3学期の大きな行事である「お別れ会」

このことで、子どもたちの何が育まれるのでしょう

まもなく卒園する年長さんが、

在園児と素敵な思い出を作るために行う行事です

この行事の素晴らしいところは、

大人が内容を考えるのではなく、子どもたちで考えるところ

この日のために、何度も話し合いが重ねられました

年長が考えたことは、

「どうせやるなら楽しい内容にしたい」

「勝ち負けがないゲームにしたい、負けると小さい子が泣いちゃうから」

そこで決まったのが

転がしドッヂボールと花いちもんめ

「転がしドッヂは、小さい子が当たってもセーフにしてあげよう」

花いちもんめでは

「相手を蹴らないように下に線を付けたらどうかな」など

細かいところまで気が付き、大きな成長を感じます

小さい子たちも、そんな年長さんの姿に

憧れと尊敬の気持ちを持って過ごしているのが伝わります

「私たちも素敵な年長になりたい」

大きくなることに期待と憧れを持って過ごせる環境に感謝します

ゲームの説明や遊びを進めてくれる姿が

とても頼もしかったです

この日はお昼も楽しく過ごすため、バイキング形式に

盛り上がったなー

メニューは、焼きそば、枝豆、フランクフルト、ポップコーン、

みかん、ケーキ

普段は小食な子もしっかり食べていて、

食事の環境の大切さを感じます

何度もお代わりする子もいました

食事の間も、机ごとに年長さんが

小さい子をサポートしてくれていました

今日のこの日が、みんなにとって特別で、

素敵な一日になっていますように

午後は、お別れセレモニー

こちらは年少

年長さんにありがとうの気持ちを込めて、楽器と歌のプレゼント

写真入りのメッセージカードも渡していました

年少の子が

「一緒にバスに乗ってくれてありがとう」

「いつも優しくしてくれてありがとう」

と手紙を渡すときに言っていました

ちゃんとこの行事の趣旨が理解されていて驚きました

年中からもプレゼント

自分たちでメッセージを書いて渡していました

年長さんがどんなことをしてくれたか思い出して書いたお手紙

沢山助けてくれたこと、思いやりを持って接してくれたこと、

嬉しい内容が書かれていました

最後に、年長から素敵な歌のプレゼントがありました

中には泣いている子もいて、胸が熱くなりました

心を込めて歌っている姿から、

感性が育まれていることが伝わってきます

全園児に大きなメッセージも届けられました

今日のことで育つ子どもの力は何でしょう

◎どうしたら楽しい思い出ができるか考えることで、

　思考力が芽生える

◎みんなで一つの目標に向かって進むことで、協同性が育つ

◎年長の行動力を見て、「自分もそうなりたい」と

　憧れを持つことで、自立心が育つ

◎相手の温かい思いを受け取ることで、豊かな心が育まれる

最後は、職員の寸劇『赤ずきんちゃん』です

練習の時から毎回セリフが変わり、

みんなのアドリブが楽しくて当日も笑ってしまいました

子どもたちに感想を聞いたら

「ちょとドキドキしたけど楽しかったー」でした

楽しくて素敵な思い出が沢山作れたね

一日中ワクワクが止まらなかったので、

帰りのバスはほとんどの子が寝ていたようです

来週は、いよいよ今年度最後の行事「芸術の森」です

一年間の集大成をどうぞ楽しみにしていてください

来週も元気に会いましょう

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心を育むこととは