俺は、車の運転で何が嫌いと言ったって、バックほど嫌なものはない!

狭い所になると、もう女房に任せてしまう。とても自分では、無理だと思うからだ。


彼女は、サイドミラーとバックミラーを見てバックする、ギリギリでは、ドアをちょっと開けて確認して最後の仕上げをする。我が女房ながら「大型トラックドライバー」を見るようで、すごいなあと思う。俺の、昔、教習所で教わった、「助手席シートに手をやって、頭を回して、後ろを見てバックする」やり方自身が問題だそうだ。

どっちが正しい方法か、素直に認めるのはしゃくだが、黙って聞いていたほうが無難だろう。


心理学的自己分析をすれば、、ギリギリでの後退となると、小心者(日頃の態度と顔つきからそうは見えないといわれるが、実はそうだ)の俺は、もう怖くなる。ビビルとかえってうまくいかないそうだ。  能力的にも、年をとって、視覚、運動、判断能力、みんな相当に落ちているのが「追い打ち」をかける。


街のスーパーに行くと、「若い」(俺からみるとみんな若いのだが)女性が、アルファードやエステマ、オデッセイなどを、あの狭い駐車スペースに、無造作にいとも簡単に、バックで入れていく、身体を回して後ろなんか見ていない!  家の狭い駐車場には、とても入らない車なので、嫉妬半分、「どんな広い屋敷に住んでいるんだ!」なんて独り言、、、。  とにかく怖いもの知らずというか、ぶつけたらなんて想像だにしないに違いない!(畏敬の目)。


そんな俺にとって、最近は有難い「優れもの」が出てきて、大変感謝している。

先ずは、四方の「センサー」だ。これがあると、近づきすぎると警告してくれる。さらに便利なのは、「バックビュー」という後ろが映し出されるやつだ。メーカーオプションでは、更に白線のガイドラインが出てくる!

 

それでもうまくいかない。去年はバックしたとき、後ろの土手の岩の真ん中が突起していたのに、気づかず、「ドン!」と会社の大事なGSをやってしまった。目の飛び出る修理代になった(ラシイ)。クスン!

それ以来、会社では、「バックする時は呼んでください。」と言われている。


バカにするな!俺は現役ドライバーだぞ! 家では、「フォレスター」を走りまわしてるんだぞ!

バックがなんだ! これからは、前から突っ込めばいいだろうが! 我ながら頭がいい!(自己陶酔)


出すときはどうすんのよ!と天の声、、、、、、、、、、、「バックだ!」