子どものころ、熱が出たり、風邪を引いたりすると、父親から気合いが足りんからそんなことになるんだと、しかられたものだ。

確かに、気が張っているときは病気にならないような気がするけど、それはやっぱ気のせいで、ウィルスはやってくる。

試合に負けたときには、根性がないからと、これまた叱られたものだ。いや、いや練習が足りんから負けたんやけど。

気持ちは大事。否定はしない。

その父親が虫垂炎になった。我慢に我慢を重ね、およそ盲腸とは思えない大手術になり、長く入院した。で、わたしが腹痛を訴えると、気合の根性の言わずにすぐに検査に行かされ、軽かったが虫垂炎とことで速攻手術した。

自分が痛い思いをしたことには、気合のなんの言わなかったのが、なんか可笑しい(笑)


人のしんどさや苦しみがわからないひと、想像できないひとには痛みを感じてもらわないと。かも。


それか、心の中を推しへの愛で満たすこと。そしたら、やさしくなれるし、ひとを思いやれる気がする。ただ、気がするだけかもしれんけど。