おやじが死んで、墓も購入し、仏壇も買った。

 

あとは、墓が出来上がるのを待つのと、納骨だけだった。

 

 

墓は見本の墓を購入したのだが、うちの名前や、装飾などの

 

加工があったので、実際には11月14日に完成したようであった。

 

たまたま11月16日に時間があったので、自転車で出来上がりを

 

確認に行ってみた。

 

 

墓地はクルマでなら、約20~30分程度なのだが、自転車で行くと

 

あまり直線的に行ったわけではないが、約1時間程度かかった。

 

1時間程度なら、運動がてら今後も機会あるごとに、自転車でいける

 

というのは、助かる。

 

まぁ、うえのむすめは電動自転車でないから嫌がるだろうが。

 

あはは。

 

 

実際、できあがった墓を見て、こういうのも変だが、

 

ちゃんとした立派な墓だった。

 

またしても、例の石材屋のおじさんがいて、

 

『立派な墓ができてたぞ。この墓地で一番オシャレな墓じゃないか。』

 

とお褒めの言葉まで頂戴した。

 

自転車で来たことを伝えると、驚いた様子であった。

 

 

ここまで、いろいろ声かけてくると、妙に親近感がわく。

 

今更ながら、あのおじさんの店で発注してほうがよかったかな

 

と少し残念な気持ちにもなったりした。

 

その後、実際の納骨の日程について、

 

墓地の管理者と打ち合わせをし、一応、11月27日に

 

納骨を行う予定とした。

 

しかし、ここでも問題があった。

 

 

まず、墓地までの足である。

 

うちはクルマでいけるのだが、親類や納骨に参加してくれる人の

 

交通手段がない。

 

はっきり言って老人会の会合みたいなものだし、

 

墓地も駅からは遠くバス停からも歩く。

 

なので、親類のうち、比較的若手(といってももう70歳を過ぎている)の

 

おじさんに所有のクルマをおねがいし、

 

わたしのクルマをうちの妻が運転して、うちの家族と妻の両親を乗せ、

 

わたしがおやじのクルマで、おやじの兄夫婦2世帯を乗せることで、

 

とりあえずは全員のせていけることになった。

 

 

次に問題だったのが、納骨の後の食事会だった。

 

納骨の後の食事会の会場の予約が取れない。

 

11月は七五三の時期だったのだ。

 

ちょっとした集まりをやろうとすると、七五三の予約で

 

思いつくような店はすべて満室だった。

 

あちこち電話で確認したものの、芳しくない。

 

午前中で納骨をし、その後から時間なので、昼食として考えていたが、

 

昼食だと、どこの店も予約でいっぱいだった。

 

やむを得ず、納骨の時間をづらし、食事会の開始時間を後ろに

 

変更し、やっと予約も取れた。

 

これで、一応、実際に納骨をするだけとなった。