北アルプスの最終目的地に向かう。

谷間に建てられた小屋を後にする。

天気は今一つだが、こころは軽い。

昨夜はシュラフにくるまったものの寝たのかどうなのかわからない。

少しは寝られたのだろうか。

真っ暗な小屋で同僚はこちらをむいていたはずだ。

相手などされないはずの年齢差だが気をつけないと、すぐ恋に落ちてしまう。

おっさんのハートは射抜かれた。

小屋から出、橋を渡ると標高差500Mの急な登りが始まる。

同僚に気を使いながらゆっくりゆっくり高度を上げる。

汗と雨で体は濡れてくる。

最終目的地に着くまで3000M近い山に複数登っておきたいが、どうやら無理だ。

体力には自信があったが、おそらく睡眠不足がたたっているに違いない。

午前中には小屋に到着。

チェックインには早いのだが、休ませてもらう。

この日も山靴はぐちょぐちょ。

たぶん汗なのだろう。

案内された部屋は一番奥の良い感じのスペース。

コロナ禍とあって小屋とは思えないくらいのスペースがわり与えられた。

そんなところに若い同僚と二人。

やばい。