夏が過ぎて秋に差し掛かってたと思う。
この頃はもう殆ど恋人はオレに
愛想尽かしてたんだと思う。
会うには会うけど甘い雰囲気とか無かったし。
でも呼び出されりゃ夜でも会いに行ってた。
恋人はLINEのグループを通して
何度かオレの代わりに返事打ったりしてて、
そこで少し大我と絡んだりしてた。
その度に彼は俺と違って面白いね、とか
皮肉言ってたし、今考えたらアレ
あいつなりのサインとかだったんじゃねぇかと思う。
わかんねぇけど。
なんの前触れもなく、いや、
多分サインはずっと出してたんだと思う。
けど偶に会っても大我のことばっか話してたし、
大我との約束ばっか優先したりしてたから。
久しぶりに会った時別れようって言われた。
オレは引き留めなかった。
コレは大我にも言ってねぇんだけど
別れようって言われた時、少しほっとしてた。
勿論まだ恋人のこと好きだったし
別れたくねぇと思う自分もいたけどな。
大我に恋愛感情とか無かったけど、
大我に会う度に恋人に罪悪感感じてたのも事実。
多分、気付いてねぇだけで
もう大我に惚れてたんだと思う。
恋人と別れてから一週間くらいして
ザキとにじむー先輩と大我とカラオケに行った。
こん時先輩とザキは
まだ付き合ってなかったけど、
二人のいい雰囲気に触れて恋人思い出して
柄にもなくおセンチになってた。
何でか失恋ソングメドレーみてぇな流れになって
歌ってる途中で号泣したオレ。
我ながら恥ずかしい…
ザキに慰められてた記憶が…w
こん時大我は何も言わずに背中撫でてくれてた。
あ、でも追い込む感じで失恋ソング歌いやがったけど。