今乗っている車は、4年前と同じスバルの「フォレスター」。でもターボは無し。もちろんこれといった「改造」もしていない。15万キロよく走ってくれた前車だが、迫った車検で交換部品が多く予想されて継続を断念した。資金の都合で走行キロ数の少ない中古車を探したが、女房の「ターボで飛ばすのはやめて!」というきつい一言で「ノーマル」車に決めた。夢も希望も期待も捨てた。下駄でいいだろう。

「一気の加速」はもう無理だが、結構走った。車体もおおきくなったせいか スピードが出ててもそうした感覚がなく速度計を見てあわててブレーキをかける。それでも運転はただの仕事だった。いよいよ「連れ合い」に牙を抜かれたのか?揶揄されたこともある。


実はあの長島前監督の現役引退と同じ「体力の限界を感じ引退を決意たのです」。反射神経、動体視力、無意識防御能力、体幹能力の大幅低下」等の認識です。すべてをゆっくり、事前防御など心がければ女房やみんなに安心して僕に命を預けてもらえるかなと思ったものです。  我ながら情けない話だが現実に目をそむけてはいけない年になったんだと諌めていました。


最初事故車で安かった事もあって買ったんですが、とてもハンドルが暴れました。会津への長距離運転はいつもハンドルをしっかり握って変な方向にいかないよう大変疲れました。ところがこの5月、ある時自損事故で直してもらったら600Kハンドルを上から軽く押さえているだけ。直進性、バランスが戻ったのです。天国でした。運転がまた楽しくなりました。車への愛着もわいてきました。


車は生きている相棒だ! 仲間だと思って気をかければ必ず返してくれる。いくらターボで無くなっても命を預ける大事なパートナーだ! 教えらました!


老いた体に寄り添ってくれる大事な仲間。今はそんな気持ちで付き合う日々だ。

「老兵、まだ死なず。過信、自重を乗りこなしまだお役に立ちましょうぞ!