車のチューニングの世界では、「サーキット族」と「街乗り」族では狙うもの(心根というのか?)が全然違う。特にコンマ何秒を縮めることを絶対目標にチューニングに全身全霊を傾ける「サーキット族」は、車の限界いやそれ以上の未知の世界にリスクを恐れず突っ込んでいく。一面の死屍累々の世界を土台に恐れることもなく、また敢然と挑戦をしていく。
俺達街乗り派は「壊さない」ことを前提にブーストアップを図り、PSやトルクアップの数字に一喜一憂だ。もっとも
俺なんかは測ったこともないからもっぱら「体感」派とでもいうのだろうか?
どうもこんな「腰が引けた」自称チューナーには車の神様は、それに見合った結果と感動しか与えないだろう。
ましてやそれさえ考えてもいない世の大部分のドライバーにはそれさえ何なの?という世界に見えるだろう。
実際には、一握りの「サーキット族」の人柱的貢献=自己犠牲のお蔭で、我がチューンナップの世界は拡がってきた。馬力もトルクのアップの手法や社外パーツのうれしさや純正の限界似至るまで彼らが人生と命をかけてくれたおかげといっていい。
トータルチューニングというかバランスを取りながら全体のパワーアップを図るというのが常道だから、頭でっかちでは答えが出ない。実際に現場でのトライアンドエラーから後知恵で理論が生まれ、打ち手が見つかっていく。
あるいは具体的なアクションの可否、良否が明らかになっていく。
彼らの失敗と成功の歴史から本当の進むべき道が見えてきたのだ。。本当にありがたい人たちだと思う(本当だよ!)。
でも余りの「恐れ知らず」振りには俺も引いてしまう。彼らの聞いてごらん。ブログを読んでごらん。 エンジンブロー、タービンブロー、ミッションブロー、そして信じられない足回りへのダメージ、究極はクラッシュだ、、、、なんという人たちだろう?!
憧れるよなあ! 男よのう! 俺には決してまねできないぞ! アンタは偉い! 死ぬなよ! 自分勝手に破滅しないで! ずっと楽しんでくれ! 英雄!