僕はバンドをやってここ最近まで全くと言っていいほど、歌詞に興味が無かった。
いい歌詞なんてただの綺麗事だと思っていたし何を言ってんだみたいな内容ばっかりだと思っていた。
しかし、バンドという行為を自分が行うってなるととーぜん歌詞を書かなきゃならない。俺はインストがやりたいわけではないし。
そこで歌詞を書くんだけど、なんというかラブソングを書いても全くと言って身近な内容ではないし、まず自分の言葉でラブソングを書くってのがなーんかしっくりとこなかった。
で、イロイロ考えた結果愚痴を書くことにした。日々の生活、人の営みの中で起こるクソみたいな事柄に対しての感情の掃き溜め。それが僕の「歌詞」である。
そんなこんなで書いた歌詞だし、まあまあまり歌詞に意味合いを持たせたいと思わなかったから歌詞に対しては結構思ったことを思ったまま書いてた。
で、何回目かのライブ。確か2回目だったかな。吉祥寺でジョージロックというバンドの大会の予選があって出させてもらった。
その時見ていた人に「歌詞がいいね」と言われた。
その時見ていた人というのも、僕の大好きなバンドfuzzysのボーカル、イズミさんに他ならないんだけど、結構言われた当初はびっくりした。
まさか歌詞が褒められると思ってなかったのだもの。
この時から僕は結構自分の歌詞について考えるようになった。
それは別にどうすれば受けがいいかとか、どうすれば伝わるか、とかではなくて。
俺は果たしてこの歌で何を言いたいんだ?ってこと。
そー考えてからは自分でも、珍しく変わったと思う。いい意味で。
やはりバンドというか曲ってのは歌ありきだし、見たものの心に一番突き刺せるのも歌であってそれを構成する言葉たちなのだ。
だから、僕は歌いたいことを歌うことにした。
社会への不満、愛する人への嫉妬、不条理に対する疑問なんでもござれ。
でも、僕の最大の武器だとも思う。
見ている人に一番届くこの世で一番鋭い剣。
ペンは剣よりもギターよりも強いのかも。
わからんけれど。