息子が乳児の頃から通っている小児科は女医先生でスタッフも全員女性です。
先生の診察や説明も丁寧で、受け付けの対応も優しく、待合室には小さな遊び場があって過ごしやすく、アレルギーの治療もしっかりやってもらえます。
そんな感じなので私が住むエリアで大人気で、いつも混み合ってるのだけが通うには大変ですが、それでも私が息子を連れて行くのには理由があります。
女医先生は私の話をしっかり聞いて、時には
「お母さん、大変だったでしょう」
「お母さん、頑張りましたね」
と声をかけてくれるのです。
小児科でも他の病院でも、こちらは病気を治すために通っているのだから、【医者の言うことを聞いて当然】と思ってはいますし、医師のほうはそういう感じでお話しされます。
それなのに、グズる子どもの看病に疲れ果てて病院に着いて、先生から褒められたりすると、うっかり涙が出そうになります。
もちろん医師として信頼できることが根底にはありますが、【褒めること】【認めること】って人間関係の根本的なところで、かつ簡単なのに飢えているところなんだな、と感じました。