おはようございます晴れ


先日、土曜日のなおに 「 相手にされない女 」 というレッテルを貼られた 火曜日の maki ですクローバー



ちなみに私は、牛を白と黒で塗り、鶏を白で塗るという、いわゆる普通の幼少期を過ごしました。


・・・なんのこと!?

って方は、土曜日のブログをご覧ください目




さて、本題です。


今日は、半側空間無視の症状をもった人が、どんな世界で生きているのか というお話をしたいと思います。



みなさんは、半側空間無視の患者さんに、「 どのように見えているのか 」 と、尋ねたことがありますか??



半側空間無視は、全般性注意障害や病識低下など、他の高次脳機能障害と合併して出現することも多く、ご自身の症状に気づいていない患者さんもいますね。

そのため、その体験している症状を述べる方というのは、あまり多くありません。




そんな中でも、以前私が担当していた患者さんが、とても興味深い話をしていました。


その方は、半側空間無視以外にも視空間認知障害や全般性注意障害など、他の高次脳機能障害ももっていましたが、ご自身の症状に対して、気づきがある方でした。


ある日の病室での出来事を、話してくれました。



「 昨日の夜、ハサミを探しとったんさ。昼間に娘が来とって、引き出しに入れたことは知っとったん。オレ、左の方が見にくいから、左ばっか探したんやけど、見つからんくて・・・。看護師さんに探してもらったら、すぐ見つかったん!!左の方にあったんやけどさ。 」




四コマ漫画か!!!!


と、つっこみたくなるような話ですね。



でも、これが現実です。


自分が半側空間無視であり、左の方に注意が向きにくいということを知っていて、さらに気を付けて左の方を中心に探していても、見落としてしまう。



さらに、この方は、文字抹消課題などの紙面上の抹消課題でも見落としがあることに気づいており、


「 病院でやっとる課題ですら見落としがあるんやから、仕事なんかしたら絶対ミスするわ!! 」


と、ご自身の症状が仕事でのミスにつながるのではないかと、分析することができます。



自分の症状に対しての気づきがあっても、それが仕事や車の運転、日常生活のさまざまな活動において、どのように症状が現れ、どんなことに困るのかということを結び付けられる人は少ないように思います。


それをいかに援助するか!?


私たちが考えなくてはならない課題ですね。



私はこの患者さんと通して、高次脳機能という不思議な世界にますます興味をもちました得意げ


みなさんは、いかがですか~??



今日はこのへんでベル


最後までお読みいただき、ありがとうございましたチューリップピンク





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