ストックホルムで一番感動した、というか涙が止まらなかった場所が世界遺産に登録されている森の墓地です。夏の北欧の青空が広がる美しい日に訪れました。美しい緑の丘と十字架という時点ですでに舞台としては最高に美しいと感じました。

墓地内には５つの礼拝堂があります。現在も使われており、各礼拝堂の前には当日何時にお葬式が行われるかが記載された貼り紙が掲出されていました。この貼り紙をみると実際に自分のまわりに死があるということを感じます。そして礼拝堂の中に入ると穏やかな祈りをささげる人々の姿が壁いっぱいにえがかれていました。この中に花束を抱えて物憂げに涙を浮かべていそうな女性の姿がありました。

その絵をみた瞬間、泣きスイッチが。幸い式前で、礼拝堂内には人がいなかったので、ささっと外に出て、森の中を歩きながら泣いていました。

実際に式が行われている礼拝堂もあり、中にはさすがに入れなかったのですが、参列者を見るたびに、勝手にあれこれ想像してさらに泣きが加速しました。

おだやかな気持ちであれこれ感じた時間、人と訪れて語り合うのもいいでしょうし、私のように一人でじっくりと死について考えるのもいいのかなと感じました。おすすめです。

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ストックホルムで感動した場所：世界遺産 森の墓地

ストックホルムで感動した場所：世界遺産森の墓地