「別れよう。」

その言葉を聞いて、ただただ1人になりたくて走ってきた。
だけど、ここはどこ?

?「あっ、宇野ちゃん!」

宇「あっ。。。千晃。」

ほんのちょっとほんとに少しだけ隆弘かな?
なんて思った自分がバカみたい。

千「あれ?宇野ちゃんもしかして泣いてる?」

宇「えっ、あ、うん。いや。」

千「ふふw宇野ちゃん変だよ?なんかあったの?」

宇「実は。。。隆弘に別れようって。」

千「あっ、そっか。。。ごめんね。なんか、聞いちゃって。」

宇「ううん!千晃が謝る事じゃないよ!」

千「うん。。。でも、宇野ちゃんは別れたくないんじゃないの?」

宇「まぁ、でも。。。隆弘の幸せが一番の幸せなはずだから。うん!」

千「宇野ちゃんがそういうならいいけど。。。でも、ほんとに後で後悔しない?」

宇「大丈夫だよ!ありがと。千晃!」

千「うん。じゃあ、ごめんね。私、人と待ち合わせしてるから。。。」

宇「全然!気にしないで。行ってらっしゃい〜」

千「うん!行ってきま〜す!宇野ちゃんも気をつけてね!寒いから!」

宇「ありがと!千晃もね〜!」

千「うん!ありがと!」


それから1ヶ月がたった。

やっと別れたことの後悔は無くなった。はず。
だけど、やっぱり隆弘と過ごした時間は消えてはくれなくて。。。

でも、離れていても隆弘の幸せを願っているから。
どうか、幸せになってね。

ありがとう。

そう思ったらまた涙がでてきた。

やっぱり後悔は消えていないのかも。


「ねぇ?隆弘〜!!」

「うん?」

「これ可愛くない?」

「う〜ん。こっちのが可愛くない?」

「そっちも可愛いと思うんだけど〜」

「じゃあどっちも買ってやるよ!」


今、一番見たくない景色、そして一番会いたいけど会いたくない人。

やっぱり思ってるのは私だけか。

ありがとう。
たとえ離れていてもあなたの幸せを願ってるよ。
そして私にも幸せが訪れますように。。。