第61回 勝田全国マラソン

年明け最初のフルマラソンは毎年勝田から。

４度目となった勝田全国マラソン。実は体調を崩して会社を休んでいたり、具合は全然よくなかった。身体を動かすこともできず、出来るだけこの日に向けて安静に過ごしていました。

当日は身体のけだるさはなくなっていたものの、相変わらず咳き込んでいまして、
走りながら咳き込んでいたりしていました。

普段のマラソンでしたらムリを覚悟で、思い切り走ってやろうと思うのですが体調が不安で仕方が無かったし、42キロ走ることができるのかも半信半疑だったので、ムリは禁物、ダメならリタイアしようと思っていました。

このコースは10キロ過ぎたあたりからゴールまでは平なところがあまりないんですけど、なぜか13キロあたりからペースに勢いが出てきました。
グイグイ前へ進んで行く感じ。無敵な感じです。
あれ？こんな体力というか勢いは一体なんなんだろう？と自分が怖くなったのですが、せっかくなので勢いで走りきれるところもまで行ってしまおうと。
そんな勢いで中間地点に達すると、驚いたことに自己ベストの大阪とほぼ同じタイムなんです。
フラットな大阪マラソンとアップダウンのある勝田でタイムが同じ。
病み上がりにしては出来過ぎだなと思っていたら、25キロ手前からふくらはぎが突然重くなってきて、足が思うように動かなくなってきました。

やはり調整不足というのは、顕われるんだな。
練習した分しか力を発揮できないっていうのはこういうことなんだな。
走っていなければ、当日に最高の自分を出し切ることはできない。

30キロからはアタマをセーフティモードに切り替えてとにかくしっかり完走することに意識を切り替えました。
フルマラソンを走っててこんな気持ちで走るのはいつ以来だろう。
情けないなって思うけど仕方ない。
給水所ではしっかり立ち止まって、たっぷり水分をとった。
そしてまたゆっくり走り出す。

ラスト５キロからは意識を前へ前へと切り替えたものの、身体はついてこない。
そりゃそうだ、全然走っていないんだもの。
情けないなぁと思いながらも時計を見ると、去年のタイムより速くゴールできそうだ。
なんということだろう。こんな走りをしていても去年より早いのか。
前半結果として飛ばしたことが終盤になって一つの希望となった。
「よし！去年のタイムは上回っちゃいましょうよ、せっかくなんだから」

ゴールは3時間41分（ネット）
去年は3時間45分だったから4分去年より早い。
凄い早くなったわけじゃないけど、病み上がりのなかよくやったと思う。
フルマラソンって病み上がりでも走れるっていうのは大きな発見でした。

勝田はそれにしてもアップダウンが激しかった。
そして給水が少ない！せめてあと1カ所35キロの手前に給水所を用意してもいいと思うのだよ。
これは毎年思っているんだけど、ここが一番キツいんです。
お願い、頼む！

去年もこの大会で足を故障してしまったけど、今回も両足の小指が腫れてしまって、今も痛い。
次は２月の青梅マラソンまで時間はたっぷりあるし、30キロだからかなり気楽です。
去年はこの後東京マラソンというクライマックスがあったから気持ち的に昂る時期でしたが、
今年はとても穏やかなのです。

来年は風邪をひかずに、良いコンディションで走りたいぞ。