株式投資のリターンは資産配分の時点でほぼ決定すると言われています。
グローバル投資、いわゆる全世界に投資する場合には、経済成長率を
加味した地域配分で投資するグローバルインデックス型の投資信託が
人気です。
日本では、世界経済の中で10%に満たない日本のみについて語られて
いますが、世界を見ると大きな構造変化が起きていて、投資のチャンスが
転がっているわけです。
日本株に投資するときに欠かせないのが、業種別の増益率です。
その業種の外部環境が良ければ、少々競争力のない企業であっても
好業績を達成することが可能になります。逆に言うと下方修正の確率が
低い業界とも言えます。
ここ数年、不動産業界が好調です。
■普通のサラリーマンが不動産投資で収入を得る方法
不動産投資、アパート経営、収益物件取得を志す方へ 「不動産流動化ビジネス」は専門用語も多く、個人投資家にはわかりにくい
ビジネスですが、簡単に言えば、「価値の低い不動産を取得して、価値を
高めて売却する」という仕事です。
この業界の銘柄が過去数年間で2~5倍となるパフォーマンスとなったのは、
■銀行の不良債権処理
今まで銀行は不動産を担保とした融資をその不動産の値上がり(土地神話)
期待を裏付けとしておこなってきました。しかしながら値下がりした不動産を
大量に抱え、また政府も公的資金の投入と同時に不良債権処理(不動産
処理)を促していますから、不動産を安く取得するチャンスが続いたわけ
です。
■大企業の不動産売却
大企業の場合は、「国際会計基準」というルールによって、企業の帳簿に
表れない不動産の値下がりなどを処理しなければならない状況が起こり
ました。それによって決算期に不動産の値下がり損を大量に処理する
動きが続きました。これも不動産を安く取得するチャンスだったわけです。
不動産流動化ビジネスは、不動産に投資するための資金が必要です。
ところがこのビジネスは日本ではなじみのないビジネスである上、
不動産投資に対してお金を出す投資家がほとんどいませんでした。
ところが、不動産流動化ビジネスをおこなった企業の過去の不動産投資
の結果から、不動産投資は収益が上がるということが再認識され、
投資資金の出し手が増えてきたのです。
当初中心であった海外投資家に加えて、国内の機関投資家が増えて
います。最近では個人で不動産投資をする投資家が増えていますが、
こうした大きなトレンドの変化が底流にはあったわけです。
投資商品としてのリートが人気化したのもこういったトレンドを
感じ取れれば当然のことといえるでしょう。
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