この間くNHKで黒柳徹子の一代記を満島ひかりがやっていた。黒柳はテレビ時代の草分けだということが分かったしその時代のスターたちを演じた役者も又上手で懐かしかった。
思えばテレビは最初はNHKしかなかったし、ほとんどが生番組だった。その後民放も続々発足してCM入りの面白い番組を提供してくれた。 今から思うと学校から帰ったら殆どテレビの前にいたのではないかなあ? 家族も同じ番組を皆が見ていた記憶がある。 プロ野球巨人戦、大相撲、高校野球、多彩な歌番組、漫才、シリーズの劇番組、エンタテイメント、最後は暮れのレコード大賞と紅白歌合戦。
今テレビをそうは見ない。せいぜい朝ドラ、アサイチ、ブラタモリ、「家族に乾杯」、試してガッテン、真田●
秘境、旅番組、動物番組全部NHKだ! お笑いもさんま以外は全員NHKで番組を持っている。ドラマシリーズも豪華な俳優陣を集めてくる。 演出、脚本、監督人もヒットメーカーぞろいだ。 民放も見ないことはないが予算が厳しいのかお手軽なバラエテイでお茶を濁している感じで熱気を感じないからあまりみないようになった。 ただそれでいいのか疑問がわいてくる。
NHKはいつ視聴率にこだわるようになったのか?、イギリスの国営TVBBCのような教育、環境、世界史など視野の広い、国民を啓蒙するような番組作りは諦めて、俗っぽい大衆に媚びる路線に衣替えしたのだろうか?「硬派」と言われる番組はほとんど見られない。
一方民放も視聴率一辺倒の番組編成が行き着くところに来た感じで、何のポリシーも狙いも良く分からないことが目立っている。前述したように「低予算でスターでごまかす」しか工夫が見えないものだから、NHKの物量作戦やその熱気に押されているようだ。
俺は両方とも初心に帰ってほしいと思っている。公平、不偏不党の観点からNHKに国民の啓蒙に役立つ幅広い報道番組を提供してもらいたいし、民放には低俗なゴシップに頼らない、良質なエンタイテインメント番組、ローカル番組、民放ならではの外野からの忌憚ない問題提起そんな放送を期待したい。今はゴシップ受けを狙う低俗な構成が多く、このままでは外から攻撃に会いそうだと心配だ。
リタイアしてもうすぐ5年、身辺が落ち着いたらテレビを楽しみたくなった。やることもないし、、、。
「あなた! うちの周りの草むしりは終わったの!? 掃除は!? 本当に何もしやしないんだから、、、」
「テレビ 、、、、ああテレビ!」