それから4人で作戦会議を開いて(何の?)



「わかった…
カズ、智くんに忘れられないデートにするには
出店の数も重要って事なんだな?」

「はい。もちろん❤️
しょぼーい出店じゃぁ、楽しみも減りますでしょ?(爆)」(絶対、兄貴で遊んでるなアンタ)

「確かに…
出店の数=男の器
男の器は大事だと思うしな」(アンタもまだ其処にこだわってるんかいっ⁉︎、それにしても出店と器って関係ある??)

「…翔さん、質問
器と出店の関係性って何??」(同感だ)

「何を言ってるんだ潤
せっかくの夏祭りなんだぞ?
思い出に残るのは、最高のホテルに料理
おまけに娯楽に花火
これらの全てが楽しい思い出になるじゃないか!
なら、出店は人混みで中々買えないよりも色んな店を並ばずに直ぐに買えたら不満はないだろう
それに、品物に種類も有ればなおさらさ❤️
俺と居れば楽しい!を智くんに覚えてもらえば、
これからもデートを重ねてくれるだろう❣️
そう思わないか⁉︎
そして、卒業してから智くんと
2人っきりで結婚式を挙げる!
その目標の為にも初めてのデートは好印象にする必要があるんだよっ!」(なんか色々ツッコミたいけど、アンタ前もデートとか言ってなかったか⁉︎。
そうなると、初デートじゃないんじゃないか??)

「翔ちゃん!
翔ちゃんにしてはいいアイデアだねっ!
夏祭りは出店が多い程楽しいもんね!」

「やっぱそう思うかっ!
雅紀❣️」

「うん❤️」

「なら、じいさん達に
出店を沢山出してもらえるように頼みましょう!
もちろん、兄さんからですが」

「わかった。俺からお願いしてみよう」(アンタほんと素直なアホだな)

「流石、愚…じゃなく兄さんです
きっと智喜びますよー♪
兄さんの名前も覚えてくれるかもしれませんね!」(どうだろう?)

「さ、智くんが⁉︎
ほんとに喜んでくれるんだろうか⁉︎
2人の記念日になるって事だよなっ!」(いや、ならないと思うし、アンタ何気に名前の事から目を背けてないか?)

「よし!
そうと決まれば
早速、じいさんに連絡だっ!」

「…翔さん…
なんか気の毒な気もするけど、
楽しそうだからま、いっか❤️」(潤くん、同感だ)








こうして金持ち息子の道楽…失礼
発案により夏祭りフェスは
豪華に開始される事になり
出店は通常の3倍という大規模な祭りになった(またしてもナレーション割愛で終わる)







ーーそして夏祭り前日ーー





「明日はPrincess festivalの開催だ!」

「…なんでPrincessってネーミングなんだよ?」

「俺が知るわけないでしょ!
どちらかというとカズの兄貴なんだから
カズのがわかるんじゃないの?」

「わかる訳ねーだろうがっ!
なら潤くんはアイツと兄弟だけど
アイツの思考理解できるのか?」

「…ごめん、カズ
さっきのは訂正します」

「わかれば宜しい」


「何をいいあってんだ?お前ら
それよりどうだ?
夏祭りフェスのネーミング♪
すごくあってんだろう?
我ながらいいのを付けたと思ってんだー」

「うん!
凄くいいネーミングだと思うよ!
翔ちゃん、人魚姫のイメージでしょ!」

「そうなんだよー雅紀
察すがだなぁ」

「ウヒャヒャヒャ❤️
でしょ、でしょ!もっと褒めてー♪」



2人の話を聞いていたカズと潤は
人魚姫って泡になって消えるんだよな?

それってなんか縁起悪くないのか⁉︎

と溜息を吐いた