ひろむside


「うるせーんだよ、何だよ」 


後藤がまた呼んでるな、昨日は新作ゲームをやってたから眠いんだ。マジ、うるさい。


不機嫌に顔を上げたら、見知らぬデカいイケメンが

俺をじっと見つめている、、

そう言えば転校生が来るって言ってたな、


「ひ、ひろむちゃん…会いたかった!」


ギャー⁉︎


突然のデカいイケメンからギュッと抱きしめられた

な、何、ヤバいヤツなのか?

く、く、苦しいぃ…


「は、離せ!」


必死にもがいて叫ぶけど、

後藤は唖然としてるし、許はこっそりと笑ってるな



「おい、お前誰なんだよ」


ようやく、手を緩めてきたから思い切り

前に突き飛ばした。絶対、ヤバいやつだ、



「ひろむちゃん、覚えてない?」



俺の両肩を掴んで、真剣な目で見つめてくる。



「お、お、俺、男だけど」


「…問題、ある?」