おはようございます
みえリハOTのブログ 火曜日担当の maki です
暑い夏も終わり、過ごしやすい季節となりました。
秋に向けて、いくつかの旅行計画に胸を躍らせている私です(*^o^*)
さて、みなさんは旅行に行くとき、計画を立てますか??
下調べをしますか??
私は、事前にネットや旅行本を使って下調べをします。
地図を頭に入れ、分単位のスケジュールを立てるほど、計画好きです
今日は地図にまつわるお話です。
みなさんは、地図をみるのが得意ですか??
「 地図、よめない~!! 」
「 私、方向音痴!! 」 という方、特に女性には多いのではないでしょうか?
私は、地図をよむのが好きだし、方向感覚もあります。
たとえば・・・これ!!
先日、日本作業療法学会が行われた 大阪国際会議場 周辺図 です
「 肥後橋駅 」 から歩きました。
初めての場所に行くとき、
頭の中に地図があって、その上を移動するタイプの人 と
何本目の曲がり角を曲がる、○○の建物を曲がるなどと、目印を頼りにするタイプの人 に
分かれるのではないでしょうか?
私は前者です。
事前に頭に入れておいた地図と、現在見ている景色を照らし合わせ、地図上に自分を置き、移動します。事前に地図を頭に入れておきさえすれば、東西南北の方向感覚もなんとなく分かります。
前者は、空間認知能力を頼りにしていて、
後者は、ランドマークを頼りにしています。
高次脳機能障害の地誌的障害に当てはめると、
前者の障害が 「 道順障害 」
後者の障害が 「 街並失認 」
ということになります。
ちなみに、地誌的障害の定義を整理すると・・・
「 道順障害 」 : 熟知しているはずの地域内で自分のいる空間的位置や目的地への方角がわからない障害で、視空間認知障害の一型。
「 街並失認 」 : 熟知しているはずの街並 ( 建物・風景 ) の外観を見てもそれと認知できない障害で、視覚失認の一型。
脳損傷がなくても、方向音痴、いわゆる 「 道順障害 」 のような方は、多いですよね。
昔、一緒に働いていたOTで、
「 慣れている病棟の中でも、たまに、ある病室から出ると、どっちがナースステーションだか分からなくなる!」
と言っていた人がいました。
「 ほんまか 」 と突っ込みましたが・・・
そのような人は、空間認知が苦手で、算数の図形の問題などは苦手だったのではないでしょうか??
道順障害のような視空間認知は、where の経路 と呼ばれ、後頭葉~頭頂葉のルートが
街並失認のような視覚認知は、what の経路 と呼ばれ、 後頭葉~側頭葉のルートが
支配しています。
次週はこのあたりのお話をしたいと思います。
長文お読みいただき、ありがとうございました
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