【人を良くする事 食事 その1サラダ】

当店でご提供させて頂いているのはコースのみです。
よくアラカルトもやれば良いのに…。と言うご指摘も頂きますがコースしかしない理由があります。
その、コースしかしない理由について皆さんに知って頂ければと思います。

当店のコースには必ず最初にサラダが出ます。
何故サラダなのか?
それにはいくつかの理由があります。

まず、食物繊維を摂るという事
食物繊維の中には水溶性と不溶性の物がありサラダから摂りたいのは”水溶性”の食物繊維です。この水溶性の食物繊維を摂る事で腸内の便通が良くなります(大量ではない水分も必要)。腸内の環境を良くする事で、初めてきちんと栄養素を摂り込める身体となります。そして水溶性食物繊維にはもう一つ。血糖値の上昇を緩やかにするという事も期待が出来ます。つまり血糖値が急激に上昇しない。⇒インスリンの量が抑えられる。⇒太りにくくなる。と言う事になります。
そして、サラダには緑の葉野菜を使うのも重要なポイントになります。緑の野菜の中には葉緑素(クロロフィル)が含まれます。クロロフィルの主な効果として
貧血液を改善する
美顔効果
消臭・殺菌効果
デトックス効果
と言う事が期待できます。
特に個人的に注目したいのが、デトックス効果があるという事です。現代社会において農薬の汚染や重金属、ダイオキシンなどの体内汚染はどうしても避けきれない事が多々ありますが、クロロフィルは、食物繊維の5000分の1の大きさで、小腸絨毛の奥に蓄積したダイオキシン、残留農薬、有害金属(水銀、鉛)を取り除いてくれる働きがあります。とってもありがたい効果です。
そしてサラダは、基本的に”生”ですのでローフードの考えから酵素を摂り込む事が出来ます。酵素の話はと~っても長くなるのでまたの機会に。
それから、抗酸化の考えから。(これも長くなるんですが、出来るだけ手短に)
大抵の野菜はアルカリ性食品です。そして一般的に皆大好きな物は酸性食品が多くなります。
アルカリ性や酸性と聞くと、学校で習ったpH(ペーハー)を連想します。しかし、アルカリ性食品か酸性食品かの判定は食品そのもののpHではなく、食品に含まれる「ミネラル」が酸性かアルカリ性かで判断します。
つまり、リンや硫黄を含む食品は「酸性」、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムを含む食品は「アルカリ性」となります。
よく「酸性食品の摂り過ぎで血液が酸性になるからよくない」などと聞きますが、それは間違った情報です。酸性食品やアルカリ性食品を食べたからといって血液のpHがどちらかに傾く事はありません。
人の血液のpHは約7.35~7.45であり、若干のアルカリ性を示しています。 体内では、pH調節のための絶妙な生理機能が働いているため、重い病気になったり、 激しい運動をした場合を除き、大きく変わることはありません。
しかし、血液や体内のpHは不足したミネラルを補充したり、
尿から余分なミネラルを 排出することで保たれているため、
骨や尿は摂取する食品の影響を受けると考えられます。
酸性食品を多く摂りすぎると体内のpH値が酸に傾くため、それを中和するために、骨に含まれるアルカリ成分が使われます。結果的に骨が弱くなったり、 尿が酸性に傾いたりすることから、
結石や通風発作に影響があると言われています。

こんな感じで長くなりましたが、サラダについてはまだまだ書ききれない事がありますので、また次回その2に続きたいと思います。

そんなサラダが食べたくなった方はこちらからご予約ください。
http://110yoyogiuehara.tokyo