チョビヒゲとの旅行、記念すべき第一回目は、京都
であった。
旅行といえども、大阪からなので、日帰りプチ旅行だ。
しかも、チョビヒゲは京阪沿線に住んでいたので、私たちは、チョビヒゲの住む駅で待ち合わせした。
改札をでてチョビヒゲを探したが、彼の姿が見えない。
おかしい
・・・・。ちゃんと連絡したというのに・・・・。
まさか、遅刻か![]()
私たちは、チョビヒゲを探した。
すると、後ろから、「おお~い
、ここ、ここだよ~
」というマヌケな声がひびいた。
よほど張り切っていたのか、チョビヒゲは、改札を出たあとであった![]()
またしても、勝手な行動をしやがって
、私たちは、腹が立ったが、楽しい京都旅行である。
怒りは、押さえ、電車
にむかった。
何を食べようか、どこに行こうかなどと、いやがおうでも、盛り上がる。
そして、そうこうしているうちに、京都に着いた。
いつもの定期で、改札に入っていた、チョビヒゲは、乗り越し精算をしようと、お財布を探した。
そのときであった。
「ああっ
」チョビヒゲが、人一倍でかい声を出す。
「どうした
チョビヒゲ
」問いかける私たちの声をさえぎるように、
「財布がない![]()
財布がない
」とチョビヒゲが騒ぎ出す。
大慌てである・・・
そして、あろうことか、家に帰ると言い出したのである
だが、ここまで来て引き返されるのも、困る・・・・。
「たぶん、家に忘れたんだろ
金を貸してやるから帰ってから探せ」とチョビヒゲをなだめた。
そして、親切な私は、1万円を貸してやった。
とりあえず、朝早かったので、コーヒー
でも飲もうということで、喫茶店に入った。
だが、チョビヒゲは上の空であった。
よほど、財布のことが気になるのだろう・・・![]()
話しかけても、まともに、返事を返さない![]()
しかし、モーニングセットのパン
がチョビヒゲの前に出されると、彼は、財布のことなど忘れたように、がっつきはじめた。腹がいっぱいになると、エンジン全開だ
観光するぞ~~![]()
チョビヒゲは、大ハリきりだ
まるで、京都に初めて来た、外人さんのように、キョロキョロと落ち着きなく周囲を見てまわり、私達の「チョビヒゲ、もう、次行くぞ~」と言う声も無視して、清水寺や銀閣寺で、写メを取りまくっていた。
もちろん、甘味屋
に興味を示すのも忘れなかった。
そして、人の金だということも、忘れ、湯豆腐
セットを豪快に食った![]()
言い忘れていたが、彼は、写真
を撮るのが大好きだ・・・。
「写真を撮るから、脱いでくれ
」
「オレのことは、
デブ山紀信
(篠山紀信)と呼んでくれ
」などと、こういうときでも、プチセクハラをするのは、忘れなかった
ホントは、夜も京都で、ごはんが食べたかったが、チョビヒゲが財布事件を起こしたので、チョビヒゲの住んでいる駅へ、舞い戻ることになった。
「金は、今度で、いいから気にするな」と言ったのだが、律儀なチョビヒゲは、「すぐ返す、あんたたち、この辺で、待っといて~」と、軽快にチャリ
に乗り、家に財布を探しに行った。
私達は、茶
をしながら、チョビヒゲの帰りを待った。
すると、「あった
あったよ~~
」と嬉しそうに、チョビヒゲが戻って来た。
「やっぱり、部屋に忘れただけじゃないか、盗まれたとか、人騒がせなことを言いやがって」と文句を言いつつも、チョビヒゲ行きつけの居酒屋
に移動し、飲むことになるのである。
そこでも、彼は、色々と仕切ってくれた。
そこは、焼き鳥を頼むと小さなコンロが出てきて、自分たちで焼く方式なのだが、自称グルメなチョビヒゲは、自分が焼くからと言い、私達に、串を1本も触らせてくれなかった。
そして、丸い器用な手
で次々に、焼き鳥を焼いていった。
と、同時に、店のオヤジに、「焼酎ロックで~
」と注文するのも、忘れなかった。
もちろん、銘柄は「魔王」だ![]()
彼は、お気に入りの魔王を何杯も、飲み、楽しそうに焼き鳥を焼いて、私達に、振る舞ってくれた。
彼が、ドラエモンのようなまん丸の手
をあげ、大きな声で「魔王、ロックで
」と注文するたび、「魔王、魔王って、おまえが、一番、ドッキリ大魔王だろ
」と思いつつも、なぜかそんな楽しそうなチョビヒゲに癒されてしまう私達であった![]()
だが、この旅は、「チョビヒゲと行く珍道中」のはじまりに過ぎなかったのである・・・・・。
この先、これ以上の抱腹絶倒の旅をすることになるとは、その時の私達は、まだ知る由もなかったのだ。
むろん、チョビヒゲ自身も・・・・・

、
冷たいコーヒーを飲んでいると
師匠~いたいた
」

」
」
」



、夏だからこそ、
」
熱いコーヒーよ
」
から紙コップ
コーヒーが、チョビヒゲの豚足
に、直撃したのだ
」
、

チョビヒゲ…心からそう言える
だった。
・・・・。
何色
のような物体が座っていた。
」優しいことばをかけるつもりが、つい暴言を吐いてしまった。
」チョビヒゲも、負けずに言い返してきた。