青臭いガキの頃に 観ていた『夢』なんてものは

どんな『夢』だったかなんて もう忘れちまった…

『夢』なんか観てたっけな? 利口じゃなかったしな…

とにかく不安だった 毎日が不安だった

誰かに助けてもらいたくても 誰にも頼れなかった

だから『夢』って言葉で 自分を騙してたのさ

何にもわかっちゃいない癖に やる気だけはあった

そいつが空回りして 世間を恨んだもんさ


そんな暗い心を 切り替えてくれたものは

わかり易く神様の愛を 教えてくれた『本』だった

口ひげが似合うおっさんを 先生と呼びながら

俺は神様ってやつが おぼろげにわかり出し

『夢』ってやつの正体も うっすらわかり始めたのさ

人と人との出会いも 不思議な様で

みんなずっと昔から 決まってたことだった

『夢』の中で『夢』を 観てただけだったのさ


嗚呼、だけどBaby 俺は感謝してるぜ

『生きてる』ってことは 案外素晴らしい


おお、そうさBaby 世界は『夢』の花さ

”やる気”さえ萎えなきゃ 何でも出来るのさ