぎりのエライ子インチャさんの暴走です！）これもすなわち、前々回書きましたインチャさんの大義名分っていうヤツです。ダメ人間の歴史⑧より“しかし本当はここで社員として働いている限り、不得意な仕事ばかりさせられ、うまく出来ない。社員の方も「あの偉いホメオパスのぱどま軍曹先生、結局使えないのよ」などと言われるようになるかもしれない。でも、センターで今まで通りホメオパスだけやっていれば、偉い先生でいられるぞ。”これらの「こんなんじゃ俺エライ人になれないじゃ～ん！」という潜在意識の声にどんどん自分を高みに登らせてしまう状態がナント！3，4年続くことになるのです・・・・・・・自己否定の強い人は、この「俺ってイケてるはず」からなかなか脱却できない場合があるようです。南インド・カルナータカ州　コタ・パドゥケーレビーチの夕暮れつづく
29Dec
- ダメ人間の歴史⑨
  こんにちは。ぱどま軍曹です。予告通りほぼ1カ月経ちましたので、とにかく更新します。年も押し詰まりもう新年も間近ですがこんな時でも歴史は消えるわけではありませんな。なんとも恥の上塗りはしたくないものですが、やむなし！前回書いたように、私はわが道を行くのだ！ホメジャではそれはできないので辞めていいのだ！とばかり世を忍ぶ仮の姿をホメオパスとして2007年の1月から3年くらいセンター東京本部で働いていました。そして2010年3月、センターを辞め、いちおうホメオパシーセンターの体裁はとりつつも（姑息ですね～）療法院プラサードを始めるに至るのです。まぁ、いまでもメールアドレスはryohoprasadなんちゃら？のままです未練がましいのですがそれは少し置いておいてまた少し話が前に戻ります。2007年にセックスも完遂出来るようになったとき師匠からこう言われました。「セックスできるようなったね。どうする？もうここでウチをやめてもいいんだよ」「・・・・えっ！　いや！？　　えっと・・・・続けます」「あぁ、そう」この短い会話で、何が始まるのかまったく想像できなかった・・・・・なにかが急に変わる事はありませんでした。しかし・・・・・　ところで、私の場合セックスが出来ない、という状態が上向いてきた時表に現れて自覚できた変化、というと周りにいる小さい子供、赤ちゃんが可愛く思えるようになってきたということでしたね。それまではホント、頑張って子供の相手してましたが。特にクライアントさんはお子様連れが多いので。つまりはセックスが出来ない、といのはセックスに対する否定意識があるということですがそれはすなわち子供＝生命を創造する行為を否定する、ということですのでやはり自分の母親の意識＝子育てするのが嫌、という意識の転写のような状態があったのでしょう。不思議ですね。セックスが嫌いでも子作りのためにして、それで子供を生んでいる人も多かったのに。どうもそれはまた別の成り立ちがあるようです。あれ、今日は全く恥上塗りの内容ではなかったな・・・・・・・これは年明けに倍返しだ！（古っ）皆様良いお年をお迎え下さい。ここまでお読み下さってありがとうございました。　南インド・カルナータカ州イェダダッリのシリマネ滝（Sirimane Fall)で遊ぶ観光客
22Nov
- ダメ人間の歴史⑧
  こんにちは。ぱどま軍曹です。ダメ人間の歴史をしばらく書いてきましたが、前回せっかくセックスレスから抜け出した？のではというところで終っているのでもしかしたらこれで完結でもいいのでは？と思うのですが私、何を血迷ったか「まだ続きます」的なコメントを書いていますね。でも実際今もダメ人間でやっぱいざ事に及ぶとしゅ～んとなってしまう君と一緒に生きています。先週もそうでした。10年前と変わっていないのです。まぁ、ダメ人間なのはこの部分だけでなく何もかも辞めてパラサイト人間になっていることもあるのですがセックスは前回の記事で書いた件の後、徐々に半分が全部になり、気持ちよくいけるようになり、という具合が良くなって行ったのです。でもまた戻ってきている。それを書くのは少し置いといて話は仕事の件について少し書きたいと思います。ちょうど今まで書いてきた時期の話は、今から11年前くらいさかのぼった頃の話です。私がホメオパスになったのは2002年の夏ですが実際活動を始めたのは翌03年からでした。妻が鍼灸院を持つことを決め、そこに居候させてもらう形で、ホメオパシーセンター武蔵境としてスタートしました。03年の春です。その夏には当時渋谷区初台にあったセンター東京本部でも雇われホメオパスとして働くようになりました。さすが本部と言うだけあって、バックアップ体制もあり、だんだんクライアントさんが増えてきました。武蔵境も相乗効果で増えてきて、忙しいけど（インチャさん的に）充実でした。で、06年春にそれまでも由井会長から社員になってくれと誘いを受けていたので、武蔵境センターは閉めて本部ホメオパスと、会社運営のスタッフとして入社しました。それまでは由井会長とホメオパスとしてしか（つまり先生と生徒のような関係）接していなかったのですが社長と社員となると、やはり由井会長のワンマンぶりがどうにも受け入れられなかったです・・・・・・・で、06年の夏頃に「殺せ」の声が聞こえた事件です。それは以前④で書きましたが、先生から送られてきたメールにあったように、「母に対する意識の投影」による自作自演の由井会長への抵抗意識だったわけです。今ならそうだったな～と言えるのですが、私はせっかく先生からSOSメールの返事を頂いたときに、見る部分がずれていたのです。そうです。この部分です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本当に大事なのは、収入を含め仕事ができることではなく、地位や名誉を含め人より優れている事ではなく、まして見た目や外見の良さなんかではありません。　どうしたら、今目の前にいる人のお役に立てるかが大切なのです。その人が幸せになる（霊性が成長する）ために、最大限の努力をする事が大事であって、それが“愛”なのです。他人を差し置いて自分が良くなろうとしたら、それは“愛”ではありません。　我を抑え、人に尽くし、人を助け、人を導く。名利を求めずに冥利を得る。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これを会社や由井会長に向けず、自分の奥様だけに向けたから由井会長に対する信頼を自ら失う方向に持って行ってしまったのです。その結果、由井会長に、ホメオパシージャパンに対する反発心はくすぶり続けたのです。あの時は、それもしかたがなかったのかもしれません。まだ「母親への意識の投影」という先生の言葉が自分には入らなかったのはその言葉を受け取る時に、母親から移入した価値観で考え、否定して読ませないように操作したのでしょう。そして半年が経過し、０６年の年末になります。我々夫婦は、ほぼ毎年のようにインドに行きます。この頃は南インドカルナータカ州のウドゥピという町に以前短期留学したアーユルヴェーダ大学病院と、親しくして頂いているホメオパシードクターがいらっしゃるので、少しずつレッスンの続きをさせてただいていました。この時は3週間くらい、インド東部の巨大な聖地を経由してウドゥピに行ったのですが、この旅である気付きがありました。その後、もうホメオパシージャパンの社員として働くのはやめよう、と思い（本部センターのホメオパスは続けることにしました）帰国して07年1月初頭、出社したときに、会長に辞表を出させて頂きました。由井会長はやはり激怒しましたが、私はただ謝るだけでした。かたくなに態度を変えず、世話して頂いた由井会長を裏切り、自分の行く道を貫いた。悪く思われても仕方がない、ただ俺は正しい道を行くことにしたんだ。由井会長はわかってくれない、わからないのはしょうがない。その時はこれでいいんだ。と納得していたつもりでした。しかし本当はここで社員として働いている限り、不得意な仕事ばかりさせられ、うまく出来ない。社員の方も「あの偉いホメオパスのぱどま軍曹先生、結局使えないのよ」などと言われるようになるかもしれない。でも、センターで今まで通りホメオパスだけやっていれば、偉い先生でいられるぞ。というインチャさんの声にまんまと誘われ、上に書いた大義名分を信じ込んでしまった、と言う事だったのです。裏切り者だっただけでなく、このような自己中の状態で辞めてしまったのでした。いや～何という事でしょう。これは恥ずかしいですね・・・・・・・ダメ人間、極まれり次回はどうしよう・・・・・・まだ恥の上塗りをするのでしょうか・・・・・・でもまだ続くかも。あ、少し間が空きます。1ヶ月くらいかな。南インド・タミルナードゥ州ラームシュワラムの携帯修理お兄さんつづく
08Nov
- ダメ人間の歴史⑦
  こんにちは。ぱどま軍曹です。早速ですが、2人でセックスレスに取り組む場合に現時点で起きている事、表面的に何が起こっているかはとても大事です。私たち夫婦の場合、結婚当初セックスしようとして私が勃起出来なかったため、そのままレス状態に入ってしまったのです。誰がどう考えても私自身が対応しなければならない事だったにも関わらず、それをせずマスターヴェーションは出来るから勃起不全などの問題があるわけではない、と思っていたのです。つまり、「自分はセックスできるけど、今は（？）したくないだけだ。だから出来ないのではない。」これがいわゆる「ダメな人になりたくない」というインチャさんの周到な思考歪曲パターンなわけです。で、実際セックスにトライしてみました。やはりお互い愛撫しあって高まって、挿入できるような状態になるのですがいろいろなパターンがありましたが、それまで元気だったはずのお方がしゅ～んとなってしまうのです。これを何度も体験しました。夫婦でこれを目の当たりにしてとにかく気を取り直してとりあえず気持ち良くなる事には持ってくことはしていったのですがなかなかね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私自身はやっぱり奥さんを喜ばせてあげられない不甲斐ない今までの罪も感じるようになっていますから、やはりその罪悪感は大変なものです。奥さんにしてもつらかった苦しかった、セックス出来ないのは人間ではないのではなどと夫に対する怒りもあれば自分に対する否定的な思いも一時強まったりして辛かった・・・・・・もう全てを放り投げたいと思ってもう死にたいと思って包丁を振り回したり、壁を殴って穴をあけたり→これは私ですいや～今考えるとよく人殺しにならなかったな・・・・と思ったりもします。で、ある時頑張って訓練（そう、これはもう2人で行う訓練や特訓のような行為でした）をしているときにいつもだったらしゅ～んとなってしまう彼が・・・そのまま温かいぬくもりの中へ半分だけおじゃまできたのですお恥ずかしいですが2人で　号泣・・・・・・　ちょっとキモイしてしまいました。今から10年くらい前のちょうど11月でしたね。この先は・・・・・・・・・・・まだ終わらないのよ。だからまた書きますね。ここまでお読みいただいてありがとうございます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、前回同様またこう思うのです。なんでこんな事書いてんの？なんの意味があるんだ？・・・・・・・・・意味はないかもしれないが。メリットもないかもしれないが。誰も愉快にはならないし、読んでもくれなくても。私は書きますよ。・・・・とまた言ってみます。　　　　　南インド・タミルナードゥ州聖地ラーメシュワラムの牛ちゃんつづく
21Oct
- ダメ人間の歴史⑥
  こんにちは。ぱどま軍曹です。さて昔話はなかなか記憶の糸をたどるのがとても大変です。それだけでなく。やっぱりダメ人間になった過程を淡々と書いていく、というのも正直まだまだ恐ろしい。いい人でいたい、優れた人でいたい・・・・・・・もう現実は52歳になろうとする引きこもり太郎なんですけどね。どう冷静に見ても社会的には生産性のない無価値な人間です。実は、うちの実家にもう一人同じのがいましてね。兄ですが、彼はあと数年で還暦ですよ。すごいですよ、40年間ニートです。血は争えないわけです話がそれちゃいましたが私はセックスレスを自覚していなかった。その状態でセックスレスを改善する、というレッスンを受けたところでいわゆる多くの認知症の患者さんたちのように「病識」のない状態ですから「何故ボケてもいないこの俺がボケ扱いされなきゃいけないんだ！」とか「俺はまだ夕飯食ってない！何故俺に嘘をつく？俺を飢え死にさせる気か！」とかさまざまな不満、そして積み重なるストレスが高くなっているわけです。そんな中で、本来だったら隠しておくことが出来たはずの由井先生へのいら立ちや怖れがとうとう防波堤を突き破り、あふれ出てしまったわけです。でも。この出来事が起きたおかげで、私は本当に自分がセックスレスである事を自覚したわけです。しかも、その事実を覆い隠すためにしていた行為が「『奥さんの問題』として自ら認識を歪んだものにする」といったゲスノ極みだったわけです。いや～こうして書いてみると、表に現れている顕在意識と、いわゆる本音のはずの潜在意識のギャップのすごさにびっくりする泣いて謝っても、事実は変わりません。ここからは細かくはちょっと書けませんが、コツコツした努力が始まります。奥さんと協力しながら、ってことになるのですが・・・そこに待っていたのはさまざまな激怒、二人で抱える孤独、また怖れ、激怒、悲しみ・・・・・・・これも書きたくないね～でも細かく書かずとも、何か印象的な事を次回ちょっと書いてみます。いや、ほんとヘタレなのですぐ疲れます。実際いっつも思うのです。なんでこんな事やってんだ。なんの意味があるんだ？なんのメリットがあるんだ、こんなこと書いてて。こんな記事読んでもみんな不愉快になるだけじゃないか。・・・・・・・と。私の中にいる「ダメになりたくない人、優れていたい人は」、私が親の影響で受け継いだ価値観を使ってあの手この手で説得してこようとします。そうです。ホント引きずり込まれそうになるでも。意味はないかもしれないが。メリットもないかもしれないが。誰も愉快にはならないし、読んでもくれなくても。私は書きますよ。南インド・タミルナードゥ州聖地ラーメシュワラムの沐浴場の夜明けつづく
30Sep
- ダメ人間の歴史⑤
  こんにちは。ぱどま軍曹です。前回までは「殺してしまえ」という声の原因を書かせて頂きました。母親に愛されたい。しかし母親はネグレクトをしている人だったわけで母から唯一愛されている、と感じられるのは母の価値観で優秀であり、偉いと思えるような事をして、その母から褒めてもらう事があった時でした。そんな事はホント、人生の中でほぼ1，2回くらいだったでしょうがね。ですから、愛されていない小さいぱどま軍曹ちゃんはどこでも褒められる事をそれこそ餓鬼のように求めていたのです。なので、逆に怒られる、けなされる、無視されるなどという事が起こると、一気に自分を陥しめた相手を無意識に否定し、許さない事でバランスを取るわけです。無意識下の否定意識が具体的な形となって現れる事、それが今回の「声」だったのです。信じたくないと思いました。でもこの行為は、由井先生だけでなく、自分の妻にも行っていた事に気がついたのです。それは先生のメールの文章のこの部分に差し掛かった時、信じられないくらいの嗚咽が起きたからでした。“どうしたら、今目の前にいる人のお役に立てるかが大切なのです。その人が幸せになる（霊性が成長する）ために、最大限の努力をする事が大事であって、それが“愛”なのです。他人を差し置いて自分が良くなろうとしたら、それは“愛”ではありません。　我を抑え、人に尽くし、人を助け、人を導く。名利を求めずに冥利を得る。”身もだえしながら、七転八倒しながら涙を流し、気付きが起きたのです。奥さんのためにセックスレスをなんとかしようと思っていたはずだけど、自分の中に嫌々やっている思いがあったのではないか？それを感じる事は「自分が悪い」という事になる。それは「優れていない」「褒めてもらえない」＝見捨てられる⇒恐ろしい！これは「他人を差し置いて自分が良くなろうとする」行為であり奥さんを「愛している」から努力する、といういわゆる大義名分（自分がやましい、と考えないようにする言い訳）だった。全ては優れていたい、そうでないと見捨てられる恐怖からくる、自分中心の行動。まさにゲス野郎。相手を気遣うふりして自分の事だけを守る、尊重するだけの行為。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝いくらも日が立たないうちに、先生のところでこれを話して奥さんにも泣きながら謝ったのです。自分は悪い事をしていた、その事を受け入れる、認める事。この一瞬に自分が持っていた「優れていたい」意識を手放す事が出来た！と言えます。でも、それはそれで終わりではありません。その手放した状態を継続できるかが大事なのです。そう簡単ではなかった・・・・・・・・この後がまた大荒れです。つづく
17Sep
- ダメ人間の歴史？④
  こんにちは。ぱどま軍曹です。いやまいりましたね。PCの問題か、アメブロの問題かわかりませんが、何度も記事書いてフリーズしちゃう事態が起きまして、やっとこさ書けました。前回殺せ！って声が聞こえたのでもうたまらずメールを出した、ってとこまででしたよね。ま、もったいつけてもしょうがないですけど、声の原因はやはり自分の中の思いが形（音声）になったものだったようです。私にはネグレクトな母親がいました。（今でも生きていますが）母親から愛されていると思える事はなかったわけです。母から褒めてもらう事で、受け入れられている事が実感できる。それを常に求めて、得られない、という状態に置かれていました。それでも優れている人間、成功している人間、偉い人間でいることが母の価値観にフィットするものだ、と信じ込んで生きてきたのです。だから優秀なホメオパス、人を治療できる治療家、生徒を教える先生、なんていう存在になる事はもうよだれが出るほどの大好物だったのです。その母親を由井先生に投影して（というか自分に関わる女性に投影しまくって）、由井先生が激怒した事に恐怖を感じ、自分の「優秀でない」状態をリカバーするために無意識のうちに由井先生が誤っているとして否定し、自分を肯定させる、という働きが声になっていたのでした。今思うと相変わらずこれと似たような事をいまだにやってるな～と思うところあり、です。見たくないもの、気付きたくないもの、自分の中にある怒りや恐れや悲しみをそうやって遠ざけて生きている。優秀でなくなる事は怖い、人から否定される事は怖い、認められなくなるのは怖い。何故？良い子でないと愛してもらえない、母親から捨てられる恐怖が自分の原点にあるのです。先生の返信には終わり間際、こんな文章がありました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー　　大丈夫なんです　優秀でなくて！　大丈夫なんです　否定されても！　大丈夫なんです　できなくても！　大丈夫なんです　怒られても！　大丈夫なんです　人から命令されても！　大丈夫なんです　つまらない仕事しても！　　本当に大事なのは、収入を含め仕事ができることではなく、地位や名誉を含め人より優れている事ではなく、まして見た目や外見の良さなんかではありません。　どうしたら、今目の前にいる人のお役に立てるかが大切なのです。その人が幸せになる（霊性が成長する）ために、最大限の努力をする事が大事であって、それが“愛”なのです。他人を差し置いて自分が良くなろうとしたら、それは“愛”ではありません。　我を抑え、人に尽くし、人を助け、人を導く。名利を求めずに冥利を得る。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーセックスレスの自分には、この文章が強く響きました。そしてある気付きがこの時にありました。ただ、その気付きは言ってみれば単なる始まりでしかなかったのです。今日はこの辺で。いや、別に引っ張ってるつもりはないんですけど、ヘタレなので疲れました。南インドタミルナードゥ州カンニャークマーリのティルヴァッルヴァル像つづく
03Sep
- ダメ人間の歴史③
  こんにちは。ぱどま軍曹です。子供ってのは残酷な側面もありますよね。まぁそれは大人から見たら非常識、と思うかもしれませんが、そうはいってもその内容は子供にとっては自己欲求にそったものだけだったりします。たとえば虫を捕まえて首と胴体を切り離す遊びをしたりたとえば　ウンコ！ちんこ！と大声で笑ったりたとえば大人に向かって「このハゲ～～～っ!　生きてる資格ないダロ！」とののしったり（あれ？これは違う）インチャさんは暴言太郎だったりする場合もあります。にしても「殺してしまえ」とは・・・・・これが聞こえた時、心底ぞっとしたものです。その後もしばらく「馬鹿野郎！」とか「殺せ！」とかいうののしり言葉が続きました。何故こんな声が聞こえるようになったのか？まぁ、これらは幻聴であることには間違いないのですがこの声はやっぱりインチャさんだったのでしょう。というのもこの日、私は東京で由井先生に激しく怒鳴られ、こちらもキレて怒鳴り返したことがあったのです。しかし、出かける前には気持ちは落ち着き、由井先生も謝ったはずでした・・・・・・しかし本当の感情は正直です。いくらおさめたと思ってもやはりそれは「優れていたい」意識だったのでしょう。これほどまでにリアルにインチャさんの存在を感じる事はいままでなかったものですから、今まで表面上だけレッスンに行ってふんふん、などと言っていてはいられなくなりました。体調もどっと悪くなり・・・・・・体のあちこちに痛みが強く出るようになったものです。そして私は先生にはじめてSOSのメールを出したのです。南インドタミルナードゥ州ティルヴァンナンマライにあるアンナマライヤル寺院つづく
25Aug
- ダメ人間の歴史②
  こんにちは。ぱどま軍曹です。セックスレスという問題は、さまざまな現れ方がありますね。私の場合は、どこかで奥さんの問題とすり替えて、自分は悪くないとしているために、自覚症状がない、と思い込んでいたわけです。で、奥さんに付き合ってある先生のところに行ったわけですが、お話を聞いてても、奥さんは気の毒だね、悪いのはやっぱご主人だね、という風に聞こえてしまうのです。毎週そこに通うのは、非常に苦痛でした。いやでたまらず、逃げたい！と思いながら・・・・・・理屈ではその自分勝手さを奥さんに主張する事は出来ず、ただただ言う事を聞く素直な人を演じていました。その先生もそんな事はお見通しだったと思いますが、それでもマイルドに指導して頂けたのです。その時は具体的な名前ではなかったのですが、「自分の中にあるお子チャマ意識」というものとの分離を先生は指導していただいたのです。自分は大人だ！そんなものがあるはずはない！お子チャマなんてもうとっくの昔に忘れた存在だ！かたくなに自己弁護をします。これは自分が「悪い」という事を認めなければならない、自分がもっている「優れていたい」意識を手放さなければならない、という事を拒否している姿です。ただ残念なことにご本人「自分は一生懸命奥さんのためにセックスレスを改善しようと努力している」と思っているわけで、そのためこのような思いが自分にある事をまったく気付かぬまま、時間をを過ごし、いやいやレッスンに通う日々でした。これからどんな事が起きたのでしょうか。それは2006年の夏。当時私はホメオパシーの学校であるロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー（RAH）の講師をしていました。その前の年から由井先生に頼まれて、非常勤のような形で講師をしていたのですが、この06年からはホメオパシージャパン㈱の社員として講師を兼任することになりました。私は大阪校所属だったので、そちらで授業をするため大阪に出張するわけです。翌日授業なので、学校によって事務作業などしてから、疲れ果ててホテルにチェックインします。夜中までかかって授業の準備をしているとき、それは聞こえたのです。「由井先生を殺してしまえ」誰の声でしょう、それはわかりませんでした。しかしはっきりそう聞こえたのです。南インドカルナータカ州シュリンギーにあるヴェイディヤアチャーリヤ寺院つづく
20Aug
- ダメ人間の歴史①
  こんにちは。ぱどま軍曹と申します。以前は「日本ホメオパシーセンター武蔵小金井北」というところでまぁ治療家という事をやっていました。そこを始めたのは、もう2010年というので、7年も前になりますね。その前は2003年からですか、ホメオパシーセンターの東京本部ってのがありまして、そこで7年間やってました。当時はまだまだホメオパシーも勃興期でだんだん認知されるようになってきて、少ないホメオパス（ホメオパシー療法家）で結構なクライアントさんをみるようになっていました。忙しかったですね。非常に新しい事、そして今まで日本にある療法と一線を画しているものだ、という自負がありました。でも私自身、心の問題を抱えていまして、それはまたいつか詳しく書きたいと思いますが、実際に表に現れていた事実は、結婚して10年たっていたにもかかわらずセックスレスだったという事です。これは自己分析や自分でホメオパシーのレメディというものを様々とっても、なんともなりませんでした。しかし、そのころホメオパスとして第一人者だった由井寅子先生に勧められて、夫婦ともどもあるところへ行くことになりました。2006年の2月の事でした。そのころ私はホメオパシーセンターのみならず、ホメパシージャパン㈱の社員としても働き始め、そのため心のクリーニングをする必要がある、と2，3ヶ月其処に通えばいいのかな？みたいな感覚で行ったのです。このとき自分の中にはセックスレスを奥さんだけの問題と思っていたのでした。自分は別にしたくない、マスターベーションで十分。そう思っていました。奥さんだっていつも仕事で疲れて帰ってきて、夜だってすぐ寝ちゃうじゃん、なのに時々「なんでセックスしてくれないの！」ってキレられても・・・・・そうです。だから奥さんに付き合ってそこへ行く事になったのでした。それから11年以上経ちますが・・・・・いまだに通ってます。そこに通うようになって、色々な事を経験しました。それはまた後ほど・・・・・でも、今仕事もせず、日々悶々としながらこのブログを再開？しました。現実にはどんどんダメ人間になってきています。不思議ですね・・・・・・・こんなことを書いているとまったく恥ずかしいと思います。これが今まで自分が縛られてきた価値観「良い子でないとダメ」があるから苦しいわけです。　　南インド・カルナータカ州にある聖山Kodachadriの頂上近くでポーズをとるきゃ〇さんつづく

ダメ人間の歴史１８

ダメ人間の歴史１７

ダメ人間の歴史１６

ダメ人間の歴史１５

ダメ人間の歴史１４

ダメ人間の歴史13

ダメ人間の歴史12

ダメ人間の歴史11

ダメ人間の歴史10

ダメ人間の歴史⑨

ダメ人間の歴史⑧

ダメ人間の歴史⑦

ダメ人間の歴史⑥

ダメ人間の歴史⑤

ダメ人間の歴史？④

ダメ人間の歴史③

ダメ人間の歴史②

ダメ人間の歴史①