第1回大田区子ども・子育て会議傍聴記(後半) | 大田区子ども・子育て会議応援団のブログ

大田区子ども・子育て会議応援団のブログ

大田区子ども・子育て会議について、より多くの区民のみなさんに関心を持っていただいて、区民協働で一緒に会議を盛り上げていきたい!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「第1回大田区子ども・子育て会議 会議次第」

1.開会
2.こども家庭部長挨拶
3.委員委嘱・紹介
4.事務局紹介
5.大田区子ども・子育て会議条例 
  同条例施行規則の説明
6.大田区子ども・子育て会議正副委員長の選出
7.傍聴要綱決定
8.議題
(1)国の子ども・子育て関連3法について
(2)大田区子ども子育て支援事業計画策定概要について
(3)ニーズ調査の概要について
(4)今後のスケジュールについて
(5)その他
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 傍聴人が入場した時点では、7番まで議事は進行しています。8番の「議題」から会議を聴くことになるのですが、委員の自己紹介がすでに終わっており、傍聴席から委員のテーブルまで距離があるため、会長など正面の方はかろうじて分かるのですが、どなたが委員なのか、どこからが事務局なのかが傍聴席からはよく分かりませんでした。

 国の動向が書かれた分厚い資料を、事務局の担当者が駆け足で説明する時間が第1回会議の議題の大半を占めました。多くの資料を用いて、これまでの国の議論の動向を説明しようとする姿勢は大変評価できます。ただし、あまりに早口なので、専門ではありませんが社会福祉士としてある程度情報に接している私でもページをめくるのに精一杯という感じでした。

 資料の中の文言や文章に不明な点があっても、ページめくりで手一杯で立ち止まって丁寧な説明を加えるような雰囲気ではなかったのは残念です。当日の配付資料は、事前に大田区のウェブサイトからダウンロードできるようにすれば委員の方も傍聴される方も予習できます。質問の際にも、事前に自分で読み込んできたり、あるいは他の資料に当たったり、そこで抱いた疑問から派生して専門書を読み込んだりする時間が取れれば、より活発な対話につながるでしょう。

 大田区子ども・子育て会議委員は下記のみなさんです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
松原 康夫  明治学院大学 
塩 美佐枝  聖徳大学

高田 恭子  区民(3名)
河合 幸子
鈴木 郁代

小澤 牧子  大田区立小学校PTA連絡協議会

江尻 雅樹  私立幼稚園連合会
加藤 保   私立保育園連合会
古澤 里美  特定非営利活動法人男女共同参画おおた
斎藤 弘美  社会福祉法人大洋社

内山 浩志  大田区3医師会         区内関係団体
田中 純子  大田助産師会   
吉野 鷹夫  大田区民生委員児童委員協議会

鈴木 隆之  こども文教委員会委員長   区議会議員
馬橋 靖世  こども文教委員会副委員長
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 入場したのが14時20~25分頃で、16時終了予定を30分切り上げて15時30分には会議終了となりました。この間、進行役の会長、松原さんから他の委員の方に、質問や意見を呼びかける時間が数回ありました。

 ただし、実際に質問や意見をされた方は会長を含め3~4名の方のようでした。たとえば、財源である消費税増税実施の有無によって、大田区子ども・子育て会議の議論の方向性やそれを踏まえて作成される子ども・子育て支援事業計画への影響を懸念される質問がありました。消費増税の先送りか実施か、消費増税実施の判断を9月中に判断することなどが最近のニュースで流れています。さて、どうなるでしょうか。

 質問された方自体少数だったわけですが、公募委員の方が誰も発言されなかったことが、特に気に掛かりました。この点、会議の構成メンバー間にラポールを形成する意図的な工夫が早期に必要でしょう。

 たとえば、次回の9月6日(金)の会議までの間に分科会(勉強会)を開催するなどはどうでしょうか?
 
 大田区子ども・子育て会議本体とは別に、ざっくばらんに委員同士が交流し意見交換する場をつくるのが良いでしょう。誰もが過度の緊張を強いられない環境で互いの意見を聴くことで、少しずつ胸襟を開いたコミュニケーションが図られるようになり信頼関係構築につながります。

 次回の会議は9月6日(金)19時~21時の予定です ♪

 (会議その後につづく)

 文責・生駒 友一〈ota_kodomokosodate@icloud.com〉