私は小さい頃から古い家に住んでいました。
古い家というか完全にぼろ家で家には隙間風が吹きぼっとんトイレでした。
ぼろ家は母親の生まれた生家でした。家の中に井戸があり、ふろ場は居間から離れた所にあり薪で炊くお風呂でした。
なぜこの家に住んでいるのか、その理由は母親曰く「父親が甲斐性無しで家が買えないからここに住んでいるんだ」
と吊り上がった眼で言われた事を覚えています。
毎日の喧嘩は父親がパチンコでお金を使った、お酒を飲んできた、仕事を辞めてきた。
父親が帰る頃から母親がイライラし始め、家の空気が緊迫していました。
そして帰ってくるとお決まりの喧嘩が始まりました。
父親が仕事から帰ってきてご飯を食べていると、母親が喧嘩を仕掛け怒鳴りあう、母親が包丁を振り回す、叫ぶ。
この異常な光景が毎日でした。
私の日常は怒鳴り声と叫び声でした。
どうして私の家はこうなのか。不思議でした。
そしてとても怖かった事を覚えています。