地球には南極と北極はあるが、なぜ西極と東極はないか、という話があるが、子午線は御存知イギリスのグリニッジ天文台を通る一線であり、その180度真裏は日付変更線だ。だから西極があるとしたら、子午線上のどこかにあり、東極は複雑怪奇に走る日付変更線上のどこかにある筈だが、もちろんそれがどこにあるかはわからない。感覚的に言うと、北極が極度に冷寒だとしたら、南極という場所は極度に炎熱である筈だが、物理学上そうなっていない。両方とも寒いのだ。これもなぜだろうと思う時がある。まあ、それはともかくとして、今後世界はやはり無極化ないし多極化して行くのだろうか、ということを悩んでいる。ユング心理学で言う個性化(中心的自我のコペルニクス的転換)の問題かも知れないが、頭の混乱する難しい時代になりました。
多極化という話は肯定的現象としてロシアのラブロフ外務大臣が中国でこの間話題にしたわけだけど、英国防省によるとロシアは地上戦力の三分の一を今回の戦争で失ったそうだ。この三分の一という数字は軍事評論家によればとんでもない数字で、実質作戦遂行能力の不能を示すという。マリウポリが陥落し、ウクライナ内務省管轄のアゾフ連隊の一部が投降、或いはレーザー兵器を導入という噂もあるが、どちらもロシア軍にとってはあまり明るいニュースではないそうだ。トルコのエルドアン大統領が北欧フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請にクルド民族の問題(PKK クルディスタン労働者党の分離独立運動への北欧二か国の協力ないし干渉)の関係で反対しそうであるが、どうなるのだろう。トルコの大砲の前に不用意に剣を抜いて立ちはだかって、子爵よろしくヨーロッパがまっぷたつにならないことを祈る。