かき氷は平安時代にはあったという。そんな由緒正しき食べ物とは。平安貴族が食べてたなんて風流である。明治にはアイスクリームを自分で製造して売って大人気になった日本人がいたそうだ。当時どうやって作ったんだろう。明治時代も氷は氷室での貯蔵なのかな。子供の頃、大型スーパーのチェーン店のラーメン屋でアイスクリームを頼むとたいていの場合は、コーンの中にクリームを落とし込んで行き、コーンの上端に達してからクリームをぐるぐる巻き始めるわけだが、どういうわけか、ひとによっていきなりコーンの上端から巻き始めるのがいて参った。今は少なくとも一つの店で二種類のアイスクリームの巻き方があるということはないだろうけど、当時はそういう気まぐれがあったのである。今池にあった大型スーパーは七階がゲームセンターになっていた。おれはそこでよくジオラマ作りの競馬ゲームで遊んで、母親の買い物が終わるのを待っていた。コースを小さな人形の馬たちが走るゲームである。家に帰って夕飯を食べて、テレビなど見た後に、ふとズボンのポケットからゲームセンターのメダルが数枚出てきたりする。そんな時、ちょっとオーバーに言えば、そのメダルは、なにか不可思議な輝きを帯びて見えたものだ。