始まりは、大不況!
フォレスターとの出会い!
アメリカにオバマ政権誕生!
HV車世界制覇!
自民党から民主党へ政権交代!
2009は、後年、凄いターニングポイントの年と振り返られることになるだろう。
ところで、会社の大先輩がリタイア後の処世術としてアドバイスを受けたことがある。
「ニュース」を見ない!のだそうだ。 そうすればかっと来て血圧もあがらない。 いやな
思いもしない。 やりきれないストレスも蓄積することがない、、、、、、、、、そうだ。
その意味で、今年の数少ない明るい話題の一つが「フォルスターとの出会い」だからきょうはこの話にしよう。
でもフォレスターの何がここまで俺を興奮させたのか?
ちっこいSUVのくせに、えらく走る意外性、おどろきか?
地面に吸いつくような胸のすく加速と「超」安定の直進性、曲進性か?
自由自在な(社内外パーツを流用しての)チューニングか?
「唯我独尊」燃費至上主義へのアンチテーゼ=アナログ設計か?
水平対向エンジンとAWDへの愚直なまでの一貫した拘りか?
「Fun to drive] ! 車は移動や輸送の道具には違いないが、走り楽しさがあってはじめて車は
我々の仲間となり連れ合いになる。 欧州車、欧州のモータリゼーションにはその魂がある。
厳しい自然にも、ハードな道路状況にも自在に答えてくれる狩猟犬にも似た信頼できる仲間なのだ。
日本の主婦層の「天下泰平」、「燃費ボケ」による「下駄替わり」というコンセプトとはえらい違いだ!
確かにひと時代前(俺の20年以上前のアメリカ駐在時代)は、燃費対豪華車の戦いだった。
なにせ4,5000CC以上のごっついシャーシ付きの極太鉄板の「装甲車」タイプ乗用車が巾を利かせていた。
トヨタをはじめとする日本メーカーは「赤子の手をひねるみたいに」アメ車から天下を取ったのだ。
でもこれからはちょっと厄介だ。彼らもデイーゼル」初めいろいろ「抵抗」する武器もある。日系部品メーカーも
彼らに部品を供給し単純な「差別化」はそう甘くない、彼らの得意とする「走り」でも「いいところ」を見せなければ
昔みたいな「燃費至上主義」だけで市場を席捲するのは難しくなったのではないかと思う。
アメリカでは今、スバル車がこの時勢に好調な販売を続けているらしい。
ひょっとしてアメリカ人が「走りと安全と燃費」の一体感に目覚めたのかもしれない?
ホンダもマツダも大衆の求めるところに迎合して、自ら掘を埋めてしまった感のある今、(トヨタグループの一員として)スバルの特異性が一層際立つている。
フォレスターとはたった半年の付き合いだが、乗ってすぐカルチャーショックに似た思いを感じさせられた。l
2010年、フォレスターよ! どっちに歩いていこうかね? みんなはおまえにやっと注目してくれるだろうか?