故郷の友人から俺が出席できなかった過日の同窓会の報告があった。今から10年前60歳のとき『還暦同窓会」と銘打ってやった時以来だった。次回は7年後「喜寿同窓会」をやるという話だ。
「喜寿」で田舎の小学校の卒業生が全国から百人以上集まりそうだという。還暦のときは百五十人集まった。 今母校は学年20人未満、過疎化の波に洗われているが、俺たちは3組のすし詰め学級だった。
還暦の時、亡くなっていたのは自殺者も含め8人全員男性だった。精神的にも肉体的にも女性は強いという証明だろう。 喜寿の歳になると日本人男の平均余命に近づいてくる。出席の「予約」をと言われているが「はて、俺はその時まで生きられるんだろうか?」不安だ。 主治医からは「病気のデパート」などと揶揄されている身、おこがましく真っ先に「出席」の通知を出すのは気が引ける。
しかし、多くの同級生が元気というのは嬉しい。俺たちの子供のときは老人は早死にだったからだ。
今故郷の出身集落では、元気な高齢女性が目立つ。俺の同級生も女性はみんな元気だ。
都会(特に東京は)では、今後の高齢人口の爆発的増加に備えた施設が圧倒的に不足するという。年金だって毎年目減りしそれほど高額でないから、老人ホームに入るにはお金が足りない。 といってもお袋を看取った経験からすると、家族介護は死ぬ苦労だ。 食事、排尿、排便それこそ24時間介護といってよい。 俺も医療は施設、人がそろった都会でと思ってきたが、家族の介護負担を減らそうとすると、経費が安い故郷で施設の世話になろうかとも迷うのだ。 老々介護なんて、介護するほうからすれば「地獄」だと思うから。
ま、寝たきりにならないよう、自分で周りの事は自分でできる、そんな期間を出来るだけ続けたいものだ。
そのための運動や、頭の体操少しづつでもやらないとと思う。これが最低の女房孝行かな、、、。
「今くたばっては困るわよ! 死ぬ前にやってほしいこと、いっぱいあるんだからね!」
さあ! 77歳「喜寿」目指して頑張ってみよう!