ちょっとディープな熊本旅行(4日目)
9月の連休を利用して、4日間の夏期休暇をとることに成功しました。
今回の旅行のテーマは「星」と「石」です。
これまで行ったことのない南阿蘇を目標にしました。
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さて、今日で最終日。宿でぐっすり眠ることができました。4泊目となると、車中泊より宿がいいですね。
朝風呂に入って、9:00過ぎに出発です。
山鹿市にやってきたのには、理由があります。かねてより装飾古墳のあるこのエリアを散策するのを楽しみにしていました。
まずは
熊本県立装古墳館を訪れました。
熊本県にある装飾古墳のことや、6世紀初めの「磐井の乱」のこと、さらには古墳の周りに巡らした石人石馬のことなど、古墳時代の九州には謎が多いことばかり。興味深いです~。
福岡の装飾古墳で、私が大好きなのは、桂川町(けいせんまち)にある「
王塚装飾古墳(おおづかそうしょくこふん)」です。
石室の四方に幾何学模様があり、天井には水玉模様で彩った天の星々が描かれています。
ここ熊本県山鹿市には、「チブサン古墳」という装飾古墳があり、これもまた美しいです。
↓山鹿市立博物館でいただいたポストカードです。

チブサン古墳の石室のレプリカがあるはずなのですが、案内板のある方に歩いてみましたが見つけられませんでした。
博物館というのは、規模でよしあしははかれません。今回の旅行でつくづくわかりました。
規模は小さくても、内容を伝えたいという気持ちが、観覧者に伝わってくるような博物館であって欲しいものです。
熊本県立装古墳館
ここで、古墳の装飾のほかに、とても感動したものがあります。
「好太王碑(広開土王碑)」の拓本です。
この5世紀初めに建てられた石碑には、日本との関わりを記す文章が残っているんですね。
石碑の拓本が壁にかけられていて、とても大きな立派な石碑だということがわかります。
山鹿市をあとにして、次は国道3号線を北上し、福岡県八女市(やめし)に入りました。
八女市にも、八女古墳群とよばれる前方後円墳、円墳が数多く存在します。
6世紀初めの「磐井の乱」として知られる一族の古墳のようです。
ここでも、こじんまりとしていても、内容のとても濃い資料館に行きました。
「岩戸山歴史資料館(いわとやまれきししりょうかん)」です。
資料館のとなりには、岩戸山古墳があり、これは筑紫君「磐井」(つくしのきみ・いわい)が生前に築いたとされる重要な古墳です。
館長さんが、丁寧に案内をして下さいました。
館長さんのこうした歴史資料にたいする姿勢は、とても謙虚でした。
八女古墳群から発掘されたものは、これまでの歴史観ではとても説明できないものが数多くありました。
私たちが、感じたこうした不思議を思うままに口にしても、館長さんは未知のこと、既知のことをわかりやすく説明してくれました。
ここでみせてもらった
「馬門石(まかどいし)」。
近畿地方の古墳の石棺につかわれたこの石は、熊本県宇土市からしか採れないものだそうです。大阪府高槻市の今城塚古墳(いましろづかこふん)で見つかったというのもすごい話です。
ここの資料館に行く方は、時間を十分とって、館長さんに案内してもらうのをぜひお勧めします。
八女古墳群には、装飾古墳あり、石人石馬あり、金細工の耳飾りあり、まだまだこれからの古墳ですね。楽しみです。
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これで、4日間の旅はおしまいです。
広川インターから九州自動車道にのり、鳥栖ジャンクションから大分道へ。
星と石をめぐる熊本の旅。
とても充実していました。
今回のルートはまた、時間がとることができるなら、まわってみたいです。