長瀞アルプストレイルレース | 大手町デイズ

長瀞アルプストレイルレース

初のトレイルレースに挑戦です!
大手町デイズ-121211
秩父線に揺られ、やってきたのは長瀞。
埼玉県だというので、余裕っしょと思ったら横浜からメチャクチャ遠くて泣きそうでした。
4時起床ですよ、はい。
しかも、秩父線はSuicaが使えないっていう事実に衝撃を受けてしまいました。

トレイルというとマラソン以上の距離を走る大会も多いですが、
この大会は16キロ。参加者も500人程度と初心者に優しい大会でした。

長瀞の駅の真っ正面にある宝登山(ほどさん)という山を中心に、周辺の山を走りながら、
クライマックスで宝登山頂上まで上がっていくコース。

こうみえても今年の僕はサブ3.5を二回も出しているんですよ、太ってても。
トレイルは大変かもしれないが、俺の走りを存分に見せてやるぜ!
と意気がっていたわけですが、最初の1キロで息ができなくなりました。

スタート直後の下り坂まではよかった、まだ舗装路でしたし。

そこから一気に坂道を駆け上がって行く。普段のロードでは味わえない傾斜と距離。
一体いつになったらこの上り坂が終わるのか……さっぱりわからない。
気がつくと、はぁはぁぜぇぜぇという呼吸の音しか聞こえなくなる。
これがトレイルランニングか……とはいえ、まだ舗装路。
トレイルに入る前からひん死状態。

3キロあたりからトレイルに入るのですが、そこまでもアップダウンの繰り返し。
16キロなんて余裕っしょと軽いノリで入ったのですが、まさに地獄。
4キロくらいから比較的アップダウンも少なくなり、トレイルランニングを楽しめそうな
場所になったのですが、既に簡単な傾斜を上るのにも足がつまずいてしまうレベル。
足腰が完全におかしくなっています。

そしてこの4~6キロのフラットな区間で二度の転倒。
どちらも前へ思いっきり転びました(笑)
タイツに穴は空くし、擦り傷で軽い出血はしているが、泣いている余裕はない。
息を切らして進むのみ。
6キロのチェックポイントで赤いゴムバンドを受け取り、中盤戦へ。

チェックポイントの前に駆け下りるのも大変な傾斜の下り坂があったのですが、
ゴムバンドを受け取ってすぐに今度はその傾斜を上って行かなくてはならない。
コレはムリだろ……膝を腕で押しながら、ひぃひぃ上を目指します。
この坂をきっかけに「のぼりを走るのは諦めよう、ムダだ」と割り切ることに。

そして10キロ手前でクライマックスの宝登山登山になります。
ガイドには200段の階段があるといってましたが、実際には200段あったのかはわかりません。
ただ、階段の段差一つひとつがバラバラなうえに、段がでかいため、足を思い切り上げないといけない。
これがキツい。メチャクチャキツい。
階段の脇の傾斜を細かな足取りで上がったほうがいいように思えました。

そして宝登山の頂上へ!
大手町デイズ-121211
ここには給水ポイントがあったので、お水を飲みながら景色を楽しみます。
(といっても本当にわずかな時間ですが)
眼下に広がる街並をみると、けっこう高いところに来たんだなあ。
ここで一休みできればいいのですが、一気に山を下って行きます。

上りに比べたら下りは遥かに楽で、しかもトレイルではなく砂利道だったので、
今まで歩いていた分を取り返すべく、全力で駆け下りました。
ところが、この下り坂、下っても下っても終わりが来ません。
1キロくらい下り続けているんじゃないだろうか。

着地の旅にアタマは揺れるし、そろそろゴールしてくれないとループしているような気分で気が滅入ってきてしまうなと思ったところで、ゴール地点が見えてきます。
ここに繋がっていたのか!と感動したのも束の間、
ゴールには向かわずもう2キロ走らされます。
「下ったってことは……また上るのかぁ……」と内心ぐったりなのですが、
残り2キロとわかれば多少元気も出るものです。
(とはいえ、上りは基本的に歩いてセーフティに)

16キロのコースでしたが、1時間42分。順位は80番台でした。
早いのか遅いのかさっぱりわかりませんでしたが、記録よりも体験!
それが一番です。
初めてのトレイルレース、すごく楽しかったです。
ランニングでは使わない筋肉をたくさん使ったみたいで、未だに体中が痛い。
マラソンとは全然違うスポーツですね。
山登りが趣味の人とかすげぇなって思いました。
ロードじゃなくて、ちゃんと山で走らないと
トレイルランニングの力はつかないなぁと思った次第です。

ちなみに今回使ったシューズはこちら。
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多少滑りましたが、まぁなんとかなりました。
砂利道をトップスピードで下りても、足が痛くならずに済みました。