わたしはいない
そう聞いた時、楽にもなったし、嬉しくもなった。
そして今までと変わらず不安も、怒りも、同じように起こる。
わたしはいない といいながら、それでは何もわからないし、違和感も変わらない。
どうすることもできない。
それでも、どうにかしたい。
わたしはいない から、わたしがすることはできない。
だけど、わたしがしないと 解決できない。
そのわたしとは?
本当にそれが自分なのか?
疑うことすらないほど、
身体を自分だと、
思考しているのが自分だと、
感情は自分のものだと、信じて生きてきた。
初めて事実を知った時、
それは受け入れ難いものだった。
思考は騒がしく起こり、
今まで自分だと思っていたものが崩壊していくような恐怖を感じた。
何度も何度も、
自分だと思っていたものに戻されるような感覚だった。
それでも、それが事実ではない のが感覚的にわかる。
だから諦めることはしなかった。
その流れの中で理解と呼ばれるものが自然に起こる。
ずっと自分自身のままである と。
ずっとずっとそうだった と。