続きを書いていこうと思います。

とりあえず金がないのでバイトをし、バックレてを繰り返しました。

派遣で日銭を稼ぎ、友達と毎日遊びました。

そして僕はパチスロにハマりました。18歳の時です。

当然正規の消費者金融からはお金を借りられないので友達に借りました。

友達にお金持ちな友達がいたのでたくさんお金を借りました。

まだ先の話になるのですがその友達からは飛びました。
これにも訳がありますが後で話の流れに沿って説明していこうと思います。

借金を返すためにパチスロを打ちました。

当然借金は増えました。

知識も自制心もないその当時の自分は「パチプロだ」と周囲に言い、仕事をしていない自分を正当化し続けました。

当然お金はなくなりました。

その間にもかなり色々なことはあるのですが身バレ防止のため省かせていただきます。

20歳になりました。

消費者金融からお金を借りました。

1件2件3件と。


結局3件から借り、今は60万ぐらいだと思います。

消費者金融にもお金は返さず、遊び狂いました。

お金は無くなりました。


ここまで来るとどうなるかきっとこのブログを見ている一般の方は想像できないでしょう。


「死ぬかブラックをやるか」

正直ここまで来ていました。

もう何も考えられなかった。

親の声も周りの声も何も聞けなかった。

なぜなら自分の声すらももう何処か遠くにあるような。自分の意識とは別に何か、誰かの意思で自分は動かされてるのではないだろうか。

もう自分に自信も何もありませんでした。

振り込め詐欺をしました。

結局成功はせずに捕まったのですが、当然留置所に入り刑務所に入るか執行猶予かの選択肢でした。

自分は執行猶予でした。

その当時はいっその事刑務所に入れてくれと思いました。
何もかもから逃げたかったから。

留置所には人を殺した人がいました。

話を聞きました。たくさん話をしました。

バカの話なんて聞く意味はない。
こんな奴らの話を聞いても仕方がない。

そう思って過ごしてきたはずなのに



その人は

「お前は頭がいい。俺はヤクザだったから色んな人に出会ってきた。お前はやり直せる。俺はもう何もない。人生は終わった。人を殺めてしまったから当然のこと。罪は償いきれないけどもう社会からは弾かれた。当然お前も借金も前科もつく。ただシャバに出られる。それだけでやり直せるじゃねえか。社会がお前を認めてくれないかもしれない。それならお前のその1番の武器の頭でそいつらを黙らせてやれ。俺はお前に夢を託すよ。俺は檻の中でもお前の味方だ。自分を信じろ。」




もう覚えてないぐらい泣きました。

もちろんその人は悪いことをした。許されないぐらい。自分も悪いことした。

ただ自分の人生で社会に今までの罪を償おう。

そんな思いを心に決めました。

照れくさいけど覚悟ってやつです。

シャバにでてきた俺はタバコを吸いました。

平凡な生活こそ最高の幸せじゃないかと。

当然以前話したお金を借りてるお友達からも連絡が来ました。

法外な利子で請求されました。

お金は今でも返してません。

その友達も悪いことをしています。

返さないのは自分なりの意思でした。
久しぶりに自分の意思で物事を考えました。

何かやってから気づくのでは遅いのかもしれませんが自分はやらないと気づけなかったです。
それが自分の意思の弱さです。


今自分は働きながら消費者金融と親に借りたお金を返しています。

母には感謝しています。
どんなときでも自分を信じてくれてたから。

ブラックでもいいんです。
社会の一員としてこの世に生き続けられるなら。

終わりです。
ちなみにギャンブルはやめていません。
ギャンブルだけは足を洗えません。
これも意思の弱さです。

また何かあったらブログを書きます。