「なんてひどい漫画なんだ…」
1巻を読み終えたあと…そう思わずにはいられません。
独身であっても結婚してても、この漫画で胸をえぐられない30代女子はいないはず。
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主人公は、脚本家として表参道に事務所を持ち、アシスタントを一人雇って立派に自立している独身女性、倫子。
彼氏なし結婚の予定なしの倫子のストレス発散方法は、高校からの二人の親友と行きつけの居酒屋で、お気いに入りのタラの白子とレバーをつまみにしゃべり倒して酒を呑んで呑まれること。
そんな倫子の33歳の誕生日に、仕事で付き合いのある男から「お話ししたいことがある」とディナーに誘われる。
実はその男は、当時ADだった10年前に「結婚を前提に」付き合いたいと告ってきていたのだ。
親友たちへ相談した結果、これは大人の男になった彼からの10年越しのプロポーズに違いない、という結論に。気合いを入れて自立した知的な大人のコーディネートを新調し、いざ当日を迎えたが…
彼が「お話ししたいこと」とは、倫子のアシスタント(19歳)へ告白したいという恋愛相談だったのだ。
自分へのプロポーズと思い込んでいた倫子は立ち直れないほどの衝撃をくらい、親友二人にいつもの居酒屋で慰められていた。
しかし、そんな失恋報告女子会の騒ぎの中、居合わせた若いイケメン金髪男性客から
「さっきから聞いてりゃ、女子でもねえのに女子会だの」
「現われてもねえのに、いい男と結婚だの」
「いい歳して、何の根拠もないタラレバ話でよくそんなに盛り上がれるよな」
「そうやって一生女同士でタラレバつまみに酒飲んでろよ!」
とと罵られるところから本当の物語がスタートする。
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筆者は現在35歳の立派なおばちゃんで、すでにアラサーではなくなっています。
しかし、どんなにもの悲しい響きであっても、やっぱり一生「女子」って言いたい(笑)
そんな女心を手加減なしのタイミングと精度で容赦なく打ち砕きます。
とにかく、読み進めると精神を疲弊しますが、どうしても読まずにはいられません。
長くなったので次回また続きます。