みなさん こんにちは☆
みえリハOTのブログ 火曜日を担当しています maki です
いよいよ 「 肌見せシーズン 」 の到来ですね!!
引き締まった二の腕に憧れております
今日は 『 気づき ( awareness ) 』 についてお話をします。
みなさんは、自分の character ( 良い面や悪い面 ) について、どの程度意識していますか?
ちなみに私はといいますと・・・
良い面 : 要領が良い ( これは、今まで私と関わった多くの人が認めてくれるんんじゃないかなぁ)
悪い面 : 社交性が低い ( 残念ながら、こちらも多くの人に納得されてしまうかな・・・ )
です
そんな私ですが、
現在、回復期リハビリテーション病棟の中で、15名が所属するチームのリーダーをしています。
立場上、後輩の指導をすることがあります。
今日はそんな私の日常を例にとってお話をします。
たとえば、後輩のAさんに患者さんからクレームが入ったとします。
「 Aさんのリハビリは、きつい。だからAさんのリハビリはもう受けたくない。」
病院で勤務していれば、このような話はたまにあります。
私は、患者さんの話を詳細に聞きます。
Aさんのリハビリのどんなところがきついのか。
どうしてもうリハビリを受けたくないのか。
そして患者さんの訴える内容と、普段のAさんの振る舞いを見て、客観的に分析し、Aさんに指導します。
*言葉遣いがきつかった
*運動負荷がきつかった
*からだへの触り方がきつかった
原因はいろいろあります。そして、複合的であることが多いと思います。
重要なのは、私がAさんにフィードバックした指導内容を、Aさんが自分の今までの振る舞いを分析して、いかに 「 気づく 」 か ということ。
「 気づき ( awareness )」 は、Crosson の分類により、下図のように3段階に段階づけされます。
◆ 知的気づき ( Intellectual Awareness )
知識としての気づき。特定の機能が障害されていることを知っていること。
◆ 体験的気づき ( Emergent Awareness )
障害出現の気づき。障害が生活へ影響していることを認識していること。
◆ 予測的気づき ( Anticipatory Awareness )
予見的気づき。障害によって問題が生じることを予測できること。
今回のケースでいえば・・・
「そういえば、自分は言葉遣いや患者さんへ接する態度がきついと、前にも指導されたことがあったなぁ」というのが、知的気づき。
指導された内容を覚えているだけで、具体的に自分のどんな行為がきついといわれるのかということは結びつけれていないレベルです。
患者さんとのリハビリ中、思わず口調がきつくなってしまった時に、「 あッッ! この前、注意されたのに同じことをやってしまった」 というのが、体験的気づき。
行為が起こった後ではあるが、知識と行動が結び付けれています。
口調がきつくなりそうな時に、一呼吸置き、「 あかん、落ち着け!」 と、行動を回避できるのが、予測的気づき。ここまでくるのが理想ですね☆
ちなみに、「 なんで自分は悪くないのに、注意されなくちゃいけないんだ!」 というのは、ピラミッドに属さない 『 気づきがない 』 レベルです。
もちろん、 「 気づき (awareness )」 は、脳損傷者に対して議論されることが多いですが、人と接する仕事では、自分の話し方、振る舞い方が、相手に良い影響も、悪い影響も与えます。
自分の character を客観的に見つめ、悪い部分に気づき、それを予測し、回避する能力をもつことが大事です。
指導を受けた内容を、知的気づきのレベルから、体験的気づき、さらには予測的気づくへとレベルアップさせ、二度と同じ誤りを繰り返さないよう学習、応用できる人こそが成長するのだと思います。
そんなえらそうなことを語りながら、日々患者さんやスタッフへの接し方に悩む maki でした。
次週は、 『 気づき ( awareness ) 』 について、高次脳機能障害を例にお話をしたいと思います。
長文、お読みいただき、ありがとうございました
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