詩 と 散文 と 音楽 の 広場 ☆ ミックス・ヴォイス の 見つけ方

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ネット公開して書き続けています。よろしくお願いします。














著者 は 大島 清 (おおしま きよし) さん。

脳 生理 学者、京都 大学 名誉 教授。

今回 ご紹介の この本とは 別 の

「 歌うと なぜ『 心 と 脳 』に
いいか ? 」 ( 新講社 発行 )

で 大島さんはこう 書いている。

・・・・・・

歌うこと は 脳 の 「 タテ 構造 」 を
刺激することになる。

脳は 3層 (そう) の タテ 構造 に
なっている。
いちぱん 下 にある のが 脳幹
(のうかん)。これは 生命 維持 を
司 (つかさど) る 脳 だ。
呼吸をしたり、血管 を 循環
(じゅんかん) させたり、
体温 を 維持 させたりして
生命 の 基本 を 司っている。

その上に あるのが 大脳 辺縁系。
情感・情緒・ムードを 司り、
記憶、または  食欲 や 性欲、
意欲、やる気 などを 担当している。

いちばん 上にあるのが 大脳 新皮質で、
この部分 が 論理とか 計算とか、
つまり 私たちの 意識 できる
世界の 多くを 担当している。

・・・・・・

それでは  「 ヒトは 愛すると、
なぜ 美しく なれるのか 」
の ご紹介 です。

この 本の 『 終章 』 で 大島さん は
『 21世紀 は 大脳 辺縁系 の 時代 』
と 語ります。

◇ 31 ページ から。

第1章  愛する 心 は 脳が 指令する

《 脳 の しくみ に こそ
人間 の 本質 がある 》

さて、本論に 入るに あたって、
愛する ということと、脳 との
関連 について ふれておこう。

そもそも この 地球上 に 生命 が
誕生して、およそ35億年 たっている。

その間 (かん)、数多くの 生物が 現れた。

そして、その もっとも 進化した
動物、それが 私たち 人間なのである。

人間 の 進化 の もっとも
著 (いちじる) しい 特色
(とうしょく) は 脳 が 巨大化 した
ことに あるが、とりわけ
大脳 半球 が 大きいことである。

人 の 精神 や 高い 知能 は、
この 脳が あるからに ほかならない。

私の 恩師 である 時実 利彦
( ときざね としひこ ) 先生
《 故人・元 東京大学 教授 》 は
この脳について、かつて
つぎ のように 語っている。

「『 朝 は 4本足、昼 は 2本足、
夕方 は 3本足 で 歩く
動物 は 何か ? 』

怪獣 スフィンクス の 問いかけに、
勇者 オイディプス は
『 それは 人間だ。赤ん坊 は
手足 を 使って
はい、
成長すると 2本足 で 歩き、
老人 になると 杖 (つえ) を
使って 3本足 で 歩く 』
と 答えた という。

ギリシャ 神話 の この 1章は、
人間 の 生涯 (しょうがい) の
外面的 な 変化 を みごとに
えがいている。

しかし、形 の 上だけで 人間の
本質 は 特徴 (とくちょう)
づけられる ものでは ない。

私たちが 知識 を つみ、
知識 を たかめ、思考 をうみ、
行動 を 起こしているのは、
すべて 脳 の はたらき による。

したがって 脳 の しくみ に こそ
人間 の 本質が あるはずである 」

まことに、いいえて 妙 ( みよう
= とても すぐれている ) で ある。

私たちを人間らしく生活させ、
行動させているのは、脳に そうさせる
しくみ が ある からである。

このしくみは、生まれたときには
まだ、できていない。その点、
動物は 生まれ 落ちる と すぐ
母親のあとをついて歩くし、
自分 で 乳房 (ちぶさ) を
求めて 飲むことも できる。

それに 比 (くら) べて、人間 の
赤ちゃん の 脳 は どの 動物 の
脳 よりも 未完成 であり、
脳 に 関する 限り では、
人間 は 生理学的 に 早産 (そうざん)
ということが できるだろう。

生まれ落ちたときは人間ではなく
ヒト (ホモ・サピエンス) なのである。

人間 の 赤ちゃん の 脳 が
未完成 である ということは、
生まれてからの 発達が 約束
されている ということでもある。

脳 は 両親 の 保育 や、家庭、
学校、社会 での 教育 によって
発達し、完成 されて いく。

したがって、ヒト を 人間
たらしめる 脳 をより 発達 させ、
完成 させることが ほんとうの
教育 であり、この 時期 の
育て方 こそ 大事 なもの となる。

ちなみに、人間 の からだ
のうちで、もっとも 早く
発達 する のが 脳 である。

〈 中 略 〉

《  愛する 心 を つかさどる
大脳 辺縁系 (だいのう へんえんけい)  》

〈 中 略 〉

私たち の あらゆる 精神 は、この
前頭葉 (ぜんとうよう) の 大脳 皮質
(だいのう ひしつ) にある 脳 細胞
によって 営 (いとな) まれている。

一口 (ひとくち) に 大脳 皮質 と
いっても、実は 構造も 働きも
違う 3つの 部分《 新 皮質、古 皮質、
旧 皮質 》から なりたっている。

このうちの 古 皮質、旧 皮質 は
早くからできあがっており、
働きのうえでも区別できないため、
これらを「 大脳 辺縁 系」
といい、あとから 新しく 発達した
皮質 を 「 大脳 新皮質 」
と 呼 (よ) んでいる。

〈 中 略 〉

脳 は 働きの うえから 見ると
中心 に 脳幹 (のうかん)、その外側を
辺縁 皮質 (へんえんひしつ) と
新 皮質 (しんひしつ) の2つの
皮質 が 包 (つつ) んでいる。

脳幹 には 精神 は ない が、
生命 を 保証する 働き が あり、
ここで 私たち の 健康 な
からだ が 維持 (いじ) されている。

要 (かなめ = 大切なこと) は、
脳幹 の 働き によって、大脳 辺縁系
と 大脳新皮質 の 2つ の 精神 が
結 (むす) びつき、人間 の 行動 が
展開 されることになる。

脳 の 機能 の なか で、ここで、
あらためて 注目 して いただきたい
のは 「 大脳 辺縁系 」 で ある。

なぜか というと、この 大脳 辺縁系
に こそ、私たち の 本能 (ほんのう)
が やどって いる から である。

実は ここが、たとえば 人を 愛する
といった ような 心 を
つかさどって いるのだ。
ここでは、個体 の 維持 (いじ) と
種族 保存 という 基本的 な
生命 活動 と ともに、
人間 の 三大 本能 といわれる
食 欲、性 欲、集団 欲
が 営 (いとな) まれている。

また、ここには 本能 の
欲求 (よっきゅう) を より よく
満 (み) たす ための 快 (かい)、
不快 (ふかい) を はじめ、
怒 (いか) り や 恐 (おそ) れ と いった
人間 の 基本的 な 心 を
つかさどる 働 (はたら) きもある。

欲求 が 満 (み) たされないと
欲求 不満 という 不快 感 が
起 (お) こり、満たされるときに
快感 が 起こるのも、
この 大脳 辺縁系 に よる。

心 の ありかた で からだ の
健康 (けんこう) が 左右 (さゆう)
されることは よく 知られているが、
その しくみ は ここに ある のだ。

その 証拠 (しょうこ) に、ここは
内臓 (ないぞう) コントロール の
中枢 (ちゅうすう) であり、
ホルモン・コントロール・センター
であり、また 自律 神経
(じりつ しんけい) の 司令部である。

病( やまい) は 気 (き) から
というが、それは ストレス に よって
起こった 大脳 辺縁系 の 乱 (みだ) れ
で あり、歪 (ゆが) み だと
考えれば わかりやすい だろう。

あとで 説明する 大脳 新皮質 に
やどる 心 を 高等 な 心 だとすれば、
この 大脳 辺縁系 に やどる 心 は、
ヒト が 以前 から もっている
素朴 (そぼく) な 心 と いえよう。

ここには、たとえ 人間 らしい
生活 は できない としても、
生物 として たくましく
生きていく 心 を つくり、
そうした 行動 に 駆 (か) り
立 (た) てる 働 (はたら) き が
備 (そな) わって いるのだ。

この 部位 (ぶい) こそ、私たちの
生命 活動 の 基本 となっている
ところ なのである。

〈 中 略 〉

終章  21世紀 は 大脳 辺縁系 の 時代

《 「 気 」 の 生 (しょう) ずる ところ  》

さて、ここまで読んでこられて、
生きるということ、
人を愛するということに、
いかに脳が大切な働きをしているか、
おわかりになったことだろう。

脳 を 語り 終えるに あたって、
おさらい を かね、最後に
もう ひとつ、「 気 」 と 脳 の
話を しておこう。

近 (ちか) ごろ、この 「 気 」 という
言葉 が よく 用 (もち) いられる
ようになった。

人生 は 気 で 開 (ひら) く、
運命 は 気 で 変わる  ──  の
「 気 」 で ある。

〈 中 略 〉

私 は 常々 (つねづね)、この
「 気 」 の 生ずる ところ は
「 大脳 辺縁系 」 だ と 思ってきた。

つまり、ここさえ しっかり
していれぱ、先の例のように
コミュニケーション が希薄 (きはく)
になることは ないし、ストレス で
病気になることも なくなるだろう
と 思っている からだ。

人 と 人を つなぐ 柔軟性のある
柔らかい 関係が 必要だとしたら、
それこそ、弾力に富(と)んだ
たくましい 大脳 辺縁系が、
それを 創造 していくのかも しれない。

ここ が、大脳 新皮質 で 生み出される
「 心 」 と、脳幹 脊髄 系
(のうかん せきずいけい) で
コントロール されている、
生きている 「 からだ 」 を つなぐ、
いちばん大事なところであることは、
すでにおわかりのことと思う。

だからこそ、この つなぎめ が
ダメ になると 心身症 になって
しまうし、ひどい とき には
自殺する 人 も 出てくる。

柔らかい関係、つまり愛する人と
もっと 人間的な 関係を つくる
ための 要 (かなめ) として、
大脳 辺縁系 の はたらき を もっと
いろんな 人に 知ってほしい。

やがて 21世紀 は
『 大脳 辺縁系 の 時代  』
に なるかも しれない のだ。

いまさら いうまでも ないが、
大脳 辺縁系 は 動物 と 人間 が
共有している 脳 であり、
人間 の 場合は この 脳 の 上 に
大脳 新皮質 という 巨大な 脳がある。

繰り返すが、大脳 辺縁系は 動物の
ように たくましく 動きながら
生きていくために必要なもので、
話したり 考えることとは 関係ない。

つまり、食欲 や 性欲 の 中枢
(ちゅうすう) であり、内蔵 の
中枢でもある。そして、
ホルモン の 王国 (おうこく) が
この 大脳 辺縁系 でも あるのである。

これだけ あれば、動物なら
どのような ものでも、さまざまな
厳 (きび) しい 自然 環境 に
対応 していく ことが できる。

たとえば、人間が お酒を 飲んで
グデングデン になると、
大脳 新皮質 が 眠ってしまって、
大脳 辺縁系 だけが 表に 出てくる。

それで 笑い 上戸 (じょうご) や
泣き上 戸 になる と
いうことも ある わけだ。

それに 大脳 辺縁系 は 情動 脳
(じょうどうのう) でも ある。
快、不快、恐 (おそ) れ、そして
恐れが こうじた 怒 (いか) り
という4つの 感情を つくっている。
それだけに きわめで 単純で、
素朴 (そぼく) な 心 を
生み 出して いる わけだ。

【 解説 → 情動とは、恐怖や怒り、
喜び、悲しみなどの 感情で、
比較的 短く、急激に 引き起こされる
感情 の 動きを 指します。】

反対に、大脳 新皮質 は
環境 に 適 (てき) しながら
「 うまく 生きていく 」、
創造しながら 「 よく 生きていく 」
という 2つを 生み出す ところである。

特に 創造性 は 大脳 新皮質 の
なかの 前頭葉 (ぜんとうよう) に
支配 (しはい) されていて、
大脳 全体 に 対し、人間 が ほぼ
30 %、チンパンジー で 10%、
サル で 0. 3% ぐらい しかない。

となれば 結局、創造 しながら
生きていくことが できるのは、
人間だけだ ということ になる。

このように 「 うまく、よく
生きていく 」 脳 が
大脳 新皮質 であるのに 対し、
大脳 辺縁系 は あくまでも
「 たくましく 生きていく 」
脳 だ と いわれる わけが
ここ に ある。

ここには 嗅覚 (きゅうかく) 情報 が
直接入ってくるし、食欲、性欲、
群衆 欲 の 中枢 もある。

だから ここが やられると、
食べること も、ヒトという
種 の 保存 に 関わる 性欲 も、
群れるという 欲求 も
歪 (ゆが) んでしまう。

ここが しっかり していないと
たくましく 生きられない のだ。

読み・書き・ソロバン だけに
終始する 現代 の 偏差値 教育 が
どんなに いびつ で 弱い 人間 を
つくっているか を 見ていると、
いたたまれない 気持ちである。

《 人を愛し、愛されることが
五感 の 鍛錬 (たんれん) につながる 》

さらに 繰り返そう。

この 「 たくましい 脳 」 は、
情動 脳 であると 同時に、
内臓 脳 でもある。

大脳 辺縁系 の なかの 視床 下部
(ししょうかぶ) という ところは、
自律神経系や ホルモンの 中枢 である。

ここを 統御 (とうぎょ) し 調整
しているのが 大脳 辺縁系 であり、
大脳 辺縁系 で つくられる 快、
不快 といった 情動 脳 の 働きが、
自律神経系 に 影響 を 与える。

また、ホルモン の 調整 が うまく
いかないと、ホメオスタシス という
人間 の 生理機能 を 一定に保 (たも) つ
という 働きは なくなってしまう。

つまり、情動 の 心、自律 神経 系 や
ホルモン といった 内臓 の 王国 は、
大脳 辺縁系 が 歪 (ゆが) められると、
十二指腸 に 潰瘍 (かいよう) が
できたり するのだ。

〈 中 略 〉

本章の はじめに、「 気 」 の 生ずる
ところは 大脳 辺縁系 だといったが、
男性 は 女性 に 比べて、この 部分 が
もろい ような 気がする。

これは なぜか といえば、女性 は
もともと 生 (う) み 育 (そだ) てる
生命力 を もっているからだ。

月 の めぐり といった 小宇宙 を
体内 に 内蔵した 自然体だ。
だから 大脳 辺縁系 は
男より ガチッ と できている。

イメージ で 説明 するとすれば、
男性 は 大脳 新皮質 を
中心 に もった 円 (えん) である。

一方 (いっぽう)、女性 は
2つ の 中心 を もった 楕円
(だえん) と 思えば いい。
2つ の 中心 は 大脳 辺縁系と
大脳 新皮質である。だから、
女性は 非常に 安定しているのだ。

男性も、もともとはこういう形だった。
だが、ややもすれば、大脳新皮質、
特に 左脳 の『 読み、書き、
そろばん 』を 得意 とする
ほうに かたよって しまい がちだ。

こうなると 逆に 大脳 辺縁系 は
ボロボロ に なってしまい、すぐに
ストレス に やられて しまう。

つまりは、突 (つ) っ ぱねる 力 が
ないのだ。砂上 (さじょう) の
楼閣 (ろうかく) のように
すぐ グラついて しまうことになる。

男の子 のほうが 女の子 の 4倍も
自閉 症 (じへいしょう) に
なりやすい のは そのためである。

パートナー に 死なれると あとを
追 (お) うように 男性が 死ぬのも、
あるいは 離婚して 死ぬのも、
男性 が 女性 の 3倍も 多いことが、
このことを 証明している。

また、男性 は 生まれつき 攻撃 心
に 富 (と) んでいて、順位 に
こだわる から、どうしても
タテ 社会 を つくってしまう。

女性 が ヨコ型や ドーナッツ型の 社会
を つくる のとは 逆と いうことだ。

以前、羽田 澄子 (はねだ すみこ) さん
監督 の
『 痴呆性 (ちほうせい) 老人 の 世界 』
という 映画を 見て、なるほど と
うなずか された。男 と 女 の 行動 が
まったく 違う から で ある。

男性 の 場合、あの人は あっち 向き、
この人は こっち 向きと いう ぐあいに、
みんな バラバラ に 椅子 (いす) に
坐 (すわ) って いる。

ところ が 女性たち の ほう は、
テーブル を 囲 (かこ) んで、
編物 (あみもの) を してみたり、
童謡 を 歌いながら 手 を
たたいたりと、非常に 和気 (わき)
あいあい と している ので ある。

このことは、おなじように
大脳 新皮質 が やられていても、
女性のほう が 大脳 辺縁系 の 部分が
克明 (こくめい) に 発色 されて
出てること を 示 (しめ) している。

私は、それが 男と女 の 本当 の
脳 の 違いだな、と思って 感動した。

このごろは、ヨガ や 座禅 (ざぜん)
などで 「 気 」 を 鍛 (きた) える
ことが 盛 (さか) ん だが、
この 生きる 心 = 「 気 」 を 鍛える
というのは、大脳 辺縁系 を
鍛えることに なるのだ。

臍下丹田 (せいかたんでん) に
太陽 神経 叢 (たいよう しんけい そう)
がある。
ここは自律神経系による、いわば
リトル・ブレイン ( = 小さな 脳 ) 。

ここを 鍛えると、そこからの
信号 が 大脳 辺縁系 を 強化 する。

そのためにも、自然 との
コミュニケーション が とても
大切 に なる。

【 説明 → 臍下丹 とは、へその下
あたりにある 丹田(たんでん)
と 呼ばれる 場所 を 指し、
心身 の 精気 の 集まる 所
と されています。】

自然 の 香 (かおり) をふんだん に
嗅 (か) ぎ、風 の そよぎ や
鳥 の さえずり、波の 音や
岩 に くだける 清流の 音 に
耳を 傾 (かたむ) けることだ。

そもそも 生命 は ヌルヌル した
ところから 誕生した のである。

子ども が 泥 (どろ) 遊び に 熱中する
のも、夏、波打ちぎわに 何十万という
人 が 集まるのも、原始 感覚 への
ノスタルジア ( = 故郷 を なつかしむ
気持ち ) で あろう。

いまでも 精子 や 卵子 と いった
生殖 細胞 は、ヌルヌル 物質 で
保護 されている。

だからこそ、五感 の 鍛錬
(たんれん) が 必要 なのである。

そして、人 を 愛し、愛される ことも
また 五感 の 鍛錬に つながる。

21世紀 を 生きる ためにも、
心 と からだ の つなぎめ を
しっかりと 鍛 (きた) え、
楽しく 健康 な
人生 を 送りたい ものである。

〈 以上 で 本書 は 終わります 〉

□  参考 文献

「 ヒトは 愛すると、
なぜ 美しくなれるのか 」
大島 清  著
二見 書房  発行

◇ こだわりアカデミー ◇
幼い頃の体験は、
「原風景」となって
後の人生に大きな
影響をもたらします。

若さは年齢ではない。
脳を活性化させるには?

京都大学 名誉 教授 
大島 清 氏

https://www.athome-academy.jp/archive/medicine/0000000220_all.html

「 今度 お茶でも 飲みましょう

( 完全 版 ) 」
英語バージョンの歌をつくりました。
(^^)
Let's have even tea next time.
( full ver. )
今度 お茶でも 飲みましょう( 完全 版 )
( Lyrics and composition by otoguro ippei )
作詞・作曲 : 乙黒 一平

◇ 1 ◇

When I met you,
I feel like know happiness.
君 と 出会って
幸せ 知った 気がする。

Let's have even tea next time.
今度 お茶でも 飲みましょう。

Your heart is beautiful as angel.
Let's have even tea next time.
君 の 心 は 天使 のように 美しい。
今度 お茶でも 飲みましょう。

If we can live pure heart,
Like flower in field,
野 に 咲く 花 のように
無垢 (むく) な 心 と、

and cherishing love and joy
and power of art.
愛 と 楽しさ と アート の 力 を
大切 にして 生きて ゆければ、 

ah  then surely,
the world will go to peaceful.
ああ きっと 世界も
平和 に なっていくだろう。

ah  Let's have even tea next time.
ああ 今度 お茶でも 飲みましょう。

Like miraculous birth of this the earth,
Love is making the world,
この 地球 の 奇跡 の 誕生 のように、
愛 は 世界 を つくっていること を、

You teach me that.
Let's have even tea next time.
君 は 教えてくれる。
今度 お茶でも 飲みましょう。

◇ 2 ◇

When I met you,
I feel like know lifing power.
君 と 出会って、
生きる 力  知った 気がする。

Let's have even tea next time.
今度 お茶でも 飲みましょう。

Your heart is beautiful as nature.
Let's have even tea next time.
君 の 心 は 自然 の ように 美しい。
今度 お茶でも 飲みましょう。

If we can live pure heart,
Like singing bird,
さえずる 鳥 の ように、
無垢 (むく) な 心 と、

and cherishing love and joy
and power of art.
愛 と 楽しさ と アート の 力 を
大切 にして 生きて ゆければ、

ah then surely,
the world will go to peaceful.
ああ きっと 世界も
平和 に なっていくだろう。

ah let's have even tea next time.
ああ 今度 お茶でも 飲みましょう。

Like pure heart of children,
Love is making happiness,
子どもたち の きれい な 心 のように、
愛 は 幸福 を つくっていること を、

You teach me that.
Let's have even tea next time.
君 は 教えてくれる。
今度 お茶でも 飲みましょう

・・・

ぼくの オリジナル の
「 今度 お茶でも 飲みましょう 」
の 完全 版 の 最新の 歌です。

よろしければ お聴きください。
歌詞 と メロディ を 追加しました。
テンポ ( Tempo ) も 変えました。
?= 165 にしました。これは
YOASOBI の アイドル と 同じ 速度 です。
1分間 に ? で 165 の 拍 (はく) を
刻 (きざ) む 速 (はや) さです。

 キー は C メジャー です。
最高音 は F5(ファ)
最低音 は G3(ソ)です。
歌 の 時間  は  約 3分 。

 < 歌詞 >

今度 お茶でも 飲みましょう
( full. ver. = 完全 版 )
 ( 作詞・作曲 乙黒 一平 )

◇ 1 ◇

君 と 出会って
幸せ 知った 気がする
今度 お茶でも 飲みましょう

君 の 心 は 天使 のように 美しい
今度 お茶でも 飲みましょう

野 に 咲く 花 のように
無垢 (むく) な 心 と
愛 と 楽しさ と アート の 力 を
大切 にして 生きて ゆければ 

ああ きっと 世界も
平和 に なっていくだろう
ああ 今度 お茶でも 飲みましょう

この 地球 の 奇跡 の 誕生 のように
愛 は 世界 を つくっていること を
君 は 教えてくれる
今度 お茶でも 飲みましょう

 ◇ 2 ◇

君 と 出会って
生きる力  知った気がする
今度 お茶でも 飲みましょう

君 の 心 は 自然 の ように 美しい
今度 お茶でも 飲みましょう

さえずる 鳥 の ように
無垢 (むく) な 心 と
愛 と 楽しさ と アート の 力 を
大切 にして 生きて ゆければ 

ああ きっと 世界も
平和 に なっていくだろう
ああ 今度 お茶でも 飲みましょう

子どもたち の きれい な 心 のように
愛 は 幸福 をつくっていること を
君 は 教えてくれる
今度 お茶でも 飲みましょう

・・・


《 Let's have even tea next time 》
( full ver. )
( Lyrics and composition by 
Otoguro Ippei )

◇ 1 ◇

When I met you,
I feel like know happiness.

Let's have even tea next time

Your heart is
as beautiful as angel.

Let's have even tea next time.

If we can live pure heart
Like flower blooming in field,
and cherishing love and joy
and power of art.

ah then surely,
world will go to peaceful place.

a h  Let's have even tea next time.

Like miraculous birth of this earth,
Love is making the world,
You teach me it.

Let's have even tea next time

◇ 2 ◇

When I met you,
I feel like know lifing power.

Let's have even tea next time.

Your heart is  beautiful as nature.
Let's have even tea next time.

If we can live pure heart
Like a singing bird,
and cherishing love and joy
and power of art.

ah then surely,
world will go to peaceful place.

Ah, let's have some tea next time.

Like pure hearts of children,
Love is creating happiness,
You teach me it.

Let's have even tea next time.

・・・


 

「 血糖値も 下げる !
 命 を 守る 口内 フローラ 改善 術 」 
の ご紹介です。

N H K の 「あしたが 変わる 
トリセツ ショー 」 から。

あなた の 命 を 守る
ために 知って ほしい
口内 フローラ の トリセツ 。

全身 の 健康 は
お口 から や で ~ 。

と ナレーション。

「 口内 フローラ
って なんやろ ? 」

と 質問 する
松嶋 尚美 (まつしまほみ) と
マキタ スポーツ。

腸内 の 細菌 たちが
全身 の 健康 を 左右している
実態 は よく 知られるように
なってきた。

腸と同じく全身に影響を
与えているのが
口 の 中 の 菌たちなのだ。

口内 フローラ が 乱 (みだ) れる
だけで 命 の 危険 が ! ?」

「 認知 症 とかですね、 動脈 硬化、
いちぶ の がん ですね。」

と 医師 。

逆にうまく付き合えば
いいこと ずくめ。

「糖尿病 も よくなる。
誤えん性 肺炎 を 減らせる。
命 を 守れる。」

と 医師 。

口内 フローラ を 整 (ととの) える
対策 は とにかく 気持ち が いい。

【 番組 情報 】

糖尿病・認知症・動脈硬化 との
意外 な 関係!
全身の健康を 左右する
「 口内 フローラ 」 を 大 特集。
健康 寿命 が 延 (の) び
食事 も おいしくなる !?
お口 ケア で 健康 を 手に入れる
3か条 大 公開。

「真 の プラーク 撃退法
3 か条 の おさらいです。」

1つ。歯磨 (はみが) き は、
ゴシゴシではなく、
ちょこちょこ 優 (やさ) しく。

ブラシ が mm 単位 の
細 (こま) やかさで
こすって 動く みがき方。

2つ。フロス は 歯 磨き前に。
歯 の あいだ の プラーク を
こすり 落とす イメージ で。

3つ。プロ の 力 を 頼 (たよ) る べし。
定期的 に プロ による ケア を。
歯 医者 さん へ。

悪行 三昧 (あくぎょう ざんまい)
の プラーク を いざ 退治 (たいじ) !

エンター テイナー
( = 楽しい 進行 役 ) は
石原 さとみ さん 。

お口 の 中 の 細菌たち。
歯ぐき や 歯 の 表面、
舌 (した) の 上 などで
暮らしています。

1人 ひとり の 口 の 中 に
およそ 1 0 0  ~  3 0 0  種類
1 0 0 0 億 個 以上。
悪さを しない 菌 や 病気 を
おこす 菌 など が いて
その 菌 (きん) たち の バランス を
保 (たも) つこと が 重要 ( =大事 ) 。

それは お花 畑 にも
例 (たと) えられていて
『口内フローラ』
フローラ = 植物 相

植物 相 とは、ある地域に
生息する 植物 全種類 の こと。

実 は 今、この 口内 フローラ が
口 の 中 だけでは なく、
全身 の 病気 と 関連 している
ことが わかって きている んです。

〈 中 略 〉

3 0 以上 の 全身 の 病気 などと
口 の 細菌 が 関わっている。

糖尿病・脳梗塞・認知症・がん・
心筋梗塞・動脈硬化・高血圧・
NASH・脂質異常症・
骨粗しょう症・早産・
低体重児出産・誤えん性 肺炎・
拳 (しょう) せきのうほう症 。

▷  N A S H とは、非 アルコール 性
脂肪肝 炎のこと。
食事 療法では 脂肪分 や 糖分 を
ひかえめにして  野菜 や 果物、
良質な タンパク質 を 多く とります。

肥満 が 原因 で 脂肪 肝 になる
といわれ、その 約 10 % が
NASH に なる と いわれています。

こんな 研究 も あります。
画像 提供 は
大坂 大学・仲野 和彦 教授。

日本人の 5人に 1人 が
持っている とされる、
特に 悪い 性質を 持つもされる
虫歯菌。その 名 は
c n m  陽性 ミュータンス 菌。

この 菌を 持った 人 の 脳 の 画像
には、微小な 脳出血 が 見つかった。

この菌 が 微小 脳出血 の リスク を
4 . 7 倍 も 上 (あ) げるそうです。

なぜ  口 の 中 の 状態 が
全身 の 健康 に 影響するのか?

その前に 確認 したい ことがある。

みなさん は お口 の 状態 に
自信 が ありますか ?

「 自分 は 大丈夫 (だいじょうぶ) 」
って 思っている 人 多いん ちゃう ?

ところが! 調べてみると けっこう
大変なことに なっていたんです。

〈 中 略 〉

みなさん の 口内 環境 を 知るため
唾液 (だえき) を チェック。

虫歯 菌 や 歯周 病の 指標 となる
たんぱく質 などの 量 などから
口内 環境 の 状態 を とらえる。

過去 4万人 の 平均 は 5 0 点。
それ より 良いのか 悪いのか ?

実は 現代人 の お口 の
状況  こうなって います。

歯周病 の 人 は  ・・・
( 歯周 ポケットが4 m m 以上 の 人 )
その割合は  47.9  %

【 出典︰厚生労働省  2 0 2 2 年
歯科 疾患 実態 調査 】

自覚 症状 が ないまま
悪化 させている 人 も
多い みたい やねん?!

自覚 症状 が ないんだから
わからないよね  。

では、なぜ、気づかない うちに
口内 環境 が 悪く なる のか?

そして、なぜ、全身の
病気に つながる のか?

◇  ミクロ の 世界。
口内 フローラ 劇場 の 開幕 !

私たちの 口の中 には いろいろな
種類 の 菌 が 住みついています。

かの 有名な 虫歯 の 原因 となる
ミュータンス 菌 も います。

ふだん  みんな で どうやって
暮らしているのか ?というと  。

あっ  外から ウイルス など
外敵 が やってきました!

「 ブロック! ブロック! 」
と 菌たち は 大 活躍 します。

そうしていれば、外敵 は 入りこむ
隙 (すき) が ないようです。

こうして  菌たちは  みんなで
外敵 の 侵入 や 増殖 を
防 (ふせ) ぎます。

これが 口内フローラ の 役割です。

ところが この 口内 フローラ が
乱 (みだ) れる 出来事 が おきます 。

菌たちは 人 の 食事にふくまれる
糖 (とう) などを 食べて
増 (ふ) えて いきます。

すると、
「 まんぷく! まんぷく! 」
と  ベト ベト する
ねばっこい物質 (代謝物) を
生 み 出しました。

食べた あと の 排出 物
(はいしゅつ ぶつ) です。

そこに  いろいろな 菌たちが
くっついて 集まります。

こうして  でき上がるのが
菌 の 住処 (すみか) である
デンタル  プラーク
いわゆる 歯垢 (しこう) です。

歯 磨 (みが) き を 怠 (おこた) る と
現 (あらわ) れる 白い 塊 (かたまり)
これが プラーク。

〈中略〉

菌たちは 集まると 自 (みずか) らの
病原性 遺伝子 を スイッチ オン !
そして、暴 (あば) れだします。

虫歯 菌 は 酸 (さん) を 出して
歯 を溶 (と) かす。

ふだん は 悪さをしない 菌 まで
豹変 (ひょうへん) して
悪い 菌 に 加担 するんです。

さらに 歯茎 (はぐき) の 下では
もっと 大変なことが !

歯 と 歯茎 の 隙間 (すきま)です。

プラーク に よって 蓋 (ふた) が
できて 密閉 (みっぺい)
されてしまいました。

すると 「 快適 !  快適 ! 」
と 元気 になる 菌 が います。

これこそが 歯周病 の 原因 菌。
悪玉 の ジンジバリス。

酸素 が 苦手 (にがて) な
ジンジバリス は
酸素 が 少なくなると
活発 に 動き 始め ます。

ジンジバリス の 大好物 は
血 と 肉 。
この 炎症 が 歯周病 の はじまり。

しかも このとき、
悪玉 菌 の 出す 毒 などが
痛覚 を 麻痺 させるため
私たち は ほとんど
痛み を 感じません。

だから 歯周病 は
またの 名 を

S i l e n t  D i s e a s e

( =  静かなる 病気 )

気づかないうちに
症状 が 進んでしまう
と いう わけ なんです。

では 糖尿病 と 歯周病 の 関係は?

血管 の 中 には インスリン
という ホルモン が あります。

インスリン は 糖 を 細胞 に
取りこみ 血糖値 をコントロール
して くれている。

ところが 炎症 物質 が
その インスリン の 働きを
妨 (さまた) げてしまうと
考えられている。

すると 血糖値 が 上がりやすく
なってしまう、と いう わけ 。

だから 歯周病 と 糖尿病 が
つながっていた という
わけ なんです。

他 (ほか) にも  脳 梗塞 や
認知 症・心筋 梗塞
(しんきんこうそく)・
動脈 硬化 など 全身 の
あらゆる 病気 に 関係する
と 考えられています。

元 (もと) は といえば
プラーク を 放置 していたから。

プラーク の 恐 (おそ) ろしさ
わかって もらえた ん ちゃう?

〈 中 略 〉

血 と 肉 を 求めて 増殖 した
ジンジバリス が 血管 の 中
へと 侵入 (しんにゅう) して
しまう ことが あるんです。

すると 何 が 起 (お) きるのか。

歯茎 (はぐき) にある 血管 を
通って 菌 などが 全身 に 毒素 を
撒 (ま) き 散 (ち) らす。

さらに 歯茎の炎症によって
できた 炎症 物質 も 全身へ。

歯周病 が 長引くと 菌 などや
炎症 物質 が 垂 (た) れ 流し
状態 になっている
かも しれない のです。

「 大坂大学 の 天野 で ございます。」

《 天野 敦夫 大坂 大学 名誉 教授 》

「 歯周病 に なったら 怖 (こわ) い
病気 に なる ん ですか?」

と 質問者。

必ずしも なるわけでは
ありません。

ただね。歯周病になると
全身の病気が起こる
可能性が高まります。

5 年 1 0 年 1 5 年  ・・・。
長い時間がかかります。

その間に じっくり ゆっくり と
全身 の 病気 が 進んでいきます。

ですから 歯周病 に ならないように
口内 フローラ を 管理しましょう
と いう こと なんです。

実際に 動脈硬化、動脈りゅう
あるいは 動きの よくなくなった
心臓 の 弁 (べん) こういう 所 から
歯周病 菌 が 検出 されてます。

住み 着いて 悪さ を するんです。

鈍臭 (どんくさ) い  うろ うろ
している 歯周病 は 白血 球
(はっけっきゅう) なんかに
パクッと食べられるんですが
賢 (かしこ) い 歯周病 菌 は
血管 の 内側 の 組織に ククッと
潜 (もぐ) り 込 (こ) む ん です。
イヤでしょう。

「イヤだあ ! 菌 を 1匹 (ぴき)
残らず 除菌 したい です ! 」

と 松嶋 尚美 (まつしま なほみ) さん。

〈 中 略 〉

動物園 では 高齢化 に
伴 (ともな) い
動物 の 歯周病 が 問題に。

神戸 市立 王子 動物園 (兵庫県)

小児 歯科 医 の 岡崎 好秀 さんは
動物 の 口腔 (こうくう) ケア に
関心 を 寄せてきました。

チンパンジー なのか
おサルさん が 自分 で
歯みがき を している。

「 食べること が やっぱり
この子たち には 1番 大事 だと
思うんで、口 の 中 を 見て
歯の状態を チェック するのは
かなり 重要 なことだと 思います。」

と 話す 飼育員 の 女性 は、
ツキノワグマ の 口 の 中 を
柵 (さく) の 外 から
長 い 棒 (ぼう) のようなもので
食べ物 を あげながら
チェック している。

◇  ここ から は 対策 編。

口内 フローラ を 健全 に
保 (たも) つために 必要 なのは?

プラーク を 根 こそぎ
落とすこと。

口内 細菌 は あっと いう 間 に
プラーク を 作ります。

この 撃退法 が 歯みがき!

先ほどの 天野 さん 直伝 の
プラーク 撃退 法。

「 歯 の みがき方 の 基本 は
歯 と 歯 の 間 (あいだ)。
歯 と 歯 の 間から 歯周病 がくる。

こんな感じで ガシャ ガシャ
やっても ダメ なんですよ。

でもね  昭和 のころの お父さん は
こんな 感じで 磨 (みが) いてました。

歯ブラシ の 毛を 歯 と 歯 の 間に
入れるためには 45 度 の
角度 が 1番 入りやすいです。

ブラシ が 歯 と 歯 の 間 に
入ったら これが 抜けない
程度 に 揺 (ゆ) する。

これを10回くらい 揺すったら
次へ 前へ 移る、こんな 感じです。」

強い力 で 磨いていると
歯の間に ブラシが届(とど)かない。

みがき残し が 多くなる
ことを紹介した。

そこで 伝えたのが  。

歯ブラシ を 鉛筆 を 持つような
鉛筆 持ち にして ちょっと
差し込む イメージ の 感じ で

《 ちょこ ちょこ 磨 (みが) き 》

を してください。

歯 と 歯 の 境目 (さかいめ) を
狙 (ねら) い ブラシ の 1本
1本 を ちょこ ちょこ と
動かす と 歯 の 奥 (おく) まで
ブラシ が 届 (とど) いている。

みがき 残し も この とおり !

‪✕‬  強い力 で 磨いた 場合

〇  ちょこ ちょこ 磨き

食べたときに 残っている
箇所 は 絶対 に 隙間 (すきま)。

そこ さえ 磨いていれば
ある程度 は プラーク が
つかない。

【  オトナ 歯みがき の トリセツ
2 0 2 3 年 9 月 1 4 日 の 放送  】

さらに フロス の 使い方
にも ポイント が。

フロス を 行う 効果的 な
タイミングの研究によると
歯みがき 前 と 歯みがき 後
どっち が 良いのか?

正解は 歯みがき前 に
フロスをすると 良い。
みがき残し が 少なくなっている。

‪✕‬    A.‪ 歯ブラシ  →  フロス
〇    B.フロス      →  歯ブラシ

比 (くら) べてみると
歯 の 間 に 残っていた
みがき残しの プラーク の 量 は 
A より B の ほうが 半減している。

つまり  B.が 良い。

フロス で 食べかす を
先 に 取ることで 歯ブラシ が
より 奥 (おく) まで 届くのです。

フロス は 歯と歯 の 間 に
斜 (なな) めに スッ と 入れる。

歯 の 外側 を 低く
歯 の 内側 を 高くって 感じ。

お刺身 を 切るときのような 感じ。

そして後ろの歯、前の歯に
沿 (そ) わせるようにして
それぞれ が キレイ になるように
こすって いただければ よい。

爪楊枝 (つまようじ) が 必要な方、
歯間 が 広めの 方 は フロス
だけでは 足 (た) りません。

歯間 ブラシ が 必要 です。だいたい
40 歳 を こえたら 歯間ブラシ を
使って いただきたい です。

で、こんなものもありますよね。
歯みがき が 終わったら
マウス ウオッシュ で 仕上げる。

完璧 に 磨 (みが) ける 人 は いません。
必ず どこかに 磨き のこし が ある。

その 対策 用 として
マウス ウオッシュ を使って。

「 ケア を 続けていれば
歯周病 になった 人 も
治 (なお) るんですか ? 」

と 質問者。

歯みがき が 1番 大事ですね。
歯みがき を 丁寧 (ていねい) にして
戻れる (=治る) 場合もあります。

トリセツ 流 の

・ 先 に フロス
・ ちょこ ちょこ 磨き

を 1ヵ月 実践 して
いただいた  こちら の 5人。

▷  歯周 ポケット 4mm 以上
    だったのが  みなさん  減少!

▷  歯ぐきからの出血か所も
      みなさん  大きく改善した!

いいお話ですよね。
セルフケア で あそこ まで
良くなるんですね。

ただ 歯周病 に なって
症状 が 進んで
骨 が 痩 (や) せてくると
痩せた 骨 は なかなか
戻 (もど) りません。

あの 残る のは
『 後悔 (こうかい) 』
という 2文字 だけです。

なかなか 続けられない。
しんどい。何か いい 方法 は
ないか? と よく 聞きます。

それを 例 (たと) えていえば、
『 働きたくない けど
お金 が 欲しい 』
『 勉強したくない けど
いい 大学 へ 行きたい 』
それ と 一緒 (いっしょ) です。

口 の 健康 を 保 (たも) つための
ショート カット は
残念 ながら ありません。

ただ 自分 だけでは
限界 が あります。セルフ ケア
だけ では 不十分 ですので
定期的 な プロフェッショナル
ケア も 必ず 受けるように
して くださいね。

〈 後 略 〉

◇  以下は  AI  による
口内 フローラ の 概要 です。

口内フローラとは、口の中に
生息する 細菌 や 微生物 の 集団で、
善玉菌 や 悪玉菌、日和見菌など
から 構成されています。
口内フローラ の バランス が
崩れると、虫歯 や 歯周病などの
口 の トラブルや、動脈硬化 や
心筋 梗塞 などの 生活 習慣病
を 引き起こす 可能性 があります。

口内フローラ を 良好 に 保つには
日々 の 口腔 ケア が 重要です。

【 口内 フローラ を 改善する 対策 】

歯磨き を 正しく 行う

舌 を ブラッシング する

マウス ウォッシュ や フロス、
歯間  ブラシ を 使用する

唾液 を 多く 出すために、
よく 噛 (か) んで 食事 をする

定期的 に 歯科 検診 を 受診する

口内 フローラ を 構成する 菌 には、
次のようなものがあります。

善玉 菌:口の中の 健康を 保つ
                助け と なる 菌

悪玉 菌:虫歯 や 歯周病 を
                引き 起こす 菌

日和見 菌 (ひよりみきん)
            :悪玉菌 が 増えすぎると
                感染症 を 引き起こす 菌

□  参考 文献

N H K の 「あしたが 変わる
トリセツ ショー 」
2025 年 1 月 23 日 放送。

https://www.nhk.jp/p/torisetsu-show/ts/J6MX7VP885/blog/bl/pnR8azdZNB/bp/pZ6xm20Ewy/

 

〈 1 〉
N H K  あしたが 変わる トリセツ
ショー
「 日本中 の 100歳 × 100人 を
徹底 取材!」
「 健康の 秘けつ 大公開 ! 」
2 0 2 4 年 1 2月 2 6日の 放送 。

◇  初め の ナレーション。

「 人類 の 夢。それは いつまでも
健康で いつづけること。」

この 番組 の 「 元気 と 長生きの
秘けつ 」 の 「 まとめ 」 。

《1》 食。炎症を防 (ふせ) ぐ!

《2》運動。運動 が 続かない 人 は
            「 ちょこ 活 」 すべし!

《3》究極。
          「 つながり 」 を 持つべし!

番組 では、いつまでも 健康 で
あるための 秘訣 を、
徹底的 に 調査しました。

司会 は 石原 さとみ さん。

〈 中 略 〉

《1》 食 編。何を食べているか?
老化 を 防ぐ 食 生活。

下の 「 」 は 新井 康通 ( あらい
やすみち ) 教授 の言葉。
【 慶應 義塾 大学・
百寿 総合 研究センター 】

「 百寿者 (100歳 以上) の 中でも
特に 元気な 方々の 特徴は、
炎症 老化 と いいまして、
加齢 に ともなう 炎症 が
少ない ということが
わかってきました。」

実は 歳をとると、私たちの 体内
では、老化した 細胞 により、
微弱 (びじゃく) な 炎症
(慢性炎症) が 引き 起こされます。

こうした 炎症 は、周囲 の 細胞 を
老化させ、次々と その 範囲 を
拡大、全身 へと 広がります。

そして、ゆくゆくは、さまざまな
臓器 (ぞうき) の 老化 や 病気 を
引き起こすことが わかってきたのです。

それは、動脈 硬化、がん、
循環器 疾患、認知 症、腎 不全
など など。

「炎症 老化を 抑 (おさ) えることは、
健康 長寿 に 非常に 重要な
ポイント だと 思います。」
と語る 新井 教授。

そんな 中、食 生活 の 観点 から、
炎症 を 防ぐ 研究をしているのが、
孫 輔卿 (そん ぼうきょん)さん。

【 特任 准 教授・
東京 大学 未来 ビジョン
研究 センター 】

孫さんたち が 注目しているのは、
『 食事性 炎症 指数 』という 指標。

世界中 の 2000 本 もの 論文 を
解析 (かいせき) し、どんな
栄養素 が どれだけ 炎症 を
抑 (おさ) えられるか
調べたものです。

その結果、身近なもの の中で
最も 炎症 を 抑える 効果 が
あったものが『 食物 繊維 』
だった のです。

下の 「 」 は 孫 輔卿
(そん ぼうきょん) さん の 言葉。

「 食物 繊維 が 炎症 を抑 (おさ) える。
つまり 老化 を 抑える。
炎症 老化 に 働く 食物 繊維。
それを意識 しながら
食物 繊維を食べていただきたい。
と 思って おります。」

つまり、ポイントは
『 炎症 を 防 (ふせ)ぐ 食 生活 』

食物 繊維 は 腸内 細菌 の エサ に
なることでも 知られています。

豊 (ゆた) かな 腸内 細菌 が
免疫 力 を 高め、炎症 を
防いでくれるというわけです。

孫さん 監修の、身近な 食材 の
食物 繊維 量 をまとめた カード
( 資料 ) なども あります。

《 ちなみに、老化の三大原因として、
酸化、糖化、炎症が挙げられます。
と インターネット に ありました。
糖化 の 予防 には ストレッチ が
効果 あります。僕の 感想ですが 。》

《2》運動 編。
        運動 が 続かない 人 に おすすめ。
        「 ちょこ 活 」 ( = 生活 習慣 ) 。

100歳 研究 の 権威、新井 教授も
下 の 「 」 のように 語る。

「やはり 動いていた方が いい
ですね。そういうことが
フレイル 予防 に 非常 に
重要 な 点 になります。」

『 フレイル 』とは、加齢 により
筋力・活力 が 衰 (おとろ) え
『 介護 1歩 手前 の 状態 』
に なること。

下 の 「」 は フレイル 研究 の
権威 (けんい) 飯島 勝矢
(いいじま かつや) 教授
( 東京 大学 ) の 言葉。

「 運動は なかなか できない
んです けどね。でも 大切なのは
運動 だけ じゃないんですよ。
Let ' s  ( Let  us )  ちょこ 活 ! 」

運動 が 続かない 人 には、
『 ちょこ 活 』= 生活 活動
が あります。

ちょこ 活 とは  •••

スポーツ などの 運動 では なく
生活 の 中 で ちょこ ちょこ
動くこと。
例︰掃除・洗濯・自転車・
        庭 仕事 ・草むしり など 。

《3》究極 編。
        世界中 の 研究 機関 も
        注目する  「究極 の 健康 法 」

鈴木信(すずきまこと)さん。
今も 90歳にして 現役 の 医師。
沖縄 長寿 科学 研究 センター。
これまで 5 0 年間 100 歳 の
研究 を してきた 人 です。

鈴木さんが、100歳 の 人 を
1000人調査して、たどり着いた
究極 の 健康法とは?

「 やっぱり、人 と 人 との
『 つながり 』が 健康・長寿 の
大事 な ファクター
( = 要素・要因 ) だろう。 」

と 語る 鈴木さん。

鈴木さんは 調査 を 続ける中で、
沖縄 (おきなわ) で 古くから
伝わる『 模合 (もあい) 』
という 文化 に 注目。

模合 (もあい) は 沖縄に
200 年 以上 前から 伝わる 文化。
金銭的に 助け合ったり
『つながり』を
確かめ合ったりする。

みんな で お弁当 を 食べたり
詩吟 (しぎん) や 三線 (さんしん)
を楽しんだり  ・・・

【 三線(さんしん)は、
沖縄県に 古くから伝わる
伝統的な 弦楽器です。 おもに
那覇 (なは) 市 で 生産されており、
見た 目 が 三味線 (しゃみせん) に
似ている ことから「 沖縄 三味線 」
と 呼ばれることも あります。】

こうした『つながり』を持つ
文化にこそ、沖縄の100歳たちの
健康・長寿の秘訣がある
と考えたのです。

この『つながり』は、
鈴木さんだけではなく、
世界中の研究者たちが
大注目しているのです!

ということで

《 3 0 万人 の データ が 導く !
寿命 に 影響 を 与える
生活 習慣 ランキング 》

の 堂々 の1位 は、
『 つながり
= Social Relationships 』
です!

・1  つながり
・2  タバコ
・3  お酒
・4  運動
・5  肥満

【 番組 取材 後記 】

100歳 研究者 の
鈴木 信 (すずき まこと) さん
の 言葉。

「『生きがい』を持っている人は
ものすごい パワー が ある。」

みなさん  様々 (さまざま) な
生きがい を 持っていたのです。

《 あなた に とって 生きがい とは ? 》

たとえば、

高田 薫 (かおる) さん。100 歳。

ピアノ歴 は 90年。楽しみは
孫 (まご) ほど 歳 (とし) の 離れた
教え子 の ピアノ の 先生 との
女子会 です。

さらに こちら、奄美 (あまみ) に
住む 松元 ヨシエ さん。100 歳。

毎年 地元の お祭り に参加して
「 一生 遊びに 来ます 」 と 言って
みんな と いっょに 踊る。


そして、デイ サービス で 働く
阿久澤 幸吉 さん  101 歳。
「1日 50 人 は 挨拶したい。
人 に 喜んで 会えること 」

町 中華 の 達人
天川 ふくさん 101 歳
「 木村 拓哉 (タレント)。
いい 男 が 好きなの  」

水泳 日本 記録 保持者
柿崎 芳曻 (かきざき よしのり)
さん  100 歳
「生きて 成長 できるとこ。
それで 泳 (およ) げる 」

現役 化粧品 販売員
堀野智子さん  101 歳。
「 お客様 と 接して
お話するのが 大好きだから
それが『 生きがい 』」

100 歳 の みなさん が
教えてくれたのは いくつ に
なっても『 生きがい 』を
持てる と いうこと。

そして、いくつ に なっても
夢 や 目標 に 向 (む) かって
歩み 続けること が できる
と いうこと でした。

〈 2 〉

NHK  BS  スペシャル
情報 は 人類 を 滅(ほろ)ぼすか  ~
ユヴァル・ノア・ハラリ
現代 を 読みとく

【 番組 情報 】
『 サピエンス 全史 』の 著者
ハラリ氏 に 独占 インタビュー。
なぜ フェイク な 情報 は
拡(ひろ)がるか。AI は 人類 を 救うか、
滅ぼすか?混迷 の 時代 を
読 み 解 (と)く カギ とは ! ?
2 0 2 5 年 1 月 9 日 放送

下 の 「」 は『 つながり 』について
語る ハラリさん の 言葉です。

《 ナレーション 》
どうすれば 人類 は 混沌 とした
時代 を 乗り越えて いける のか?

ハラリさん は『 希望 』は ある
と 教えてくれました。


「 最も 重要なのは 自己 修正 の
メカニズム です。

つまり『 自分にも 知らないことが
ある 』『 間違いを 犯 (おか) す
こともある 』と 認める 能力 です。

他者 を 修正 するものでは
ありません。
他者 の 間違い を 見つけることは
誰 でも できます。

大切なのは 自分 の 間違い に
気づき 修正 できる 能力 なのです。

子どもたち が 歩くこと を
学ぶ 方法 です。

立ち上がって 1歩 を
踏み 出そう として
転 (ころ) びます。

そうすると『 ああ  間違って
いたのだ 』と 理解します。

再び 立ち上がり 別の こと を
試 (ため) します。また 転び
立ち上がり 徐々 (じょじょ) に
歩き方 を 学んで きます。

これは 人間 社会 全体 という
大きな レベル でも 同じ です。

間違い を 認めて 修正できれば
私たち の 情報 は
正確 なものに なります。

悪い情報 が 改善 されて
より 良い 意思 決定 が できる
ようになる 理由 です。」

《ナレーション》
ハラリさん が 本 の タイトル に
選んだのが『 N e x u s 』。
その意味 は『 つながり 』です。

つながり が 重要な 今 だからこそ
ネクサス という 書名 に
したのですね。

「 つながり は 人類 が 生き残った
秘訣 (ひけつ) なのです。
私たちは 信頼 と 協力 関係 を
非常に 大きな 規模 で 築 (きず) く
能力 を 持っていることを
認識 すべきです。

残念 ながら あまりにも 多くの
人々が 現実 の 半分 しか
見ようと しません。

一方 (いっぽう) だけを 見て
他方 を 見ようと しない のです。

人は 2つ の 事実 を受け入れる
ことが できる はずです。
不可能 では ありません。

たった それだけ のことなのです。

1つ の 事実 に こだわらず
事実 は 2つ ある と
受け 入れる ことです。

これ が 平和 へ の
道 の 始まり です。」

〈 後 略 〉

□  参考 文献

◇  N H K  あしたが 変わる
トリセツ ショー
「日本中 の 100歳 × 100人 を
徹底 取材!」
2 0 2 4 年 1 2月 2 6日の 放送 。

https://www.nhk.jp/p/torisetsu-show/ts/J6MX7VP885/episode/te/X43NL4QGZL/
◇  NHK  BS  スペシャル
情報 は 人類 を 滅(ほろ)ぼすか  ~
ユヴァル・ノア・ハラリ
現代 を 読みとく
2 0 2 5 年 1 月 9 日 放送
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241226/k10014678491000.html

ちなみに  ボク は 「 開脚 の ストレッチ 」 を していますが、すごい 効果 です。

◇ 24 ページ から。

朗報 (ろうほう) ! ストレッチ で 血管 が 若返 (わかがえ) る !

《 ストレッチ で 「 線維芽 細胞 (せんいが さいぼう) が 活性化 し、新しい コラーゲンが ! 」 》

ガチガチ に かたくなり、糖化  (とうか)  されてしまった コラーゲン を やわらかく する 方法 は ある のでしょうか。

じつ は 近年、ストレッチ に よって 糖化 した コラーゲン が 改善 することが わかって きました。

その ときに 重要な 働きを するのが 「
線維芽 細胞 」 です。

線維芽 細胞 は、コラーゲン を 作ってくれる 貴重な 細胞。

私たちの 体中 の 組織 にありますが、何もしないままでは、眠っている 状態に あります。

この 眠っている 線維芽 細胞 を目覚 (めざ) めさせる 方法 が、まさに ストレッチ なのです。

ストレッチ で 筋肉 を 伸 (の) ばすと、その 刺激 (しげき) によって 線維芽細胞 が 活性化 します。

じつ は ストレッチ を すると、古い コラーゲン は ところ どころ 傷 (きず) つきます。

すると、コラーゲン が 損傷 (そんしょう) したこと に 気づいた 線維芽 細胞 は、傷 ついた 古い コラーゲン を 捨 (す)  て、修復 (しゅうふく) を 助 (たす) ける 働 (はたら) き をします。

その 際 (さい)、糖化した コラーゲン を 壊 (こわ) し、新しい コラーゲン に 作り替 (つくりか) えて くれる のです。

新しいコラーゲンがたくさんできれば筋肉はやわらかく、しなやかに変わります。

ストレッチを繰り返せば、糖化したコラーゲンがより多く修復され、体はさらに動かしやすくなり、線維芽細胞が効率よく働くようになります。

さらにうれしいことに、ストレッチによって動脈硬化が改善していくこともわかってきました。

これはストレッチの刺激によって、血管の筋肉にあるコラーゲンの糖化が改善されるという効果に加え、血管の内皮細胞から、血管をリラックスさせる N O (
一酸化 窒素 ) が出るためだと考えられています。

体の柔軟性を高めるということは、いわば全身を若返らせることにつながるのです。

◇ 25 ページ から。

血管 が 硬 (かた) い と動脈 硬化 を はじめ、高血圧、脳卒中、心筋こうそく など あらゆる 病気 の リスク が 上がります。

でも ストレッチ を することで、これらの 病気の 予防効果 があることが わかったのです。

一般的に 血管の 若返りなど 健康を 保 (たも) つためには、ウォーキング などの 有酸素 運動 が 効果的 です。

有酸素 運動 により 血管 を 広 (ひろ) げる N O ( 一酸化 窒素 ) が 出ることが わかっているためです。

ただ、有酸素 運動 だけでは、血管 の 壁 (かべ) そのもの を 新しく したり 修復 したり することは できません。

ところが ストレッチ を 行う と 直接 (ちょくせつ) 線維芽 細胞 が 活性化 されるので、コラーゲン の 若返り が 起 (お) こり、血管 壁 (けっかん へき) を変える 効果 が 期待 できる のです。

《 無理のない 範囲で 毎日 続けることが 大切 》

ストレッチ を 行うと、自律神経 にも 変化が 起こります。

自律神経 の なか でも、リラックス しているときに 働く 副 交感 神経 が 優位 になるため、血管 が 広がり、全身 の 血行が よくなるのです。

ですから、肩コリ や 冷え性 などの 改善にも 非常 に 効果的 です。

ストレッチ は1日 10分 程度 を 目標 に 行 (おこな) いましょう。

小分 (こわ) けに 行っても かまいません。

最初は 体 が かたくて 伸 (の) びなくても、毎日 行って 伸ばす 筋肉 を 増 (ふ) やしていくと、徐々 (じょじ) に やわらかく なって いきます。

【 解 説 した 人 】

宮地 元彦 (みやち もとひこ) さん。
国立健康・栄養研究所
健康 増進 研究 部長・
運動 ガイド ライン 研究室 長。

□ 参考 文献

「 NHK ためして ガッテン 」
2 0 1 2 年  夏  v o l . 15

https://photos.app.goo.gl/9mMptQ6PmVGRE8mG9

✳ 本 の 帯 (おび) にある 言葉 から ✳

「 どんな 境遇 にあっても、
ひたむきに、人間 を 磨 (みが) く。」

「 当代 随一 (とうだい ずいいち)
の 経営者 が 実践 (じっせん)
してきた自己 成長 を
促 (うなが) し、真 の 充足
(じゅうそく) を もたらす
唯 (ただ) ひとつ の
確実 な 方法 」

「人生の 目的 に 迷 (まよ) うとき、
生き方 に 悩 (なや) む とき、
心 が 晴れない とき、
支 (ささ) え に
なって くれる 1冊 ! 」

「 人間 として 正しいこと を
正しい まま に 貫 (つらぬ) く。

・ 大きな 志 ( こころざし = 目的
    などの こうしようと 心 に
    決めたこと ) を 持つ こと

・ 常 (つね) に 前向き ( = 物事 に
    対して 積極的 で、肯定的、
    建設的 である 様。 ポジティブ )
    で あること

・ 努力 を
    惜 (お) しまないこと

・ 誠実 ( せいじつ = 私利 私欲 を
    まじえず、真心をもって 人 や
    物事 に 対すること ) で あること

・ 創意 ( そうい = いろいろ 工夫
    して 見いだした 考え や 方法 )
    を 凝 (こ) らすこと

・ 挫折 ( ざせつ = 仕事や計画などが、
    中途 で 失敗し だめ になること )
    に へこたれないこと

・ 心 が 純粋 で ある こと

・ 謙虚 ( けんきょ =  自分を 偉いと
    思わず、すなおに 他に 学ぶ
    気持があること ) で あること

・ 世 の ため、人 の ために
    行動 すること  」

本来、人生 とは
希望に 満 (み) ちて
いる もの です。

( 中 略 )

未来 に 希望 を
抱 (いだ) き、
明るく 積極的に
行動 していく ことが、
仕事 や 人生 を
より 良くする
第 1 条件 です。

──  本文 より

◇ 12ページ から。

《 幸せな 人生 に
導 (みちび) いてくれる
たった 1つの 鍵 (かぎ) 》

私 は これまで 仕事 に
追 (お) われ、仕事 を
追いかける 人生 でした。

しかし、そんな 人生 を
振 (ふ) り 返ってみると、
「 私 ほど 幸せな
人間 は いない 」
と しみじみ 思います。

1959年 に 28名 の
町 工場 から スタート した
京セラも、1984年 に
電気 通信 事業 の 自由化 に
際 (さい) して 設立 させて
いただいた 第二 電電
( 現・KDDI ) も、
順調 に 成長 発展 を
遂 (と) げることが できましたし、

晩節 (ばんせつ = 晩年) を
汚 (けが) す のではないか と
心配 された 日本 航空 の 再建 も、
なんとか その 任 (にん) を
果 (は) たすことができました。

もちろん、その 過程に おいては、
さまざまな 苦労が あった
ことも 事実 です。しかし、
そんな 苦労 も 含 (ふく) めて、
今になって 振 (ふ) り 返れば、
「 何 (なん) と幸せな 人生 だろう 」
と 思える のです。

それは、どんな 境遇 (きょうぐう)
に あろう とも、「 人間 として
正しいこと を 正しいまま  に
貫 (つらぬ) く 」 と いうことを
強く 意識し、現在 まで 変わらずに
実践 (じっせん) してきたことが
もたらして くれたこと
なのではないか と 思っています。

私は どのような 「 考え方 」 を
選択 (せんたく) するか によって、
自分 の 人生を、素晴 (すば) らしい
ものに つくり 上げる ことも
できれば、壊 (こわ) すこと
にもなる と 考えて います。

人 は 誰  でも、人生 で、
思いもよらぬ 障害 (しょうがい) に
遭遇 (そうぐう) します。

そんな 困難 (こんなん) に
直面 (ちょくめん) したとき、
どちらに 向 (む) いて 進むのかは、
すべて 自分 の 「 考え方 」 から
来 (く) る 判断 (はんだん) です。

その 1つ ひとつ の 判断 が
集積 (しゅうせき) された ものが、
人生 の 結果 となって
現 (あらわ) れるのです。

ならば、常 日頃 (つねひごろ) より、
自 (みずか)ら を 正しい 方向 へ
導 (みちび) く 「 考え方 」 に
基 (もとづ) いた 判断 をしていれば、
どんな 局面 でも 迷 (まよ) う
ことは ありません。

いつも 正しい 行動 が とれ、
結果 も 素晴らしいものに
なって いく はずです。

一方 (いっぽう) 、自分だけが
よければ いい という 利己的
(りこてき) な 心 や気まぐれな
感情 など、自分 を 悪 (あ) しき
方向 (ほうこう) へ 導 (みちび) く
「 考え方 」 が もたらす
判断 基準 (はんだんきじゅん)
しか 持っていない 人 は、
常 (つね) に 揺れ 動く 自分 の 心 に
左右 (さゆう) される ことに なります。

人間 とは 弱 (よわ) いものです。
環境 に 負け、自分 自身 の 欲望に
負 (ま) け、心 が 乱れ、人 の 道 に
反することも やってしまう のも
事実 です。

だからこそ、何かに 迷ったときに
判断 の 基準 となる 正しい
「 考え方 」 を 持つことが
たいへん 大切 です。

自ら を 正しい 方向 に 導く
「 考え方 」 と いうものは、
まさに 闇 (やみ) を
照 (て) らす 光 です。

人生路 (じんせいろ) を
歩いて いく とき に、
素晴らしい 人生 へ と
続く 道 を 示 (しめ) してくれる
羅針盤 (らしんばん) と なって
くれる のです。

《  「 考え方 」 と 「 熱意 」 の
      大切さ に 気づく  》

人間として 正しい 「 考え方 」 を
持つことが、私たち の 人生 に
どれほど 大きな 影響 を 与えるか。

そのことを 理解して
いただく ために、まず、
人生 や 仕事 の 結果を
表 (あらわ) す 方程式 に ついて
お話 したい と 思います。

私 は 長年、この 方程式 の
値 (あたい) を 最大にするよう、
日々 懸命 (けんめい) に
仕事 に 取り組んで きました。

また この 方程式 でしか、
自分 の 人生 も、京セラ や
KDDI の 発展、そして
日本 航空 の 再生 も 説明することは
できない と 思っています。

《  私 の 考える 人生 の 方程式  》

《  人生 ・ 仕事 の 結果  =
考え方  ×  熱意  ×  能力    》

私は、さして 裕福 では ない
家 に 生まれ、若い ときは
中学 や 大学 の 入試 試験、
そして 就職 試験 に
ことごとく 失敗 しました。

多くの 挫折 (ざせつ) を 経験 し、
人並 (ひとな) み 程度 の
「 能力 」 しか 持たない 私 が、
人並み 以上の ことを
成 (な) し 遂 (と) げる には
どうすれば いい のだろうか。

そう 悩 (なや) んだ 末 (すえ) に
見出 ( みいだ = 発見 ) したのが、
この 方程式 です。

この 方程式 は、「 能力  」 「 熱意 」
「 考え方 」 という 3つ の 要素
から 成り立って います。

「 能力 」 というのは、頭 が
いい と いうだけ では なく、
運動神経 が 発達 しているとか、
頑健 ( がんけん = 健康 )
で ある と いった 身体的 な 能力
も 含 (ふく) めたもので、
多くは 生まれつき
備 (そな) わって いる ものです。

この 「 能力 」 を 点数 で
表 (あらわ) せば、個人差 が
ありますから、0 点 から 100 点
まで ある と いえる でしょう。

ろくに 勉強 も せず 運動 能力 も
ない と いうような 人 を 0 点
と すると、運動 神経 も 発達 し、
健康 でも あり、学校 の 成績 も
抜群 (ばつぐん) という ような
人 が 100 点 と なる わけ です。

この 「 能力 」 に 「 熱意 」 という
要素 が 掛 (か) かって きます。

「 熱意 」とは、「 努力 」 と
言い 換 (か) えても いい のですが、
これに 関 (かん) しても、やはり、
個人差 が あり、0 点 から 100 点
まで あります。

人生 や 仕事 に 対して 燃える
ような 情熱 を 抱き、一生 懸命 に
努力する 人 を100 点 とすると、
やる気 や 覇気 ( はき = 意気・意志)
の ない、無気力 で 努力 しない 人
は 0 点 と なります。

この 「 熱意 」 は 「 能力 」 と
異 (こと) なり、自分 の 意志 で
決める ことが できます。

だから 私 は、まず 誰にも
負けない 努力 を 重ねよう
と 思いました。

能力 は さほど 高くは ない
かも しれない が、熱意 だけは
誰にも 負けないほど、
持とうと 思ったのです。

頭 が いい からと 努力 をしない 人
より は、自分 には 能力 は ない と
自覚 して、誰 よりも 情熱 を 持って
努力 した 人 の ほうが、はるかに
素晴らしい 結果 を 残すことに
なる はずだ と 考えた わけ です。

最後に 「 考え方 」 という 要素 が
掛 (か) かって きます。

「 考え方 」とは、その 人 の 思想、
哲学 という 意味 でも ありますし、
理念、信念 といっても
構 (かま) わないでしょう。

または、人生観、人間性などと
置き換えても いい でしょうし、
人間 としての 生きる姿勢 と
いっても いい かもしれません。

そういうもの を 総称 (そうしょう)
として 「 考え方 」 と 呼ぶ わけです。

この 「 考え方 」 こそ が、
最も 大事な 要素 であり、
方程式 の 結果 を 大きく
左右 (さゆう) することになります。

なぜなら、先 (さき) の 「 能力 」 や
「 熱意 」 が 0 点 から 100 点 まで
あるのに 対して、「 考え方 」 には、
悪い 「 考え方 」 から、
良い 「 考え方 」 まで、
それぞれ マイナス 100 点 から
プラス 100 点 まで の 大きな
振れ幅 (ふれはば) が ある からです。

「 能力 」 も 「 熱意 」 も、
高ければ 高いだけ いい のは、
言う までも ありません。

しかし、それ 以上に、自分の
「 考え方 」 が プラス なのか、
それとも マイナス なのか、
さらに、その 数値 は 高いのか、
低いのか という ことが、
人生 や 仕事 の 結果 を
大きく 左右 (さゆう) する
ポイント に なります。

〈 中 略 〉

◇  22ページ から。

《  良い 「 考え方 」 と
    悪い 「 考え方 」  》

よく 「 才 (さい) に 使われるな 」
と 言います。才能 の ある 人 は
つい 自分の 才能 を 鼻 に かけ、
傲慢 ( ごうまん = 高慢・不遜 )
に 振る舞 (ふるま) って しまいます。

それは、先 (さき) ほど も 述べた
日本 航空 の 例 を みても
明 (あき) らかです。

以前 の 日本 航空 は、「 日本を
代表する 航空 会社  」として、
ちやほや されてきた 長い 歴史 が
あるものですから、幹部 社員 たち は
知らず 知らず のうちに
傲慢 ( ごうまん = 高慢・不遜 )
に なって いました。

ですから 私 は、生意気 (なまいき)
で 不遜 (ふそん) な 態度 をとる
幹部 社員 には、厳 (きび) しく
叱責 (しっせき = 相手 の 非を
とがめ、きびしく注意する )
を しました。

「 リーダー には 謙虚 (けんきょ)
さ が 必要であり、こういう 事態
に なったことを 自分 自身 の
責任 として 反省 しなければ
ならない 」 と 説 (と) きました。

幹部 社員 は 皆 (みんな)、
高い能力 を 持つ 非常に
エリート 意識 の 高い
人たち ばかり です。

学歴 も 高く、礼儀 正しくも
見えるけれども、実は
慇懃 無礼 (いんぎんぶれい) で、
努力 の 大切さ や 人間として
正しい 「 考え方 」 など
気にも 留 (と) めません。

そんな 才覚 だけを 備えた
人間 が 大きな 権力を 握り、
企業内 を 牛耳 (ぎゅうじ) る
ようになり、組織 全体 が
「 人 として 大事 なこと 」 を
ないがしろ に して しまった。

そのような 組織 が お客様 を
大切に するはず が ありません。

そのために、日本 航空は
2 兆  3 千 億 円 もの 巨額 の
負債 (ふさい) を 抱えて 経営 破綻
(けいえい はたん) しました。

才能 を 使うのは 「 心 」 だと
言われるように、「 考え方 」 が
自分 の 能力 を 動かして
いかねばなりません。

心 を 失 (うしな) い、能力
だけ が ある という 人 は、
「 才 に 溺 (おぼ) れる 」 と
言われるように、
必ず 失敗 します。

つまり、プラス の 「 考え方 」 を
持って 「 心 を 高める 」 こと に
努める のが たいへん
大事 なのです。

では、私 の 考える プラス の
「 考え方 」、マイナス の 「 考え方 」
とは、どのようなものなのでしょうか。

プラス の 「 考え方 」 とは、
端的に 言えば、正義、公正、
公平、努力、謙虚、正直、
博愛 などの 言葉 で 表現される、
プリミティブ ( = 素朴・そぼく) な
倫理観 (りんりかん) そのもの
であり、世界 の どこでも 通用する
普遍的な もの ばかりです。

そして、その 反対 に、マイナスの
「 考え方 」 とは、プラスの
「 考え方 」 の 対極 に くるもので
あると 私 は 考えています。

それら を 対比 させて 列挙 (れっきょ)
するならば、下 に 挙 (あ) げる ような
項目 (こうもく) として
示 (しめ) すことが できます。

✳  プラス の 「 考え方 」  ✳

常に 前向きで、肯定 的、
建設 的 である。

皆 (みんな) と 一緒 (いっしょ) に
仕事 を しようと 考える
協調性 を 持っている。

真面目 で、正直 で、謙虚 で
努力家 で ある。

利己的ではなく、「 足 (た) る 」
を 知り、感謝 の 心 を 持っている。

善意 に 満ち、思いやり が あって
優 (やさ) しい。

✳  マイナス の 「 考え方 」  ✳

後ろ 向き で、否定 的 で、
非 協力 的 で ある。

暗く、悪意 に 満ちて、
意地 (いじ) が 悪く、他人 を
陥 (おとしい) れようとする。

不真面目で、嘘 (うそ) つきで、
傲慢 ( ごうまん = おごり
たかぶって 人 を 見くだすこと )
で、怠け者 (なまけもの)。

利己 (りこ) 的 で 強欲 (ごうよく)、
不平 不満 (ふへい ふまん) ばかり。

自己 の 非 (ひ) を
棚 (たな) に あげて、
人を 恨 (うら) み、
人を 妬 (ねた) む。

〈  中  略  〉

幸運 に 恵 (めぐ) まれよう と、
災難 に 遭遇 (そうぐう) しようと、
常 (つね) に プラス の 「 考え方 」 を
養 (やしな) い、実践して
いくこと に 努 (つと) める。

人生 の 鉄則 は それに 尽 (つ) きる
といっても よい と 思います。

《  ほれぼれ するような
    人 に なれ  》

本書は、素晴らしい 人生 を
送るために、正しく、清らかで、
強く、純粋 な 「 考え方 」 を 持つこと、
すなわち 美しく 高邁 (こうまい) な
人格 を 築 (きず) き 上げることが
いかに 大切 であるか ということを、
私 の 体験 を 交 (まじ) えて
述 (の) べた ものです。

本書 を 構成している 九つ の 章 は

「 大きな 志 を 持つこと 」

「 常 に 前向き で あること 」

「 努力 を 惜 (お) しまないこと 」

「 誠実 (せいじつ) で あること 」

「 創意 を 凝 (こ) らすこと 」

「 挫折 (ざせつ) に
  へこたれ ないこと 」

「 心 が 純粋 で あること 」

「 謙虚 (けんきょ) で ある こと 」

「 世 の ため、人 の ため に
  行動 する こと 」

から 構成 (こうせい) されており、
それぞれ が 独立 した
テーマ と なっています。

しかし、「 人生 は 考え方 に よって
形 (かたち) づくられる 」
という 本質 の 部分 では
互 (たが) い に しっかり と
結 (むす) びつき、一体 (いったい)
と なって、人生 に 幸福 を
もたらす「人間 の あり方 (かた) 」
を 指し示 (さししめ) しています。

〈 中 略 〉

大切なのは、「 こうありたい 」と
思い 続ける ことです。

「 こういう 人間 で ありたい 」
と 思って、一生 懸命
(いっしょう けんめい)
努力 し 続ければ、必ず
人間 は 成長 するものです。

もともと、生まれながらに 立派 な
人格 を 持った 人 は いません。

人間 は 一生 を 生きていくなかで、
自 (みず) ら の 意志 と 努力 で
高邁 (こうまい = 気高い・けだかい)
な 「 考え方 」 を 持った 人格 を
身 (み) に つけて いきます。

本書 が、そのように 絶 (た) えず
自分 自身 を 磨 (みが) き、
素晴らしい 人生 を 歩 (あゆ) んで
いこうとする 皆 (みな) さん に
とって、少しでも 役立つ ことを
願って やみません。

〈 後 略 〉

□  参考 文献

「 考え方 」
稲盛 和夫 (いなもりかずお)  著
大和 書房 (だいわしょぼう)  発行

◇ 稲盛 和夫 オフィシャル サイト
https://www.kyocera.co.jp/inamori/

◇ 1 ページ から。

《 まえがき 》

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ ( 1749 ~ 1832 )。

言うまでもなく、
人類 永遠 の 宝 となる
すぐれた 文学 作品 を
数多く書き残してくれた
18、19世紀 の 
大作家 にして 大詩人 です。

とくに、戯曲 の『 ファウスト 』
や 小説 の『 若き ウェルテル の
悩み 』など は、私たち
現代 日本人 にも、とても
馴染 (なじ) み 深いものです。

〈 中 略 〉

本書 では、そんな ゲーテ の
文章 に ちりばめられた
珠玉 (しゅぎょく) の 名言
の 中 から、とくに 私たち
日本人 の 心 に 響く
言葉 を 248点、
選び 抜いて 紹介 しています。

〈 中 略 〉

◇ 158ページ から。

第5章  心 に 関する 言葉

《 人の心を 清(きよ)らかに 
するもの 》

人の心を、清らかな 高みに
導 (みちび) いてくれるもの。

それは、温 (あたた) かく
美しく 麗 (うるわ) しく、
神々 (こうごう) しく
慈悲 深 (じひ ぶか) く、
そして甘美 (かんび) で
心 ときめく ものである。

つまり 「 永遠に 女性的
なるもの 」 で ある。

【 ファウスト より 】

〈 中 略 〉

◇ 294ページ から。

《 言葉 の 選出 に あたって 》

本書は ゲーテの 数多くの
作品の中でも とくに
「 人生 いかに 生きるべきか 」
を 扱 (あつか)った 名句、
それも簡潔明解なるものを
選んで紹介することにした。

〈 中 略 〉

金森 誠也 (かなもり しげなり)

〈 後 略 〉

□ 参考 文献

「 超訳・ゲーテ の 言葉 」
著者
ヨハン・ヴォルフガング・
フォン・ゲーテ   
訳者
金森 誠也 (かなもり しげなり) 
長尾 剛 (ながお たけし)
発行所  P H P 研究所

□【 解説 マップ 】
ゲーテはどんな人?
代表作や生涯など
図解でわかりやすく

https://mindmeister.jp/posts/Goethe 
帯 (おび) の 言葉 です。

「 すべて は〝 心 〟に 始まり、
〝 心 〟に 終わる。」

「 当代 随一 (とうだい ずいいち)
の 経営者 が たどりついた、
究極 (きゅうきょく) の 地平。」

◇ 13 ページ から。

《 人生 の すべて は 自分 の
心 が 映 (うつ) し 出す 》

これまで 歩 (あゆ) んできた
80 余年 の 人生を
振 (ふ) り 返 (かえ) る とき、

そして 半世紀 を 超 (こ) える
経営者 としての 歩み を
思い返すとき、

いま 多くの 人たちに 伝え、
残して おきたい のは、

おおむね 1つ のこと
しか ありません。

それは、
「 心 が すべてを 決めている 」
と いうこと です。

人生 で 起こってくる
あらゆる 出来事 は、
自ら の 心 が
引き 寄せた もの です。

それら は まるで
映写機 が スクリーン に
映像 を 映し出す ように、
心 が 描 (えが) いたもの を
忠実 (ちゅうじつ) に
再現 (さいげん) します。

それは、この 世の中 を
動かしている 絶対 法則 で あり、
あらゆることに 例外 (れいがい) なく
働 (はたら) く 真理 なのです。

したがって、心 に 何 を
描 (えが) く のか。

どんな 思い を もち、
どんな 姿勢 で 生きるのか。

それこそが、人生 を 決める
もっとも 大切な ファクター
( = 要素。要因。因子 ) と なる。

これは 机上 (きじょう) の
精神 論 でも なければ、
単 (たん) なる 人生 訓
でも ありません。

〈 中 略 〉

◇ 18 ページ から。

《 善 (ぜん ) なる 動機 を もてば、
成功 へと 導 (みちび) かれる 》

〈 中 略 〉

いかに 生きる か という 問 (と) いは、
すなわち いかなる 心 を もつ か と
同義 ( = 同じ 意味  ) で あり、
心 に 何を 描くか が、
どんな 人生 を 歩 (あゆ) むか
を 決定 します。

純粋 で 美しい 心 を もって
生きる 人 には、それに
ふさわしい、豊 (ゆた) かで
すばらしい 人生 が
拓 (ひら) けるものです。

〈 中 略 〉

◇ 25 ページ から。

美しく 純粋な 利他 (りた) の 心に
基 (もと) づいて、よき ことを
なそう と する とき、なぜ 物事 は
よい 方向 へと 導 (みちび) かれ、
運命 が 好転 していく のか  ──
その 理由 を、私は
このように 考えて います。         

人 の 心 の 奥 には
「 魂 (たましい) 」 と いわれる
ものが あり、その さらに 奥深く、
核心 (かくしん) とも いうべき
部分 には、
「 真我 ( しんが = 本当 の 自分 ) 」
と いわれる もの が ある。

それは もっとも 純粋 で、
もっとも 美しい
心 の 領域 (りょういき) です。

〈 中 略 〉

仏教 では 森羅 万象
(しんら ばんしょう) に
仏 (ほとけ) が 宿 (やど) って
いると 説 (と) きます。

古来 あらゆる 宗教 が
語ってきた ように、
この世 の あらゆる もの は、
宇宙 の 心 というべき
〝 たった 1つ の 存在 〟が、
それぞれ に 形 を 変えて
顕在 ( けんざい = はっきりと
形に あらわれて 存在すること )
したものだ ともいえる。

つまり、人 の 心 の もっとも
深い ところ にある
「 真我 (しんが) 」 まで
到達 (とうたつ) すると、
万物 (ばんぶつ) の 根源
ともいえる 宇宙 の 心 と
同じ ところへ 行き着く。

したがって、そこから 発 (はっ) した
「 利他 の 心 」 は 現実 を 変える 力
を 有 (ゆう) し、おのずと ラッキー
( = 幸運 ) な 出来事 (できごと) を
呼び込み、成功 へと
導 (みちび) かれるのです。

宇宙 の 心 とは、宇宙 を 形
づくってきた 「 大いなる 意志 」
といっても よい でしょう。

宇宙 には、すべて のもの を
幸せ に 導 (みちび) き、
とどまることなく 成長 発展
させよう とする 意志 が
働 (はたら) いて います。

宇宙 の 原初 (げんしょ) から
生成 発展 の 歴史 を ひもとけば、
そのこと が よく わかります。

そもそも、ひと握 (にぎ) り の
素粒子 (そりゅうし) しか なかった
宇宙 は、ビッグ バン を
契機 (けいき) に 原子 を つくり、
原子 は やがて 結合 して
分子 を 生み 出し ました。

さらに、分子 どうしが 結びついた
高分子 に D N A が トラップ
( = 整理。まとめる ) されて
生物 が でき、高等 生物 まで
進化 を 重 (かさ) ねてきました。

素粒子 の 塊 (かたまり) の まま
でも よかった はず ですし、
生物が 誕生しても 原始 生物 の
ままで 何 (なん) ら 問題 は
なかった はずです。

しかし、宇宙 は それで
よし と しません。

あらゆる ものが とどまる ことなく、
あまねく よい 方向に 向 (む) かって
進化し、発展 を 遂 (と) げていく。

ある 宗教家 は 「 宇宙には 愛が
遍在 ( へんざい = 広く あちこちに
ゆきわたって 存在すること )
している 」 と いいましたが、
そうした 「 気 」 が 宇宙 には 充満
している のでは ないでしょうか。

私 が 心 に 抱 (いだ) く 思い
も また、「 気 」 だと いっても よい。

したがって、すべてを よき 方向
へと 導こうとする よき 思い、
他 (た) を 幸せ に しよう とする
美しい 心 を もつ とき、
それは 「 宇宙 の 心 」 と
同調・共鳴 し、おのずと
物事 を よい 方向 へ と
導 (みちび) く のです。

〈 中 略 〉

◇ 48 ページ から。

《 巨大に なりすぎたもの を
滅 (ほろ) ぼす、宇宙 の
もう 1つ の 力 》

会社 経営 の 場合、その 動機が
欲望 に 基 (もと) づくもの
で あったり、金銭的 なものに
とどまっている 場合 は、
どんなに 成長 しても
長続き しません。

なぜ そうなるか といえば、
それには 宇宙 のもつ 2つの
大きな 力 が 作用している
と 考えられる からです。

すでに 述 (の) べた とおり、
宇宙 の 大 原則 は
「 成長 発展 」 に あります。

宇宙には 一瞬 たりとも
停滞 (ていたい) すること なく、
すべて の ものを 進化 発展
させて やまない エネルギー
が 満 (み) ちている。

しかし、実は 宇宙には もう 1つ
大きな 働き が あって、それは
「 調和 (ちょうわ) を 保 (たも) つ 」
というものです。

なぜなら、単 (たん) にすべてが
成長 発展 する ばかり では、
巨大 (きょだい) に なりすぎる
ものが 出てきて、全体 の
バランス ( = 均衡。調和 ) が
とれなくなって しまうからです。

あまりに 拡大 しすぎた ものは、
調和 を 保つ という 働きに
沿 (そ) って、崩壊 (ほうかい) の
方向 へと 導 (みちび) かれる。

それも また 宇宙 の 厳然
(げんぜん) たる 法則 なのです。

たとえば、地球上 で 最初 に
繁茂 (はんも) した 植物 は
シダ 類 でした が、あまりに
繁茂 した 結果、やがて 衰退
(すいたい) していく ことに
なりました。

恐竜 (きょうりゅう) も また
同じように、地球 を 覆 (おお) い
つくそうとした ところで、
気候 環境 の 変化 によって
絶滅 (ぜつめつ) して いった。

世界 の 歴史 を みても、栄華
(えいが) を 極 (きわ) め、
領土 を 拡大 し、巨大 に
なりすぎた 国 や 民族 が、
その後、衰退 (すいたい) したり
滅 (ほろ) んで しまうといった
例 (れい) は、枚挙 (まいきょ) に
いとま が ありません。

急激に 巨大に なりすぎた ものは
その成長が ピークに 達すると、
「 調和 を もたらす 」 という
宇宙 の 流れ に よって かならず
崩壊・衰退 させられる。

そして 再び、ほどよい 状態
(じょうたい)、本来 あるべき
姿 (すがた) へ と 軌道 修正
させられる わけ です。

人も 企業も、まずは 「 成長 発展 」
の 法則 に 従 (したが) って、
懸命に 努力を 重ねる 者 は
おのずと 発展 して いきます。

しかし、謙虚 (けんきょ) さを 忘れ、
自 (みずか) らの 欲望の ままに
拡大 ばかりを めざしていると、
バランス ( = 均衡。調和 ) を
崩 (くず) してしまう。

極端に 大きくなりすぎたものは、
これも 宇宙の 法則によって
崩壊 (ほうかい) させられます。

個人 でも 企業 でも、驚くほど
順調に 発展を 重 (かさ) ね、
成功 への 階段 を 勢 (いきお) い
よく 駆 (か) け上がった にも
かかわらず、あるとき を 境
(さかい) に、転落 の 道に
転 (てん) じることが 往々
(おうおう) にして あるのは、
実は そんな 宇宙 の メカニズム
( = 仕組み。しくみ ) が
働いて いる のです。

拡大 と 成長 の 末 (すえ) に
訪れる 破滅  ──  それ を
回避 (かいひ) するためには、
成長を 重ねるに したがって、
「 調和 」することが 大切に
なって くる のです。

会社 で あれば、まず 社員 の
幸福のために 努力を 重ねる、
それが 実現 できるように なったら、
次は お客様 や 取引先、そして
まわりの 地域へと 貢献
(こうけん) する 対象を 広げ、
やがては 社会 全体 を 幸福 に
導くように 尽 (つ) くしていく。

そのために 必要 なのが
「 やさしい、思いやり の 心 」 
──  すなわち 利他 の 精神
なのです。

それを 根っこ として 謙虚さ を
忘れずに、調和することを
忘れずに 成長 を つづけるならば、
かならず 宇宙 が 応援してくれ、
成功 と 発展を 続けること
が できるのです。

〈 中 略 〉

◇ 151 ページ から。

《 正しい 判断 は〝 魂 (たましい) 〟
が もたらして くれるもの 》

物事を 損得 (そんとく) では なく
「善 悪 」 で 判断する、よい 心 を
意思 決定 の ものさし にする
と いう ことは、つね 日ごろ より
厳 (きび) しく 心 がけて
いなければ、なかなか
実行 できるものでは ありません。

経営 を 始めた 若いころ、私は よく
部下を つかまえては、次の ような
ことを いった ものです。

「 何か 問題 が 起こる。
その 解決 策 を 探 (さぐ) る。
そのとき、すぐに 頭に 浮かぶ
考え というのは すべて と
いって いい くらい エゴ や 欲望
や 感情 に 基 (もと) づくものだ。

よほどの 聖人 君子
(せいじん くんし) でない かぎり、
善 悪 による 判断を 直感的に
下 (くだ) すことは できない。

だから、最初 の 思いつき を
そのまま 結論 にする のではなく、
『 ちょっと 待てよ 』と いったん
その判断 を 脇 (わき) に おき、
善悪 の ものさし に しっかり
照 (て) らして、あらためて
問題を 考え 直 (なお) してみる。

誤謬 ( ごびゅう = まちがい ) なき
決定 のためには、そのような
ワンクッション が 必要なのだ 」

この言葉を 部下に 語りながら、
自分 自身 にも いい 聞かせて
いた もの でした。

実際 「こうしよう 」 と とっさに
脳裏 (のうり) に 浮かんだ 判断の
誤 (あやま) りに あとから
気づくという 経験 は、私 自身
にも いくらでも ありました。

そのように 的確な 判断を
下すとき 必要なのは、単に
頭のよさ や 知識の 豊富さ
だけでは ありません。

何よりも 大切なのは、心の中に
判断の ものさし となる 「 善悪 の
規範 (きはん = 原則。手本) 」
を もっているか どうかなのです。

では、その「 善悪 の 規範  」 は
どこから くるか といえば、
それは 心の 奥深くに ある
「 魂 (たましい) 」 から です。

先に 述べた とおり、人 の 心 の
中心部には 「 魂 」 が あり、
その もっとも 深い、核心
ともいうべき ところ には
「 真 我 (しんが) 」 が ある。


真 我 とは 「 真・善・美 」 という
言葉 が ふさわしい、
もっとも 純粋 で
もっとも 美しい 心 です。

そのように、愛 と 調和 に
満 (み) ちた 清 (きよ) らかな
「 真 我 」 を 人は だれでも 心 の
奥底 に もっている わけですが、
世の中の 荒波に もまれ、
酸 (す) いも 甘 (あま) いも
経験 していく につれ、そこに
さまざまな 知恵 や 知識 を
身に つけて いく。

それらを 仏教 では 「 業 (ごう) 」
と 呼 (よ) んで います。

「真 我 」 が 業 を まとったもの が、
「 魂 」 と いえます。

仏教 では 輪廻 転生
( りんね てんしょう )、すなわち
生まれ 変わりの 存在 を
うたっていますが、人は 何度 も
生まれ 変わる 過程 で、さまざまな
経験 をして 業 を 深めていきます。

「あの人の 魂は よくない 」 などと
いったりしますが、それは
その人が この世で
よくない〝 業 〟──  すなわち
行為 や 考え、知恵 や 知識 などを
積み上げてきた といえる わけです。

この世に 生を 受けたとき、
私たちは すでに 魂を もっており、
その外側には 「 本能 」という
ものが とりまいて います。

生まれた ばかり の 赤ん坊 は
だれに 教えて もらった
わけでも ないのに、臍 (へそ) の
緒 (お) を 切られた 瞬間 から、
口 を あけて 肺 呼吸 を 始める。

そして お母さんの 乳 (ちち) を
吸って 栄養を 取りこむようになる。

それらは すべて、本能 の
なせる 業 (わざ) なのです。

やがて、本能 の 外側 を
とりまくように 「 感性 」 が
育ってくる。

成長するに したがって、
目が ひらいて 外界を
見るようになり、
音を 聞くようになり、
いやなことが あれば 泣いて
親に 訴 (うった) えるようになる
など、感性 が 形成 されて
きたことを 物語って います。

そして 感性の さらに 外側 に
「 知性 」を まとって
生きる ように なる。

2歳 ぐらいまでに 感覚 や
感情 が 十分 (じゅうぶん) に
発達すると、そこに 知性 が
芽生 (めば) えて きます。

このように、心 というものは、
もっとも 中心 にある 「 真我 」
を 含 (ふく) む 魂 が 存在し、
さらに その 外側に 本能、感性、
知性 が、それぞれ まるで
玉ねぎ の 皮 のように
層 (そう) を なしている
と 考えられる のです。

〈 中 略 〉

◇ 203 ページ から。

《 すべて は 心 に 始まり、
心 に 終わる 》

思い返せば、半世紀 を ゆう に
超 (こ) える 長い 年月 を、
私 は 会社 経営 という 仕事 に
捧 (ささ) げてきました。

その道は けっして、楽な 安全な
道では ありません でした。

いま 振り返れば、まるで 両脇
(りょうわき) が 崖 (がけ) に
なっている、危険 きわまりない
山の 尾根 (おね) を歩き
続けて きた ようなものです。

しかし、不思議 なもので、
進んでいくのを 不安に 思った
ことなど ありませんでした。

何か 大きなものに 守られている
ような 安心感 があり、その 中 で
信頼 と 確信 を もって 歩いて
こられた ように 思います。

〈 中 略 〉

── 純粋で 美しい心 を もって
事 (こと) に あたるならば、
何事も うまく いかない ものはない。

つねに 心 を 磨 (みが) き、自己
(じこ) を 高め つづけて いけば、
いかなる 苦難 (くなん) に 見舞
(みま) われようと、運命 は
かならず やさしく 微笑
(ほほえ) み 返してくれる  ──

どこか 信仰心 にも 似た、そんな
信念 が 私 の 中 に 息 (いき)
づいて いて、ありがたい
お守 (まも) り のように 私 の
人生 を 助け、守って くれた。
そう 思えて ならない のです。

本書で 再三 述べてきた とおり、
人生 は 心 の ありよう で
すべてが 決まって しまいます。

それは 実に 明確 で
厳然 とした 宇宙 の 法則 です。

どんな 人 で あっても、
与 (あた) えられている のは
いま この 瞬間 (しゅんかん)
という 時間 しか ありません。

それを いま どんな 心 で
生きるか が 人生 を
決めて いきます。

幸運 が 訪 (おと) れることもあるし、
逆境 (ぎゃっきょう) に
沈 (しず) まざるをえない ことも
あるのが 人生で、すべては 自然が
もたらして くれた ものです。

ですから、いま どんな つらい
境遇 (きょうぐう) に あるとしても、
それに めげる ( = 気がくじける )
ことなく、気負う
( きおう = 緊張。プレッシャー )
こともなく、ただ 前向き に
歩 (あゆ) んで いって ほしい のです。

そう 考えれば、人生 とは 実に
シンプル ( = 単純。簡素 )
な ものとも いえます。

利他 の 心 を ベース ( = 土台 ) に、
日々 の 生活 の 中 で、
できうる かぎり の
努力 を 重ねていく。

そうすれば かならずや
運命 は 好転 し、
幸福 な 人生 が 訪れます。

そして、いかなるときも
自分 の 心 を 美しく、
純粋なものに 保 (たも) っておく
と いうことが 大切 です。

それこそ 自分 の 可能性 を
大きく 花 開かせる 秘訣 (ひけつ)
で あり、幸福 な 人生 の 扉
(とびら) を 開く 鍵 (かぎ) なのです。

〈 以上 で 本書 は 終わります 〉

☆ 言葉 の 解説 ☆

▷ 「 当代  随一 (とうだいずいいち)」
とは。

現代で 最も すぐれている
ということの 形容。
「当代」は、いまの世の中・現代。
また、その時代・その当時。 


▷ 「 利他 (りた) 」 とは。

他人に利益となるように
図 (はか) ること。
自分のことよりも
他人の 幸福 を 願うこと。

▷ 「森羅万象 (しんら ばんしょう) 」
とは。

宇宙に 存在する 一切 の もの。
あらゆる 事物・現象。

▷ 「 仏 (ほとけ) 」 とは。

悟(さと)りを開いた聖者。
また、釈迦  (しゃか) のこと。

▷ 「 顕在 (けんざい) 」 とは。

はっきりと 形に あらわれて
存在すること。
「 問題点 が — 化 する 」
⇔ 潜在 (せんざい) 。

▷ 「 仏教 (ぶっきょう) 」 とは。

釈迦 (しゃか) の説いた、
仏 (ほとけ) となる ための 教え。
キリスト教・イスラム教 とともに
世界 3大 宗教 の 1つ。
人生 は 苦 で あるということから
出発し、八正道 (はっしょうどう)
 の 実践 により 解脱 (げだつ) して
涅槃 (ねはん) に 至ることを 説く。

前5世紀、インド の ガンジス川
中流に 起こって 広まり、
のち、部派仏教(小乗仏教)・
大乗仏教として 発展、
アジアに 普及した。

日本 には 6世紀 に 伝来。
多くの 学派・宗派 がある。

▷  ビッグ バン ( big bang )
とは。

宇宙の始めの大爆発。
ガモフらが 唱えた 説で、
約138億年前に 起こった大爆発
により、超高温・超高密度の
状態から急膨張しはじめ、
急激な温度降下の過程で
素粒子を生成し、今日の宇宙が
できたとする。
膨張宇宙・宇宙背景放射・
元素の 存在比などが
証拠とされる。

【 出典  goo 辞書 】

□ 参考 文献

「 心 (こころ) 。」
稲盛 和夫  著
2019 年 6 月 15 日
サンマーク出版  発行

□ N H K  アーカイブス
稲盛 和夫
https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009250677_00000
◇ 13 ページ から。

第1章「バカ の 壁 」とは 何か 。

【「 話せば わかる 」は
大嘘 (おおうそ)  】

「 話しても わからない 」
ということ を 大学 で
痛感 した 例 が あります。

イギリス の BBC 放送 が
制作した、ある 夫婦 の
妊娠 から 出産 までを
詳細 (しょうさい) に 追 (お) った
ドキュメンタリー 番組 を、
北里 (きたさと) 大学 薬学部 の 
学生 に 見せた 時 のことです。

〈 中 略 〉

【 現実 とは 何か 】

もう 少し「 わかる 」と いうこと
について 考えを 進めていくと、
「そもそも現実とは何か」
という 問題に つきあたります。

「 わかっている 」べき 対象 が
どういうものなのか、
ということです。ところが、
誰 (だれ) ひとり として 現実の
詳細 (しょうさい) について
なんか わかっていない。

たとえ 何か の 場 に
居合 (いあ) わせた としても
わかっていないし、記憶 (きおく)
というものも 極 (きわ) めて
あやふやだというのは、
私じゃ なくても
思い あたる ところ でしょう。

世界 というのは そんなものだ、
つかみどころのないものだ、
ということを、昔の人は
誰でも知っていたのではないか。

その 曖昧 (あいまい) さ、
あやふやさ が、芥川 龍之介
(あくたがわ りゅうのすけ)
の『 藪 (やぶ) の 中 』や
黒澤 明 (くろさわ あきら) 監督
の『 羅生門 (らしょうもん) 』
の テーマ だった。

同じ 事件 を 見た 3人 が
3人 とも 別 (べつ) の 見方
(みかた) をしてしまっている、
というのが 物語 の 1つ
の 主題 ( = テーマ ) です。

まさに現実は「 藪 の 中 」です。

ところが、現代 に おいては、
そこまで 自分 たちが
物 を 知らない、ということを
疑 (うたが) う 人 が どん どん
いなく なって しまった。

みんな が 漫然 (まんぜん) と
「自分たち は 現実 世界 について
大概 (たいがい) のことを
知っている 」または
「 知ろうと 思えば 知ること
が できるのだ 」と
思って しまって います。

だから、テレビを見たという
だけで、2001 年 9 月 11 日 に
ニューヨーク で 何 が 起 (お)
こったか、「 知っている 」
「 わかっている 」
と 思ってしまう。

〈 中 略 〉

現実 の ディテール ( = 詳細 や 細部 )
を「 わかる 」と いうのは、
そんなに 簡単な 話 でしょうか。

実際には、そうではありません。

だから こそ 人間は、何が
確かなものが 欲しくなる。

そこで 宗教 を 作り 出して
きた わけです。

キリスト 教 、ユダヤ 教 、
イスラム 教 と いった
一神教 (いっしんきょう) は、
現実 といものは 極 (きわ) めて
あやふやである、という 前提
(ぜんてい) の 下に 成立
したものだ と 私 は 思っています。

つまり、本来、人間 には
わからない 現実 の
ディテール を 完全 に 把握
(はあく) している 存在
(そんざい) が、世界中 で
ひとり だけ いる。

それ が「 神 」である。

この 前提 が ある から こそ、
正しい 答えも 存在している
という 前提 ができる。

それゆえに、彼ら は
科学 にしても、ほかの
何 (なん) の 分野 に しても、
正しい 答え というものを
徹底的 に 追求 できるのです。

唯一 (ゆいいつ) 絶対的 な
存在 が あって こそ、
「 正解 」は 存在 する、
という こと なのです。

ところが、私たち 日本人の
住むのは、本来、八百万
(やおよろず) の 神 の 世界です。

ここには、本質的 に 真実 は
何 (なに) か、事実 は 何か、と
追求 する 癖 (くせ) が 無 (な) い。

それは 当然 の こと で、
「 絶対的 真実 」が存在
しないのですから。

これは、一神教(いっしんきょう)
の 世界 と自然 宗教 の 世界、
すなわち 世界 の 大多数 である
欧米 や イスラム 社会 と
日本 との、
大きな 違い です。

〈 中 略 〉

安易に「 わかる 」、
「 話せば わかる 」、
「 絶対 の 真実 が ある 」
などと 思ってしまう 姿勢、
そこから 一元論 (いちげんろん)
に 落ちていくのは、すぐ です。

一元論 に はまれば、強固
(きょうこ) な 壁 (かべ) の
中 に 住むことになります。

それは 一見 (いっけん)、
楽なことです。

しかし、向こう側のこと、
自分と違う立場のことは
見えなくなる。

当然、話は通じなく
なるのです。

〈 以上 で 本書 は 終わり 〉

▷  一元論 とは、
1.ある 1つの 原理 で、
あらゆるものを 説明
しようとする 考え方。

2.哲学で、世界 を 1つ の
根本的 な 原理 によって
説明しようとする 立場。
パルメニデスの「 有 」、
スピノザの「 実体 」など。
( ほか には、二元論 、
多元論 なども ある)

出典 は  goo 辞書

□ 参考 文献

「 バカ の 壁  」
養老 孟司  著
2003 年 4 月 10日
新潮社 発行

□ NHKアーカイブス
養老 孟司 ( ようろう たけし )
https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009071295_00000