各地のチューニングショップの経営は、ご多分にもれず大変だ、、、という話を聴いているが、今面白い

動きがあるらしい。    若者の車離れに加え昨今の不況で、若い顧客の減少がお店の経営を直撃

しているのに反して、中年のお客の数が凄く増加しているらしい。


ハチロクの世代が帰ってきたのか!  そういえばトヨタの復活「ハチロク」が成功すれば、ニッサンが「シルビア」

を発売するらしい。    家族を持ち、仕事に忙殺されていたあの時の若者が、雑時から解放されて戻ってくるのか?   当時は法規も今と違って厳しく、「改造」とは、「アングラ」、「非合法」、、、というイメージもあった。

その時の人に聞くと、部品はとてつもなく高かったという。  走りだった「ECU=コンピューター」も高根の花だったという。 だから必要に迫られて、チューニング技術を身につけていった、、、、。    一方車も当時は、チューニングがメーカーで施されていたものは、スバル車やインプぐらいで、ターボといってもT社やN社の完成度は低かったから、チューニングに皆燃えた、、、という。


俺は今の経験から、車弄りってお金の面でも半端じゃないって思う!  そういうと、当時を知る人は、確かに部品は高かったけれど、今みたいにオークションが発展していなかったから、個人から出てくるパーツはとっても安く、それが救いだったという。


正直俺だって「子育て中」だったら、とてもパーツ漁りなんてできる余裕なんてないと思う。

結婚前の若者にとっても、チューニングに凝ったら車以外の趣味を持つ余裕はないはずだ。

でも昔も今も車ってそれだけ打ち込むだけの価値ある対象だと思う。 「燃費」で全てが決まるわけじゃない。


でも今が昔に比べ悲観する状況か?といえばそうでもない。

情報がネットを通じてそれこそ「縦横無尽」なんでも知りたいことがわかる!これはとてつもない強みだ。

「旨味」のある部品をネットで見つけるのは難しいが、平均的に定価より安いものを見つけるのは容易だ。


それと昔に比べて、「持ち込み」で着けてくれる腕のいいショップも多くなった。これも大きな変化だ!

当時は相談できる相手なんか誰もいなかった。 だから失敗の連続から学ぶしかなかったという。


カーメーカーが全てを「やってあげて」我々オーナーに何の選択も与えない車ってどんな魅力があるんだろう?

車に何の期待もしない=下駄替わりって言ってる連中にはそういうやつを渡しておけばいい。

でももっと車に何かを求める人たちにそういう対応では「バカにしている」といわれても仕方ない。

それにこたえる車の提供! メーカーとオーナーの緊張感のある葛藤。そんな世界を継続してほしい。


皆、メーカーもオーナーも「車バカ」だったはず。  そういう連中が集まった世界だった、、、。

ところが車メーカーにも、給料が高いから、、、、企業ブランドがスーパーだからといって車に何の関心もない連中が集まる。

一方消費者も、車に何の期待もない、安く走るだけでいい、、お互い、そういう連中がマーケテイングした車ってどんな車だ!?


馬車に代わり、カラコルムを走る!  それが車だ。 狭い石畳のヨーロッパの町並みを走りぬける!それも車だ!

我々の肉体的な限界を解き放ち、世界を駆け巡る! それこそ我々の望む車だ!  メーカーの独りよがりにさせないぞ!


そういう時代が来たのかなあ?