今、街を歩くと、無彩色ばかりが目立つ。 ホワイト(ホワイトマイカ系も入れて)、ブラック、シルバーこれで全体の80%近くを占めないか?  ざっと、見た目の勘だけど、、、。一時、軽自動車や、ミニバン、が出た時は、やっと彩度のある(=色つき)世界に戻ってくるかと期待したのに、また「サイレント色」にもどってしまった、、、。


専門家の話を聞くと、色は、自然風土や気候、文化、世相等の影響を受けやすく、例えば、日本海側は、どちらかというと、落ち着いた、くすんだ感じの色を選ぶし、太平洋側に住む人は、明るい、彩度、明度とも高い色を好むという。

そう言われてみると、アメリカでも、西海岸と東海岸の車の色は全然違った。  ニューヨークやボストンでは、くすんだ色の車が多かったが、西海岸では、派手な、明るい色の車が多く、またそれが、ビバリーヒルズやオレンジカウンテイのリッチで自由なたたずまい、カルフォルニアの山肌によく似合っていた!


下世話な話で恐縮だが、実はホワイト系は下取り価格も高いし、不景気な時には、簡単に塗りなおして、販売できるから人気なんだと聞いたことがある。  ブラックは上品、高級、沈静、男らしい、こんなイメージがあるせいか、相変わらずの固定ファンを持つ。 中国では、「セレブ色」なんだそうで、中大型セダンでは、80%がブラックだという! 本当?


俺は、こんな傾向がいいとは思わない。いやいいとか悪いとかの話でなく、みんな個性を主張して、「マイカラー」運動を起こしたら?と思う。  いろいろな色が街に氾濫する! それは、カオス(混沌)ではなく、ラブリー(可愛さ)だと思う。   確かに我々は、小さいころから、目立たぬように! 反感を買わぬように! 出しゃばらない!こんな「教育」を世間から受けてきた。だから社有車の色なんかその典型だ! サラリリーマンの服装は昔から「ドブネズミ」ルックと決まっている。  俺も若い頃(古い話だが)パンタロンパンツにサスペンダー、サングラスにアタッシュケース、ピンクのカラーシャツにアスコットタイをして出社したら、所長に「時代はそこまで進んでいない!」と説教された。 「営業はそれくらいでないと、いいアイデアを客に持ち込むなんてできない」と頑張ったが聞く耳無し! もっともその格好で客に行ったら「コンドーム売りに来たのか?」とからかわれたけれど、、、、。


話が飛んでしまったが、俺が言いたいのは、我々はもっと「色の効果」を認識して、意図的に周りを豊かな色の世界に変えていこう!ということだ。 モナコ等地中海に面している地方では、家は白壁に統一されている。明るい太陽の光と茶色の山肌にホワイトが、映えて眩しい!すばらしいカラーコーデネーションだ。「塗る」ということだけでない。  ヨーロッパの小さな村落を訪ねても、いろいろな花々が庭や窓や道路沿いに埋め尽くされ、まるで「おとぎの国」に来たかのような錯覚に陥る!


我が国に何千万台の車があるか、知らないが少なくとも4,5千万台はあるんじゃないかな?

それらの8割が無彩色、!、、、じゃなくてせめて半分は、彩りのある「有彩色」であってほしい・

随分日本もカラフルになるし、右ならえ!からわたし!が大事にされる社会への活力になる、、と思う。


「とんがったやつ」をほほえましくみて、逆に励ます!  今までのチームワークの良さに加えて、一人ひとりの「元気」が集まったら、新しい日本の力が湧いてくるんではないかなあ!


そのためにも、マイカラーにとことんこだわってv欲しい!

Back to color! 


奥さん! そういうことでフォレスターのワインレッドもええでねーの!

ホイールもゴールドでええと思うよ!