日本人の平均寿命は、男性が79歳、女性が86歳、男女平均が83歳で
日本、サンマリノ、スイスの3カ国が83歳で世界1位です。
この世界一の長寿国で、あなたは何歳まで働きたいですか?
早期にリタイアして、悠々自適にシニアライフを送るのか、
生涯現役で、身体が動く限り好きな仕事をするのか、
現在の労働に関する状況から現実的な将来を見てみます。
総務省の2014年2月速報の労働力調査では前年同月に比べ
・生産年齢である15~64歳の労働力人口は37万人減少
・年金受給年齢65歳以上の労働力人口は33万人増加
また、雇用形態別では前年同月に比べ
・正規雇用従業員数は54万人の減少
・非正規雇用従業員数は89万人の増加
年齢別で対前年の増加数では
・15~24歳14万人
・25~34歳 4万人
・35~44歳20万人
・45~54歳19万人
・55~64歳11万人
・65歳以上24万人
と、高齢者の非正規雇用が増えていることがわかります。
では、65歳以上の人は何歳まで働きたいのでしょうか?
ビデオリサーチの調査で「人は何歳まで働くのがよいと思うか?」という質問に対し、
60~74歳の年代では、69歳まで働くのがよいとの回答が一番多い結果から、
今後、年金給付開始年齢の引き上げなどで「現実的に収入が必要だ」という不安と
実際にその年齢になって「まだ働ける」と感じる人が多いのではないか考えられます。
あなたは69歳まで不安定な非正規雇用で働きたいですか?
将来を見据え、無理なく安定した仕事が必要なのではないでしょか。