僕は24歳で医学部に再入学し

 
30歳で医学部を卒業。
 
今は医師9年目で、精神科医歴は4年目です。
 
 
 
この記事にも少し書いていますが
 
僕が医者を目指すきっかけになったのは
 
僕自身が対人恐怖症
(今は社会不安障害と呼ばれます)
 
になったことでした。
 
 
 
20歳頃、最初はある一人の人と話していて
 
突然頭が真っ白に。
 
逃げるようにしてその場を去りました。
 
その人とは定期的に会っていたので
 
その都度それは起こるように。
 
だんだんと誰に対しても
 
凄く緊張して
 
すぐに頭が真っ白になるように
 
なっていきました。
 
 
 
幼少時はものすごい人見知りだったようで
 
幼稚園に入るまでは
 
外食に行っても
 
母親にしがみついて顔を上げず
 
ほとんど何も食べなかったようですが
 
だんだんと自信をつけて
 
小学生の頃は
 
いつも学級委員長をしていた記憶があります。
 
 
 
ただ、小学生の時のある体験で
 
目立つと叩かれる
 
という前提を作り上げ
 
中学生以降は
 
出来るだけ目立たないように
 
しているつもりでした。
 
 
 
その後もその前提の証拠はちょこちょこ集まり
 
出る杭は打たれる
 
出来るだけ目立たないようにと
 
思っていましたが
 
成績は良かったので
 
それでは目立っていました(笑)
 
 
 
大学に入ると
(最初は潰しがききくだろうと工学部)
 
今までのように成績でちやほやされることが
 
なくなり、僕は本当に目立たない人になって
 
しまったように感じました。
 
一緒にテニスサークルに入った高校の同級生は
 
人と仲良くなるのがとてもうまくて
 
すごく羨ましかったのを覚えています。
 
そう、本当は目立ちたかったわけです。
 
 
 
バイトを始めたり
 
初めて彼女ができたりと
 
自分の内面を揺さぶる
 
きっかけがどんどんと押し寄せて
 
徐々にバランスを失っていきました。
 
 
 
対人緊張が強まって1年くらいは
 
何とか学校や家庭教師のアルバイトには
 
行っていたものの
 
(家族にも話せず、
引きこもりたいとも思いましたが
そのまま出られなくなりそうで
できませんでした)
 
サークルには行けなくなり
 
出来るだけ人と会わないように
 
していました。
 
 
 
コンビニで買い物をする
 
人とすれ違う
 
そんなことだけでも
 
すごく緊張していたので
 
毎日とても疲れて
 
夜寝る時は
 
やっと1日が終わったと安堵し
 
朝起きた時は
 
また地獄が始まると思っていました。
 
こんな毎日が続くなら死んだ方がマシだ
 
とも思いましたが
 
それも怖くて絶対できないなと
 
自分で分かりました。
 
 
 
本やインターネットで
 
心理学や色々な考え方を学んだり
 
実践しようともがいていましたが
 
何ともならず
 
その中で出会った森田療法に触発され
 
行けなくなっていたサークルに
 
「あるがまま」飛び込んでみました。
 
大学4年生の時です。
 
自分としては対人緊張バリバリで
 
すごくぎこちないと思っていましたが
 
皆普通に受け入れてくれて
 
生活は少しずつ楽しくなってきました。
 
 
 
その後も緊張を何とかしようと
 
サプリメントやホメオパシー
 
ヨガや気功
 
レイキなどのヒーリング
 
などなど、色々なものを試しましたが
 
状況はあまり変わりませんでした。
 
 
 
その中で
 
大学の相談室でのカウンセリングは
 
何だかホッとして
 
悪くないなと思っていました。
 
 
 
工学部を4年間で卒業し
 
大学院に進学したのですが
 
このカウンセリングの体験は大きかったようで
 
カウンセラーになりたい
 
という思いと
 
まだ緊張は強く、気分のムラも大きく、
 
このまま社会に出たら自分は潰れてしまう
もう少し楽になってから仕事を始めたい
 
という思いから
 
カウンセリングもできる
 
医師という職業を目指しながら
 
社会に出ていく準備を
 
していくことにしたのです。
 
 
 
 
長いので②に続く。
 
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今帰仁城跡にあった謎の立て札
別の場所の方が良かった(笑)
 
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思えば色々あったなぁ