ひろむside


問題あるだろ、

まぁ、めちゃくちゃイケメン…

大きな瞳はキラキラで顔面のパーツはキレイに整っている、悔しい事に身長も180近くありそうだし

隙がない…


「ひろむちゃん、俺のこと覚えてる?」


「…お、覚えてない」


「そうかぁ、幼稚園でよく遊んだんだ。

ひろむちゃん、俺と公園でトンボを追いかけて池に落ちたんだ、

あと、みんなのおやつの苺を一人で全部食べてさ、

先生に怒られても口の回り真っ赤なのに

絶対食べてないって言いはるのが、めちゃくちゃ

可愛いかったぁ〜あとさ、

年長組のマラソン大会でさ、絶対1番になりたいから近道したら迷子になってさ、幼稚園は大騒ぎなのにひろむちゃんは1番になれないから家に帰ったんだよね!それからさ…」


「髙塚、マジ?な話し」


後藤が呆れた顔で聞いてきた、


勉強するフリして皆んな興味津々だ

やっぱり、許は楽しんでるな…


「う、うん…、マジ」


「やっぱり、ひろむちゃんだったよね!

皆んなから、リーくんって呼ばれてたんだけど

覚えてるよね!」


いつの間に、手を握ってますけど、、


「は…はぁ」


「ひろむちゃんに告白したの、覚えてる?」


ひ、ひぇ…


「大きくなったら、結婚して」


キャ〜⁉︎


何故か許の叫び声が教室に響いた…