やっと梅雨らしく雨が続きそうだ。まだ6月中旬なのに各地で猛暑日、真夏日が記録されどうなっているのかと思う。気流の流れも年々荒々しさをまし、竜巻被害が惨状の写真と共に報道される。
通常(今や「異常」が普通かもしれないが)は、この梅雨が明けかんかん照りの真夏が来る。
名古屋に70年代初めて赴任して夏の暑さにはなかなか慣れなかった。とにかく暑い! 湿気が高くなぎ(風)も全くなく盆地の気候のように温度が上がる。夜になっても涼しくならず今でいう熱帯夜だ。身の置き所がなく七転八倒、あせもが全身にできる! 人は名古屋か京都が地獄の夏だと言ったが京都は川がある、お寺も森もある、名古屋は逃げ場がないのだ。
こんな土地に暮らす名古屋人は、ジトジト、ジメジメの夏になると「やっと夏が来た!夏はこうでなくちゃ」という。俺は「あほか!どういう神経しているのだ?」と唸ったものだ。
ただ70年代は今より3,4度涼しかった。高いと言っても32,33度程度で現在のの36.7度程でないから11年間クーラーなしで汗疹と戦えた。今エアコンなしの生活なんて想像もつかない、、、。
こんな土地柄、水がない!なんていうことになったらどうなるか? 風呂やシャワーは入れない、トイレの水も流せない、植物に水をやれないから街路樹も含め皆枯れてしまうのだ。名古屋市中心部は木曽川からの取水のおかげで被害が最後に来るが江戸時代尾張藩以外の取水権のない周辺都市は悲惨だ。
ということで今回やっと雨が降ったので長久手市に住んでいる俺は取りあえず喜んでいるわけだ。
しかしこれから本格的な夏が来る。高熱の40度時代が迫っているそうだ。インドなどは50度を超えて多くに人が亡くなっている。名古屋みたいな高湿度地方はもっと低温でも熱中症が襲ってくる。俺も日中歩いてフラフラになった覚えがある。吐き気がしボーっとなって千鳥足。
あと十年名古屋はどうなるんだろう? 45度までいったらどうなるんだろう?水道は大丈夫かな。もっとため池が必要かもしれない。クーラーどんどん使ったら電気ショートしないかな?
大丈夫だ! 人間困ったら新しい知恵を出す。だいたいそんな時まで生きてるつもり!