今、車の「寿命が伸びている! 先ず錆びなくなった。 塗装も割れ、剥がれ、色飛びが無くなった。部品も故障しない。それと、メーカーのECUを使った制御のレベルアップも、「トラブル」極小化に貢献大だろう。


この結果、世界的に車の乗換需要が減り、各国政府は、「スクラップ優遇報奨金」等で、需要喚起に躍起になっている。  日本でも13年経年車には、「恩典付き引退勧告」がなされているのは、ご承知の通り。


しかしそんなことやったって、この流れは変わらない。 いくら「お金をあげる」と言われたって、従来の7~8年、10万キロで愛車を放棄していたのが、今や15年、20万キロとほぼ倍寿命が伸びているのだから、大事にするだろう。  元気な車を、誰が捨てるというんだ!

だから、政府もメーカーもこの新しい事態に前向きに対応する仕組みを早く考えたほうがいい。


我々オーナーも、新しい「車との付き合い方」を覚えることが必要だ。 「長寿化」といったって、エンジンを中心とする機械部品がそうなのであって、消耗部品は、メンテ、交換等が必要だ。  従来は、みんなが一斉にイカレたから、考えもしなかったが、これからは、うまく消耗部品のメンテをやりながら、車との「長いおつきあい」をエンジョイする時代になったということだ。


例を挙げると、「タイミングベルト関連セット」、「ラジエーター関連セット」、「オルタネーター」「ブッシュ関係と足回りセット」、「オイルポンプ」、これらは、少なくとも一回、どっかのタイミングで交換することになる。


こういうことになれば、また新たな課題が出てくる。 メーカー側からすると、今でも赤字で苦労している古い「補給部品」のサイクルが、更に長くなって、大変なコスト負担になるだけでなく、供給できるのかという基本問題まで発展するかもしれない。それだけ、担当する部品メーカーまで巻き込んだ大きなイシューだと思う。


一方我々からすると、高い「純正補給部品」の負担が頭の痛いマターだ。 メーカーには、純正か、社外代替品にせよ、価格と供給の両面で我々が安心できる制度を作って頂きたい。お願いしますよ!


これから車とこれだけ長く「一緒にいる」と、車への愛着もどんどん増してくるのでは、、、と想像する。お互い癖まで熟知し  阿吽の呼吸で走りを共にする。



ちょうど俺もリタイアの時期がすぐだ。  女房と「3人」で旅に出ようか? 日本も結構広い。 歴史、自然、文化、興味のあるものが、いっぱいあるぜ。

旅は道連れ、世は情け、フォレスターとの温泉めぐりもいい。

うれしいことに、こんな時代にぴったりの車がいた、、、、、。