皆さんこんにちは

土曜日のナオです音譜




今日は、私が日頃密かに感じていた、退院までの流れが上手くいくコツについてお話ししたいと思います



退院までの流れといっても、患者の意欲や治癒速度、そういった難しい問題も絡み合ってくることかと思います


私はその中でも、簡単で、やる気になれば明日からでも実践できるコツをお話しします




それは、

“併用間で仲良くすること”

です。


<ここでの併用とは、担当患者さんを一緒に担当するスタッフのことを指します>
<自分がOTだったら、担当する患者さんのPT。ST。Ns.、Dr.、栄養士などなどです>



併用間で仲良くって、そんなこと患者さんの退院に関係ないでしょ

と思ったそこのあなた


おおいに関係あるんです。



ではなぜ、“併用間で仲良くすること”がそんなに良いのか、お話ししていきます






仲良くする、とは、そもそもどういうことか



昔、産婦人科の隠語で、恥ずかしさを隠すために、性交渉のことを「仲良くする」、と言っていたそうですが

今回は残念ながら、当然その仲良しではありません。笑



ここで言う「仲良し」は、よく話す、信頼しあっているように見える、ということにします




自分が治療対象者になった気持ちになってみましょう

担当OTのOさん、STのSさん、PTのPさん


初めて紹介された担当療法士が、例えば、

Oさんは日本人
Sさんはインド人
Pさんがケニア人だったとします


どう思いますか?




「この人達、大丈夫なんだろうか?」


そう思いませんか?

(「私、STやPTの人とはしゃべれない!」これも思いますが、今日は一旦置いておきましょう。笑)

ではそう思った方、なぜそのように思ったのでしょう



3人の間でコミュニケーションがとれるのか心配ですよね

ではコミュニケーションがとれないとなぜ心配だと思いますか



「私のこれからのことは、3人で話してくれるんじゃないのかしら」

きっと、なんとなく、そう感じるからですね


来談者中心療法が叫ばれている中で、こういった考えを持つ対象者が日本ではまだ多いのが現状です

患者のレールを敷くのはセラピスト

細かく言うとそれは間違っているとも思いますが、少なくとも担当者は対象者を導く役割を担います


3人で、様々な角度から対象者を見て、その結果、良さそうなレールに導いてくれるのが担当セラピストです


3人のコミュニケーションがとれていなければ、敷かれるレールも3本になり、対象者にとっては枝分かれになります

どれが一番良いのか、相談する相手もいません


こんなことでは困ってしまいますね




担当者間で連携をとることは非常に重要なことになります

担当者が仲良く見えるのは、対象者にとっては安心要素なのです



また、対象者との会話の中で、併用療法士の名前を出すのも効果的です

特に、“対象者をこんな風に褒めていましたよ”という文句は、私はよく使いますが、誰にとっても有益な刺激になります


・対象者は褒められて嬉しい

・対象者の中で併用療法士の株が上がる

・たとえ併用が実は苦手な療法士だったとしても、好意的な言葉と繋げることでこちら側の苦手意識が薄まる


有益なことしかありませんね


また、併用間で対象者の良いところや面白いところを話すのも、療法士にとって良い刺激になり、それが結局は対象者に還元される、という仕組みです

この相乗効果により、対象者・療法士間の関係が良好となり、意見が一致しやすいため退院にスムーズに運びやすい、という原理でした


まだ使っていなかった方は、簡単なのでこの手を使ってみてはいかがでしょうか





最後まで読んでいただきありがとうございました

では今から四日市祭にいってきます!



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