おはようございます
みえリハOTのブログ 火曜日を担当しています maki です
今日から10月ですね!!
衣替えの時期です。
秋は服装に困ります
暑いなぁ~と思って夏服を着ていたら、急に涼しくなり何を着ようか迷っているうちに寒くなって冬服を着る
秋にはそんなイメージがあります。
流行を先取りした秋服を着こなしてみたいものです
さて、先週は視覚認知における2つの経路
Where の経路 と What の経路 のお話をしました。
目で見た情報の 「 どこ 」 と 「 何 」 ← 先週のブログはこちら♪
今日は、Where の経路について
先週も載せた画像です。
たとえば・・・
1番上のリンゴを取ります。
リンゴの形、大きさ、自分との距離、傾き を視覚情報から認識し、
さらに重さや硬さを今までの経験 ( 記憶によって蓄積された情報 ) から推測します。
そして、リンゴを持つ手の形や、腕の伸ばし方を決定し、
リンゴを持ちます!!
私たちの脳は、このような情報処理を一瞬で行い、なんなくリンゴを持ち上げることができます。
コップに飲み物が入っていると思って持ち上げたら、
実は空っぽで軽くて、勢いよく持ち上げてしまった・・・
という経験はありませんか??
これは、推測がうまくいかなかったんでしょう。
脳に損傷がない人であれば、ほとんど問題なくリンゴを持ち上げることができます。
それは Where の経路に問題がないから。
Where の経路の損傷 として現れるものは
視覚性失調 ( 見えている対象に対し、手を正確に到達させられない現象 ) や
構成障害 ( 描いたり組み立てたりする行為に現れる空間性障害 ) など、
視空間認知障害です。
以前にも紹介した、山田規畝子氏は、次のようなことを言っています。
あっっ、ちなみに山田規畝子氏とは・・・
整形外科医であり、もやもや病によって3度の脳出血を発症し、視空間認知障害などの高次脳機能障害をもっている方です。
「 ベッドから起き上がる時、腰を浮かせるためには手をベッドにつかねばならないが、その手をつく場所を決めかねた。周囲には黒っぽいところ ( 実は床 ) と、白っぽいところ ( 実はベッドシーツ ) が見えていた。なんの気なしに黒っぽい方を選び、転倒した。 」
彼女はベッドと床、そして自分との距離感がうまくつかめなかったのでしょう。
色が違う廊下の部分で、それを段差だと思い、足を高く上げる患者さんを見たことがあります。
アルツハイマー型認知症の中核症状としても現れる、視空間認知障害
何気なく認識している距離感や傾きが、分からなくなったら・・・それはどんな世界なのでしょうか??
今日はここまで
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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